82.ジャバルターリク(ナイサーの08)

【馬名】 ジャバルターリク
【馬名の由来】 「ターリクの山」の意。ジブラルタルの語源となった言葉。父名より連想。(アラビア語)
【性別】 牡
【毛色】 黒鹿毛
【父】 ロックオブジブラルタル
【母】 ナイサー (母父 Pennine Walk )
【生年月日】 2008年4月2日 生まれ
【生産牧場】 タイヘイ牧場
【募集価格】 3,200 万円(一口価格 8 万円)
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【カタログのコメント】 バランスよくまとまった1歳馬らしからぬ垢抜けた馬体は、毛色こそ違うものの全欧年度代表馬の父を彷彿とさせます。また、迫力だけでなく立ち姿から品格を感じるのは、愛1000ギニー勝ちの母を持つ筋の通った母系の血がなせる証といえます。さらに特筆すべきは動きの良さです。放牧地での走りは加速するにつれて重心が沈み込んでいくフォームで、その加速はまるで終わりがないかのようです。乾燥度抜群の丈夫な四肢から繰り出される駿足のキャンターは、加速というより、前方へ吸い込まれていくような感覚を乗り手に与えることでしょう。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1990 生まれ、本馬は 18 歳の時の産駒
【母の戦歴】 英3勝
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【2006年産までの産駒数】 3 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 1 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ドリームタイガー(父アフリート、牡)は、3歳3月デビュー、ダート短−マイル、21戦1勝、地方8戦0勝(現役)、
二番仔クイーンナイサー(父フォーティーナイナー、牝)は、3歳3月デビュー、ダート・芝短距離中心、6戦0勝(引退)、
05年流産、
三番仔ナイサーの06は、海外輸出(THE HONG KONG JOCKY CLUB が購入)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母は、さすがにこの年齢から活躍馬は、なかなか難しくなってきますが、英の重賞戦線でなかなかタフに走ったようです。
これまでの産駒成績を見ると、日本ではダートで活躍馬が多い種牡馬との配合ですが、父がザ・ロックに代わって、本馬がどのようなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみですね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ノーザンダンサー 系× ボールドルーラー 系
【同系の主な活躍馬】 アグネスワールド、カワカミプリンセス、ジョウテンブレーヴ、エアデジャブー、オースミタイクーン、ファルブラヴなど
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの4×4、Bold Ladの4×4、ナタルマの5×5×5
【牝系の特徴】 祖母エヴリシングナイスは、英米7勝、重賞2勝、本馬のいとこに伊古牡馬チャンピオンのパッシングセイル、南アフリカ8勝、ACSAベネフィットH−GIII勝ちのキーンランドゴールド、米7勝、重賞2勝のファミリーインヴェストメントがいる。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "父ロックの種牡馬としての能力は現時点では未知数ですが・・・
父系デインヒルは、スピードのダンジク×スタミナと活性力のヒズマジェスティ、そして母系にバックパサーを抱え底力も十分という配合、一方、母系はスピードとスタミナのバランスが良いBe My Guestにスピード持続力に優れたボールドルーラー系Bold Lad 、スタミナ豊富なプリンスローズ系プリンスジョンの累代で、全体のバランスとしては、パワーとスタミナが卓越し、スピードはまずまずも、高速馬場に適した素軽さと瞬発力には劣る印象で、個人的には日本の芝での活躍はどうかなーって思います。"
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【父ロックオブジブラルタル】
【競走成績】 愛英仏米で2〜3歳時に13戦10勝。02年欧州年度代表馬、最優秀3歳牡馬。英2000ギニー-G1(芝8F)、愛2000ギニー-G1(芝8F)、サセックスS-G1(芝8F)、ムーンランドロンシャン賞-G1(芝1600m)、セントジェームズパレスS-G1(芝8F)、デューハーストS-G1(芝7F)、仏グランクリテリウム-G1(芝1400m)
【ワンポイントウィキペディア1】 アイルランドのクールモアスタッドで生まれた。2000ギニーを初めとしたマイル戦線で活躍し、2002年にはG17連勝の世界記録を樹立した。
【ワンポイントウィキペディア2】 "(ロックオブジブラルタルが出走した年の)ブリーダーズカップマイルにはカナダのアットマイルステークス(芝1マイル・グレード1)の優勝馬グッドジャーニー、アメリカの芝の大レースであるアーリントンミリオン(芝10f・G1)を含む同年G1レースを3勝を挙げているビートホロー、アメリカキーランド競馬場のターフマイルステークス(芝1マイル・G1)を優勝した同厩舎のランドシーア、今期一度も連対(6戦1勝2着5回)を外していないシルバーコレクターのアルデバランなどが出走していた。
レースはスタートでロックオブジラルタルが出遅れてしまい最後方から進むのを余儀なくされてしまう。そして勝負所に差し掛かると今度は行く手を阻まれて、大外を回されて最後の直線に入る。最後の直線に入ると、とてつもない”ロケットの様な加速(鞍上のマイケル・キネーン騎手談)”で先頭を走るドームドライヴァーに迫るが、交わす事無く2着に敗れてしまった。 全世界の競馬ファンの期待に応える事はできなかったが、その強さを改めて見せ付けたレースであった。"
【ワンポイントウィキペディア3】 基本的には圧倒的な身体能力を武器に、優れた先行力を生かして押し切るレースが多く、中には騎手がほとんど手綱を持ったままゴール前でさらに差を広げるという横綱相撲で勝利したレースもある。スピードと瞬発力がずば抜けて優れているというよりは、スタミナとパワー、そしてスピードを持続力する能力がずば抜けて優れている(もちろんスピードも優れている)。これは、欧州の深い芝を走るためであり、軽快なスピードと瞬発力は欧州の芝では生かしきれないことが多いからである。
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【母父ペナインウォーク】
【競走成績】 英8勝、クイーン・アンS-G2、ジャージーS-G3、ダイオメドS-G3。
【種牡馬成績】 ナイサー(愛1000ギニー-G1)、ミスターマーティーニ(ダイオメドS-G3、デズモンドS-G3)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ペナインウォークは、現役時代17戦8勝のボールドルーラー系のマイラーで、アーリントンミリオンやサセックスSで3着したものの、GIを勝つことはできませんでした。
代表産駒がこのナイサーで、あまり活躍馬を輩出できませんでした。

