69.ルレーヴドメール(マルセイユキャットの08)

【馬名】 ルレーヴドメール
【馬名の由来】 「母の愛」の意。勝利を味わうことなく引退した母の夢、愛を乗せて走ってほしいとの願いを込めて。(仏語)
【性別】 牝
【毛色】 黒鹿毛
【父】 ダンスインザダーク
【母】 マルセイユキャット (母父 フレンチデピュティ )
【生年月日】 2008年5月2日 生まれ
【生産牧場】 白老F
【募集価格】 1,200 万円(一口価格 3 万円)
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【カタログのコメント】 太く力強い首差しやしっかりとした腰付きが特長的な馬体からは、初仔の牝馬でしかも5月生まれとは見えぬ、芯の通ったパワフルさが伝わってきます。すでに本邦でも母の父として重賞勝ち馬を出しているフレンチデピュティの影響が色濃いことの表われで、サンデーサイレンス系種牡馬との配合は新たな成功パターンの予感がします。折れることなく相手に食らいつく放牧地での振る舞いには、野性味をも感じる高い闘争心が備わっていることが表われており、同様の気質を持っていた曾祖母の如く、ダート競馬を舞台に爆発的な走りを期待したいものです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2004 生まれ、本馬は 4 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 2 戦 0 勝
【母の馬場・距離適性】 ダート短−中距離
【母のデビュー時期】 3歳1月
【母の引退時期】 2007/4/21 (引退年齢 歳)
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【初仔の生年月日】 本馬が初仔
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 2 ヶ月
【2006年産までの産駒数】 本馬が初仔 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 本馬が初仔 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 本馬が初仔

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "引退後2ヶ月で繁殖入りしていますが、2戦しかしていませんし、レース間隔も空いているので、そもそもほとんど疲労感はなかったものと推察されます。
よって、繁殖ポテンシャルは、現時点のデータでは高いと判断するのが適当です。
唯一、気をつけなければならないのは、繁殖適期の前の産駒ということくらいでしょうか。
かなりのヤンママですので、その辺はちょっとだけ割引きします。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 ディープインバクト、スペシャルウィーク、ナリタブライアン、ダイワメジャー、グラスワンダー、ライスシャワー、タイキシャトルなど多数。
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの5×5×5
【牝系の特徴】 曾祖母ローミンレイチェルは、米9勝、バレリーナH−GIほか重賞2勝。母の兄弟にゼンノロブロイ(年度代表馬、7勝、ジャパンC−GI、天皇賞−GI、有馬記念−GI勝ちなど。近親にハローミンチェルなど重賞勝ち馬多数。
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【父ダンスインザダーク】
【競走成績】 日で2〜3歳時に8戦5勝。96年最優秀3歳牡馬。菊花賞-GT(芝3000m)、弥生賞-GU(芝2000m)、プリンシパルS(芝2200m)、東京優駿-GT2着、きさらぎ賞-GV2着、ラジオたんぱ杯3歳S-GV3着。
【種牡馬実績】 97年より供用。デルタブルース(メルボルンC-GT、菊花賞-GT、ステイヤーズS-GU)、ザッツザプレンティ(菊花賞-GT、ラジオたんぱ杯2歳S-GV)、ツルマルボーイ(安田記念-GT、金鯱賞-GU、中京記念-GV)、ダンスインザモア(スプリングS-GU)、ファストタテヤマ(京都新聞杯-GU、デイリー杯2歳S-GU)、ダイタクバートラム(阪神大賞典-GU、ステイヤーズS-GU、北九州記念-GV)、タガノマイバッハ(産経大阪杯-GU、中京記念-GV)、トーホウアラン(京都新聞杯-GU、中日新聞杯-GV)、ジョリーダンス(阪神牝馬S-GU)、オイワケヒカリ(フローラS-GU)、コンラッド(ラジオたんぱ賞-GV)、マッキーマックス(ダイヤモンドS-GV)、ウイングランツ(ダイヤモンドS-GV)、マルブツトップ(佐賀記念-GV)、インタータイヨウ(兵庫CS-GV)、アズマビヨンド(阪神JS-J・GV)、ヴィーヴァヴォドカ(フラワーC-GIII)、マルカフェニックス(阪神C-GII)
【2008年種牡馬リーディング】 3 位
(勝馬率 26.4 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 8.1 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 985
(ダート勝率 3.7 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 273
【2007年種牡馬リーディング】 3 位
(勝馬率 27.4 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.3 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 1081
(ダート勝率 5.9 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 322
【ワンポイントウィキペディア1】 引退後は社台スタリオンステーションにて種牡馬として繋養され、不完全燃焼とも言える現役時代の鬱憤を晴らすような好成績を挙げている。代表産駒にデルタブルース(2004年菊花賞、2006年メルボルンカップ)、ツルマルボーイ(2004年安田記念ほか)、ザッツザプレンティ(2003年菊花賞)などがおり、サンデーサイレンスの有力後継種牡馬として期待されている。2004年の全日本種牡馬リーディング2位、2006-07年オセアニア種牡馬リーディング4位の実績がある。
【ワンポイントウィキペディア2】 産駒はダートでの実績には乏しいが、芝の中〜長距離を得意とし、特に3000m以上の距離では良績を残している。また、重馬場や深い芝を得意とするパワータイプの産駒も多い。そのため、近年の芝の高速化やレース体系の短距離化のためか、他の有力種牡馬に比べると、出走頭数や出走回数の割に勝利数や獲得賞金額が伸び悩んでおり、勝ち上がり率も低い傾向がある。逆に、出走回数や出走頭数が多いということは順調にレースに使える産駒が揃っている証拠とも言え、これは大きなセールスポイントである。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "血統的には、父サンデーサイレンスは、ヘイルトゥリーズン系の中でも”スピード”、”闘争心”にあふれ”決め手”鋭い種牡馬で、母ダンシングキイは、スタミナ豊富なネイティブダンサー系レイズアネイティブ、リボー系Graustark、ファラモンド系の大種牡馬トムフール(バックパサーの父)らをベースに、スタミナと粘りのあるタフなスピード血統のニジンスキーを父に持つ、非常に完成度の高い血統構成の繁殖です。

