80.レールスプリッター(マックスドゥイットの08)

【馬名】 レールスプリッター
【馬名の由来】 リンカーン大統領の愛称。父名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 鹿毛
【父】 リンカーン
【母】 マックスドゥイット (母父 フォーティーナイナー )
【生年月日】 2008年4月26日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,600 万円(一口価格 4 万円)
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【カタログのコメント】 良血馬らしい品のある顔立ちと綺麗なシルエットを持った本馬は、一見すると華奢な印象を受けますが、骨格は非常にしっかりしており、体質も丈夫で夜間放牧でも疲れを見せたことがありません。必要な筋肉が着実に馬体各所に備わってきており、今後、放牧を重ねていくうちにさらに素晴らしい馬体へと変貌を遂げることでしょう。特筆すべきは動きの軽さで、しなやかな四肢の動きとゆったりとした首の動きを上手に利用して無駄のない走りを披露しています。放牧地での滞空時間の長いきれいな走りから、父と同じく芝の中・長距離が主戦場となりそうです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1997 生まれ、本馬は 11 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 5 戦 0 勝
【母の馬場・距離適性】 芝短距離中心
【母のデビュー時期】 3歳6月
【母の引退時期】 2000/10/22 (引退年齢 3 歳)
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【初仔の生年月日】 2003/2/17
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 17 ヶ月
【2006年産までの産駒数】 4 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔レディフォルツァ(父フジキセキ、牝)は、3歳5月デビュー、芝短距離、ダート中距離、4戦0勝(引退)、
二番仔ロードスピリット(父サクラバクシンオー、牡)は、2歳9月デビュー、ダート短−マイル、7戦0勝、地方55戦6勝(現役)、
三番仔レディモーメント(父ワイルドラッシュ、牝)は、3歳5月デビュー、ダート中距離、2戦0勝(引退)、
四番仔ロードモチーフ(父チーフベアハート、牡)は、2歳10月デビュー、芝短距離、ダート中距離、2戦0勝(引退)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "本来、ポテンシャルが高いはずで、牧場もいろいろな種牡馬を試していますが、これまでは結果が出ていません。
デビューが早い産駒も遅い産駒も、結果は変わらずで、どの産駒も上がりが良くなくて、瞬発力が足りない産駒が多いですね。
そこで、思い切って長めの距離で活躍した種牡馬を配合した感じです。
確かにこれまでチーフベアハート以外は、どちらかというと短い距離が得意な種牡馬でしたから、ここはおもしろいかもしれません。
繁殖適期内ですし、まさに一発に期待しましょう。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ミスタープロスペクター 系
【同系の主な活躍馬】 ゼンノロブロイ、サイレンススズカ、フサイチエアデール、ザッツザプレンティ、スズカマンボ、ノーリーズンほか
【本馬の5代クロス】 レイズアネイティヴの4×4、ヘイルトゥリーズンの4×5
【牝系の特徴】 母の兄弟にサファイヤS−GIII、函館記念−GIII勝ちのブライトサンディー、近親に米3勝、トランシルヴァニアS−GIII勝ちのホワイトキャット。
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【父リンカーン】
【競走成績】 2〜6歳。通算23戦6勝。日経賞−GII、阪神大賞典−GII、京都大賞典−GII、有馬記念−GI2着、3着、天皇賞春−GI2着、菊花賞−GI2着。
【種牡馬実績】 2007年より供用。08産が初年度産駒。
【2008年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.4%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.9%)
【2007年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 当初、森秀行厩舎に所属し2002年のデビュー戦となった新馬戦で2着。続く翌月の未勝利戦も2着であったが、音無秀孝厩舎に転厩して3戦目の未勝利戦で勝利を挙げると2003年になっても若駒ステークス、すみれステークスまで3連勝。その後、皐月賞を予定通り回避し、青葉賞に出走予定だったが、喘鳴症の一種である喉頭蓋エントラップメントなる奇病を発症し、手術を余儀なくされ同レースも回避。そのため、奇しくも伯父フサイチコンコルドと同じローテーションである、すみれステークスからぶっつけでの東京優駿出走となり、8着に敗れる。
【ワンポイントウィキペディア2】 2006年初戦は日経賞に出走し1番人気に支持され勝利を収める。天皇賞春に出走、最後の直線で勝ったディープインパクトとの差を詰めるも2着。この時騎乗していた横山典弘は「(リンカーンの生まれた)時代が悪かった」と言葉を残している。その言葉どおり、リンカーン自身の記録したタイム(3:14.0)は、マヤノトップガンが記録した天皇賞(春)のレースレコードよりも速い走破タイムであった。続く宝塚記念では2番人気に支持されたが、雨で渋った馬場も影響して9着と敗退した。 夏場は放牧に充てたのち、悲願のGI制覇に向け秋の復帰戦を京都大賞典に定め、9月7日に帰厩したが翌8日に右前浅屈腱炎を発症していることが判明、間もなく引退することとなった。
【ワンポイントウィキペディア3】 "通算23戦中13戦がGIであり、2着3回、3着2回とあと一息のところでGIに手が届かなかった。
2007年より社台スタリオンステーションにて、種牡馬として繋養されている。種付け料が安価なことや、皐月賞で半弟のヴィクトリーが優勝したことも相俟って初年度は約190頭の繁殖牝馬と交配している。これは新種牡馬としてディープインパクトに次ぐ頭数である。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "この種牡馬の初年度産駒である08産駒は社台系クラブでほとんど募集されていないことから、他クラブも含めて10数頭しか、まだ私も目にしていませんが、総じて馬体バランスが良く、芝向きの脚元の産駒が多いように思います。トモの筋肉の付き方には個体差がありますが、腰高でちょっと成長曲線が遅めなところも含めて骨格的には共通点が多いように思いました。

