74.バノックバーン(ピノシェットの08)

【馬名】 バノックバーン
【馬名の由来】 オーストラリア有数のピノノアール生産地域。父の生産国と母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 栗毛
【父】 スニッツェル
【母】 ピノシェット (母父 ストームキャット )
【生年月日】 2008年3月27日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 2,400 万円(一口価格 6 万円)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【カタログのコメント】 重心が低く、幅のある胸前、豊富な筋肉量の馬体は、豪州でトップスプリンターに君臨した父の特長が色濃く出ています。ゴロンとした体型から春先からの運動量の増加に伴い、馬体全体に締まりが出たことから、背中、腰のラインが整い、重厚さにシャープさが加わってきました。放牧地での動きは活動的で俊敏な動きを見せており、特に一完歩目の速さには目を見張るものがあり、ダッシュ力は抜群といえます。早期デビューを視野に入れ、2歳戦からスピードを武器に賞金を積み重ねクラシックへと駒を進めていく、そんな青写真を描いています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[募集馬診断レポート]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1995 生まれ、本馬は 13 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米2勝
−−−−−−−−−−
【2005年産までの産駒数】 5 頭
【2005年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 2 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔カフェピノコ(父ジェイドロバリー、牝)は、2歳11月デビューで、ダート短距離、芝短−中距離、19戦1勝(引退)、
2番仔ピノタージュ(父サクラバクシンオー、牡)は、2歳10月デビューで、ダート短距離中心、11戦1勝(引退)、
02年不受胎、
3番仔ピノグリージョ(父クロフネ、牡)は、3歳1月デビューで、ダート短距離、8戦0勝(引退)、
4番仔ペルラート(父ダンスインザダーク、牝)は、3歳5月デビュー、芝マイル−中距離で2戦0勝(引退)、
5番仔スピリタス(父タニノギムレット、牡)は、3歳1月デビュー、芝マイル−中距離で11戦3勝(現役)、
6番仔ビンテージチャート(父キングカメハメハ、牡)は、3歳2月デビュー、芝中距離、4戦1勝(現役)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "私が個人的に繁殖適期と思っているのは6歳〜13歳(繁殖黄金期と呼んでいるのは6歳〜11歳)で、本馬の母ピノシェットは私の物差しでは繁殖適期の最終年となります。
話が脱線しますが、データによれば繁殖適期内の中でも6歳をピークに徐々に産駒の勝ち馬率が下がる傾向にあり、11歳を過ぎると12歳から大きく下がり、13歳を過ぎるとさらに大きく下がります。もちろんこれは単なる平均的な数字で、いくつかのケースにおいては13歳過ぎてから突然活躍馬を出すことがあります。
例えば・・・、
一、繁殖が持っている血の資質に対して相性の良い種牡馬がなかなかいないケース、すなわち相手種牡馬を選ぶ繁殖の場合には、たまたま合う種牡馬に出会ったときに突然活躍馬を出すことがあります。
二、そもそも繁殖ポテンシャルが非常に高くて、初仔や二番仔から重賞勝ち馬など活躍馬をコンスタントに出すような名繁殖タイプは、繁殖適期を過ぎてもポテンシャルがそんなに落ちず、高年齢出産でも若干確率は下がるもののやはり活躍馬を出すことがあります。
三、その繁殖の産駒の馬体に一貫した欠点があり、その欠点を改善する産駒を出す種牡馬を意図的に配合することで、活躍馬が出る場合があります。
おそらくピノシェットは、三に該当する繁殖で、体質面の欠点を牧場が理解して、比較的早熟な産駒を出す種牡馬を配合して成功したケースだと思います。ですから、相手種牡馬によってはこれからもまだまだ面白い繁殖ですし、これまでの産駒傾向から比較的早熟なスピード血統の種牡馬の方が合うようですので、本馬も父スニッツェルでかなりおもしろいのではないでしょうか。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2.血統診断