母母父ソヴリンパスは、現役時代25戦8勝で、グレイソブリン系独特の瞬発力を武器に短−マイルで活躍しました。産駒もハンブルデューティなどスピードに勝ったタイプが多いようです。

母系は、単調なスピード馬が多く、血のバランス的には、スピードに若干偏っていると思います。

牝系は代々活躍馬を出している血統で、血の活性力という点では若干根拠が不明ではありますが、何しろ母が相当な牝馬ですし、父ロックとの相性が良ければ、快速のマイラーの誕生という期待感もあります。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 小崎憲
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング − 位
勝ち数 − 勝、勝率 − 、連対率 −
【2007成績】 リーディング 89 位
勝ち数 16 勝、勝率 11.1% 、連対率 17.4%
【2008成績】 リーディング 30 位
勝ち数 26 勝、勝率 9.8% 、連対率 17.7%
これまでの主な管理馬 エイシンドーバー、エイシンロンバード、スマートファルコン
【よく使う騎手】 藤田騎手、川田騎手、安藤勝騎手、岩田騎手、小牧騎手、福永騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 2年目で26勝は凄過ぎですね。一体これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみな新進気鋭のトレーナーの一人ですね。
◆ワンポイントウィキペディア◆ "2006年2月、調教師免許を取得する。
2007年3月、厩舎を開業する。初出走は、3月10日でノーモアクライが2着となり、翌11日、ワンダープロが勝利し延べ3頭目での初勝利となった。
2007年5月、第52回京王杯スプリングカップをエイシンドーバーが制しJRA重賞初勝利を挙げる。厩舎開業からわずか2ヶ月余りでの快挙となった。"
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:471kg
体高:154cm
胸囲:174cm
管囲:20cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "手綱が緊張していますので、結構うるさいのかなとも思ったんですが、どうでしょうか。
首差しは良くて、長さも細さも筋肉質な感じも良いと思います。
肩は、良いところに良い筋肉がついていて、特に前腕三頭筋にしっかり筋肉が付いてきているのは良いと思います。
繋ぎの角度良く、まずクッションも良いと思います。
胴回りはコンパクトにまとまっていて、全体のバランスから距離はマイルくらいに見えますが、デインヒル系は結構成長すると胴回りの雰囲気が変わってくる印象があるので、もしかしたらもう少し長めになってくるかもしれません。
トモは、長さがあまりないので、容積が小さい印象ですが、幅はこれから出てきそうで、大腿筋膜あたりにはしっかり筋肉が付いてきそうな素養が感じられます。
歩様には欠点がほとんどなく、サイズも良いです。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "未知の要素が多くて、期待感と不安感の両方をもった馬ですね。
繁殖のポテンシャルを考えると、ちょっと体質面のチェックが必要ではありますが、馬体の出来は非常に良い感じで、この時期にしては相当歩様がしっかりしますね。
厩舎にも勢いがありますし、名牝と話題の種牡馬の配合で、注目度は非常に高い馬です。
一方で全てが未知数という点で、”賭け”にはなりそうです。"
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posted by 楽天馬 at 17:22 | Comment(0) | 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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