胴の感じから中距離タイプが多そうで、成長と共に胴伸びする母父トニービン産駒のような成長傾向ではなく、やはり父サンデーサイレンス産駒の中距離型に多い、いわゆる1歳時から薄手で窮屈さがない感じに見えます。

血統的には、父サンデーサイレンスは、スピードのみならず、闘争心を決め手や粘りにかえた、聡明かつ野性的な馬であり、かなりの優性遺伝力をもった名馬でありますが、母父トニービンも、本来血統的には得手とは言えない日本の競馬場で、多くの活躍馬を出したことを考えれば、かなり成功した種牡馬と言えます。
母系に入ったハイペリオンのクロスの影響なのか、長い直線であれほどの爆発力(瞬発力+持続力)を発揮する血は父兄のゼダーン系の種牡馬の中でもかなり異質と言えます。
祖母バレークイーンは、初仔がダービー馬フサイチコンコルド、そして18歳にして、皐月賞馬アンライバルドを輩出、一族にはアンブロワーズ、ボーンキング、そしてこのリンカーンの兄でもある皐月賞馬ヴィクトリーなどがいる日本の名繁殖の1頭です。

ということで、血統的なバックボーンは申し分ありませんが、リンカーン自身の競走成績が、ディープインパクトの陰に隠れてしまった感があり、果たして種牡馬になってから逆転できるのかは、初期の産駒の活躍に全てかかっていると言え、その点大いに注目されます。
血統的には、ノーザンダンサーの血も深く、非サンデー系繁殖なら、かなりマッチングがしやすい種牡馬ではないでしょうか。"
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【母父フォーティーナイナー】
【競走成績】 米2歳牡馬チャンピオン、米11勝、トラヴァーズS-G1、ハスケル招待H-G1。米チャンピオンサイアー。
【母父成績】 アイランドサンド(エイコーンS-G1)、ハイイールド(ブルーグラスS-G1)、マスメディア(フォアゴーS-G1)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "一見して血統表から非常の良質の種牡馬群の組み合わせになっています。
母父フォーティーナイナーは、日本ではダート色が強い印象がありますが、輸入された時期がサンデー全盛ということで、相手繁殖に恵まれなかった感があり、その中で強い遺伝力を示した優秀な種牡馬だと私は思います。
その父ミスプロのスピードと母系のリボー系のスタミナから、BMSとしてはいろいろなステージで走る産駒が出てきそうです。

母母父アリダーは、現役時代26戦14勝、クラシック競走では全て三冠馬アファームドの2着という成績でしたが、種牡馬としては、アリシーバ、イージーゴア、ターコマン、クリミナルタイプなどのクラシック優勝馬やBC優勝馬を多数輩出し、1990年には北米リーディングサイアーになるなど大成功した名種牡馬です。
タフで粘り強いクラシックディスタンスを得意とする産駒が多く、いかにもネイティヴダンサー系らしい産駒を出す種牡馬です。