【血統構成】 ノーザンダンサー 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 メイショウサムソン、エイシンプレストン、メジロブライト、ダイワテキサス、マグナーテン、ローレルゲレイロ、スリープレスナイト、フサイチコンコルドなど
【本馬の5代クロス】 ストームバードの4×3、ノーザンダンサーの5×5×4
【牝系の特徴】 祖母ピンクタートルは仏米4勝で、ヴェルメイユ賞−GI2着など重賞での入賞多数です。産駒(ピノシェットの姉妹)にオークス馬レディバステルがいます。曾祖母タートルコーヴの産駒にも米10勝でカナディアン国際チャンピオンシップS−GIの勝ち馬グレイトネックがいます。その他、近親には米19勝のギャリックボーイなどがいます。
−−−−−−−−−−
【父スニッツェル】
【競走成績】 豪にて15戦7勝。MRCオークレイ・プレート−GI、AJCチャレンジS−GI、AJCアップアンドカミングS−GI、STCスカイラインS−GI、VRCニューマーケットH−GI2着、AJC・T.J.スミスS−GI3着、AJCサン・ドメニコS−GIII3着。
【種牡馬実績】 2006年供用開始。
【2008年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.4%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.9%)
【2007年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【楽天馬の種牡馬寸評】 "父Redout's Choiceは短−マイルのGTを4勝し、デインヒルの後継種牡馬の筆頭と言われていますが、その後継種牡馬の一番手としてこれまた期待を集めているのがこのスニッツェルですね。
スニッツェル自身はスプリント〜マイル戦でGIを4勝と活躍しましたが、血統的には、母父がスプリント戦で活躍したスニペッツ(14戦9勝、GI3勝)、母母父はノーザンダンサー直仔のストームバード(短距離)、母母母父がインリアリティ(短−中距離)と短距離の適性は疑いないところですが、見てわかるとおり、母系に入っている種牡馬には結構万能適性がある種牡馬が多く、短距離一辺倒でもないように思いますが、やはりこの種牡馬の良さが最も生きるのは短−マイルになるのかもしれません。
相手繁殖には、スタミナの補充はもちろん、出来ることならば日本の馬場に高い適性のある血が欲しいところですね。
というのは、デインヒル系自体、これまでの日本での実績を考えれば、決して日本の馬場に適性が高い血統とは言えませんからね。
いずれにしても、日本競馬におけるデインヒル系種牡馬の将来はこのスニッツェルの活躍次第と言っても過言ではなく、もし、このスニッツェルが高い優先遺伝力を示した場合には、デインヒル系種牡馬がさらに輸入される可能性が高くなります。
この世代の産駒に大いに注目しましょう。"
−−−−−−−−−−
【母父Storm Cat】
【競走成績】 米で8戦4勝。ヤングアメリカS-GT、BCジュヴェナイル-GT2着
【種牡馬成績】 ジャイアンツコーズウェイ(セントジェームスパレスS-GT、英インターナショナルS-GT、エクリプスS-GT、サセックスS-GT、愛チャンピオンS-GT、サラマンドル賞-GT)、タバスコキャット、キャットシーフ、デザートストーマー、ネブラスカトルネード、ブラックミナリュージュ、シーキングザダイヤ
【母父成績】 スパイツタウン(BCスプリント-GT、チャーチルダウンズH-GU)、ファレノプシス(桜花賞-GT、秋華賞-GT、エリザベス女王杯-GT)、メイショウボーラー(フェブラリーS-GT、デイリー杯2歳S-GU、小倉2歳S-GV、根岸S-GV、ガーネットS-GV)、ブッダ(ウッドメモリアルS-GT)、スカイメッサ(ホープフルS-GT)、ロッキングトリック(ブエノスアイレス大賞典-GT)、スイートカトマイン(デルマーデビュタントS-GT)、ブラックタキシード(セントライト記念-GU)、シンコールビー(フローラS-GU)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "全兄と同じようなコメントになりますが、母父ストームキャットは、ストームバードの直仔で、ノーザンダンサー系ですが、同じノーザンダンサー系のデピュティミニスター系と非常に良く似たスピード持続系の脚質で、デピュティよりはダート寄りです。

母母父は、スピード持続力のあるRed God系Blushing Groom、母母母父は最強のダート短距離馬と言われたドクターフェイガーで、全体的にはスタミナが少し不足している印象です。

父キングカメハメハは、瞬発力もありながらスピード持続力に優れた競走馬でしたが、血統的にはスピードに勝った血統と言えるので、全体の血統構成を考えると、芝・ダート短距離向きだと思われます。

ピノシェットの産駒は、これまであまり運に恵まれませんでしたので、これからの産駒には是非活躍してもらいたいですね。

【ワンポイントウィキペディア】
◆ドクターフェイガー
ドクターフェイガーは1966年7月15日にアケダクト競馬場でデビュー。デビュー戦を2着に7馬身差をつける圧勝で飾ると、2歳時は5戦4勝の好成績を収める。

3歳になり、初戦のゴーサムステークスでは後の二冠馬ダマスカスを破る。ダマスカス、バックパサーと対戦し、世紀のマッチアップと呼ばれたウッドウォードステークスではダマスカスに10馬身離されての3着となるも、3歳時の実質的な敗戦はその1戦のみで、この年ウッドウォードステークス以外で他馬の後塵を拝することはなかった(但し、ジャージーステークスでは1着入線も4着に降着処分)。

4歳になってもドクターフェイガーの強さは留まるところを知らず、膝や足首に不安を抱えていた上、全てのレースで130ポンド(約59kg)以上の重量を背負ったにも関わらず、8戦7勝という成績を残した。この年唯一敗戦はまたもライバル・ダマスカスによってもたらされたものであった。ドクターフェイガーは1968年の年度代表馬、最優秀古馬、最優秀スプリンター、最優秀芝牡馬に輝き、アメリカ史上唯一となる同時4部門受賞を果たした。ダマスカス(1967年年度代表馬)、ドクターフェイガー、バックパサー(1966年年度代表馬)による3強対決は、当時のアメリカ競馬界を大いに盛り上げた。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.厩舎診断
【厩舎名】 岡田稲男
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング 85 位
勝ち数 16 勝、勝率 5.7% 、連対率 12.5%
【2007成績】 リーディング 37 位
勝ち数 25 勝、勝率 8.6% 、連対率 15.8%
【2008成績】 リーディング 19 位
勝ち数 29 勝、勝率 10.1% 、連対率 16.7%
これまでの主な管理馬 シルクネクサス、リガードシチー、ショウナンラノビア
【よく使う騎手】 北村騎手、芹沢騎手、岩田騎手、藤岡佑騎手、小牧騎手、福永騎手、池添騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業7年目ですが、特に活躍馬がいない中で昨年は見事29勝をあげました。そろそろ大物が出てくる予感がしますね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:448kg
体高:151cm
胸囲:175.5cm
管囲:20cm
−−−−−−−−−−
(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 −
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
−−−−−−−−−−

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "この母の産駒はかん性が強い馬が多いのですが、本馬もご多分に漏れずという感じです。
首差しはほどほど良くて、肩には非常にごっつい筋肉がついています。
この時期にこんなボリュームのある筋肉がついているのはかなり珍しいですね。
二の腕も太く、力強いです。
膝下が短く安定感があります。ジョイントは球節も含めて大きくしっかりしています。
繋ぎは太く、短く、角度も良いので、この辺の故障は少ないでしょう。
胴回りは、伸びやかで、ちょっと背垂れ気味ですが、腰にも良い筋肉が付いている感じです。
トモは容積が十分あって、すでに張りもまず良い感じで、寛骨に沿って良い筋肉がついています。
脛、飛節もすごく力強くて立派です。
歩様は、腰高ですので、後肢の踏み込みが甘いのはしょうがないでしょう。それ以外には気になるところはありませんでした。
馬体サイズは、これから大きくなることが見込まれますので、現状このくらいがちょうど良いと思います。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "本馬は、筋肉質でいかにもピノシェット産駒らしい好馬体ですが、馬体は結構好みがあると思います。
というのは、肩の角度や前後の雰囲気から、ダートの短距離っぽい馬体に見えますが、その割には胴が伸びやかで、その辺のアンバランスさをどのように評価するかですね。
ただ、ピノシェットの産駒は、自分に合ったステージを見つけたら相当タフに走りそうな雰囲気があって、牡馬でこの値段ならおもしろいかもしれませんね。
トレーナーもまずまずだと思います。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by 楽天馬 at 18:55 | Comment(0) | 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。