母母母父ロベルトは、言わずとしれた名種牡馬にして名BMSで、種牡馬としては日本ではナリタブライアンやタニノギムレットを輩出したブライアンズタイムや、グラスワンダーを輩出したシルヴァーホーク、シンボリクリスエスを輩出したクリスエス、ノーザンテーストからリーディングを奪ったリアルシャダイの父として有名です。
産駒は豊富なスタミナに裏打ちされた確かなスピード持続力、そして大舞台に強い勝負根性が特徴です。

本馬は、父リンカーンの血から決め手とスピード持続力、母系の血から高いスピード値とスタミナを得て、非常にバランスの良いクラシックディスタンス向きの競走馬になりそうです。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 音無秀孝
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング 4 位
勝ち数 41 勝、勝率 15.4% 、連対率 28.5%
【2007成績】 リーディング 3 位
勝ち数 40 勝、勝率 13.6% 、連対率 26.9%
【2008成績】 リーディング 6 位
勝ち数 39 勝、勝率 12.7% 、連対率 29.5%
これまでの主な管理馬 オレハマッテルゼ、カンパニー、リンカーン、サンライズバッカス、オウケンブルースリ
【よく使う騎手】 内田騎手、武豊騎手、福永騎手、川田騎手、松岡騎手、北村騎手、生野騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ 5年連続ベスト10入りのトレーナーです。もはや名実共に名トレーナーと言って良い一人ですね。いつリーディングをとってもおかしくないです。もうそろそろダービー馬やオークス馬など華やかな活躍馬がたくさん出てきても良い厩舎ですね。
◆ワンポイントウィキペディア◆ "中学校を卒業した後、大阪のレストランでコックとして3年間働いていたが、この間に競馬ファンとなり、自身も騎手として競馬界に飛び込むことを決意する。1973年から騎手見習いとして騎乗を開始、1979年からは田中良平厩舎に所属し正式な騎手となった。1985年の優駿牝馬をノアノハコブネで制すなど、1993年の騎手引退までに1212戦で84勝を挙げている。
2000年頃から成績が飛躍的に向上し、現在では毎年のように調教師リーディングの上位を賑わす存在である。これには、リンカーンなどに代表される近藤英子所有の素質馬を管理し始めたことや、条件戦での積極的な関東遠征、東田幸男調教助手を始めとする厩舎スタッフらの手腕とチームワークなどが理由として挙げられる。
また坂路主体の調教も厩舎の特徴であり、西高東低の現状に於いて、これが前述の関東遠征での好結果に繋がっているとも言える。その他に、管理馬がレースでの人気の有無に拘らず2着・3着を拾うケースが目立つこと(この事に関しては音無も自虐的に語ることがある)や、ヘネシーやスウェイン、ジェリなどの本邦ではまだ馴染み薄い種牡馬の産駒達が活躍していることも特徴である。
2003年より厩舎所属騎手として生野賢一がいるが、重賞を含む上級条件競走においては、関西では武豊、関東では柴田善臣が騎乗することが多い。ちなみに熱心な競馬ファンの間では「関東で柴田を乗せてきたら買い」とも言われるほどの複勝率を誇る。
所属馬一頭一頭の過去のデータが一目瞭然できるというソフト(自らが考案)を利用し、調教時計を始めとする詳細事項を自らの手でパソコンに入力、さらにそのデータは馬主にも届けるというマメな一面も持ち合わせている。 "
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:436kg
体高:157.5cm
胸囲:176cm
管囲:20.9cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "性格はきつそうに見えますが、どうなんでしょうか。
首差しは良くて、細めでしなやかです。
胸前に良い筋肉がついていて、胸が深いので、心肺能力も高そうです。
脚もとは、若干前肢が曲がり気味ですが、安全側で、程度も軽いので全く問題ないと思います。
ジョイントはしっかりしていて、繋ぎの角度はちょうど良い感じですね。
背中がしっかりしていて、この時期としては背腰に良い筋肉がついていると思います。
トモは、長さもあって、大腿筋膜が良く発達しています。
脛から飛節は、このトモにしてはちょっと細めですね。
歩様は、全く問題なく、馬体サイズはちょうど良いです。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "新種牡馬リンカーンが父ということで、母のこれまでの繁殖成績とは違った結果が出ることを期待したいですね。
血統構成は、すごいバランスが良くて、どこから活躍馬が出てきてもおかしくない感じです。
馬体バランスも良くて、ちょっと小さめではありますが、これから大きくなりそうな素養もあって、問題無さそうです。
この時期としては歩様の欠点が少なく、トレーナーも良いですから、この価格は相当お買い得感があります。"
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posted by 楽天馬 at 18:39 | Comment(0) | 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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