ダンスインザダークは、スタミナ十分のステイヤーでありながら体型的には前躯もしっかりとしてスピードも十分兼備しています。このため高速決着の芝の中−長距離レースで強さを発揮できたのだと思います。
ダンスインザダークの配合相手としては、高いスピード値や、瞬発力はもちろん、できれば早熟性を求めたいですね。

というのは、これまでの産駒は比較的デビューが遅く、さらに開花も遅めのため、春のクラシックに間に合わない場合が多いためです。
種牡馬としては、既に確固たる地位を築いていますが、一流と呼ばれるためには、やはり春のクラシックに複数の出走馬を出したいですよね。
もし、春のクラシックに勝つような産駒が登場した場合には、もともと成長力に富み、大成したときには長く安定して芝の中−長距離ステージで活躍するタイプですので、とんでもない名馬が誕生する可能性もまだまだありますね。

そして、牝馬に良績が少ないのは、その能力の開花時期や距離が牝馬の活躍するステージに合わないためだと思われますが、ザレマのように芝の中距離中心に、長くタフに走ってくれる牝馬にあたることももちろんありますので、牝馬も要チェックです。

これまで走っている産駒は、トモに幅というより奥行き(長さ)があって、見映えのする感じで、ストライドが伸びそうな肢が長めの産駒の方がよく走っています。私的には、1歳時に球節の位置くらいが普通の馬の蹄の位置くらいに見えるような脚の長い馬、いわゆる馬格があって見映えがする馬が結構オススメですね。

ここ6年連続リーディング5位以内と安定した成績を残しているのは高く評価できますが、気になる点は、年々重賞勝ちの産駒が少なくなっていることですね。
産駒自体は長く活躍するタイプが多く、最近でもジョリーダンス、マルカフェニックスが重賞勝ちしていますが、あまり目立たないですね。やはり春のクラシックに勝つ産駒が欲しいですね。"
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【母父フレンチデピュティ】
【競走成績】 米で2〜3歳時に6戦4勝。ジェロームH-GU(ダ8F)
【種牡馬成績】 96年より米で、01年より日で供用。03〜05年はシャトル種牡馬(豪州)として供用。クロフネ(ジャパンCダート-GT、NHKマイルC-GT、武蔵野S-GV、毎日杯-GV)、アドマイヤジュピタ(天皇賞春−GI、アルゼンチン共和国杯−GII、阪神大賞典−GII)、レジネッタ(桜花賞−GI)、 ピンクカメオ(NHKマイルC-GT)、ノボジャック(JBCスプリント-GT、東京盃-GU)、フレンドシップ(ジャパンDD-GT)、レフトバンク(ホイットニーH-GT、ヴォスバークS-GT、シガーマイルH-GT)、ハウスパーティー(プライアリスS-GT)、メイオオンザサイド(ヒュマナディスタフH-GT)、ジェネルー(5月25日大賞典-GT)、ラトゥール(タヴォナデイルS-GU)、ベラベルッチ(アスタリアS-GU)、エイシンデピュティ(エプソムC-GV)、ブライトトゥモロー(新潟大賞典-GV)、サンアディユ(アイビスSD-GV)、アルーリングボイス(ファンタジーS-GV、小倉2歳S-GV)、ライラプス(クイーンC-GV)、アンブロワーズ(函館2歳S-GV、阪神JF-GT2着)、グラスエイコウオー(NHKマイルC-GT2着)
【母父成績】 スズカコーズウェイ(京王杯スプリングC-G2)、ブレイクランアウト(共同通信杯-G3)、ノーショナル(サンラファエルS-G2)、ソングスター(ウッディスティーヴンスBCS-G2)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父フレンチデピュティの産駒は、高速馬場を得意とし、高いスピード持続力を持っているのが特徴です。BMSとしてもこれからサンデー系種牡馬との相性を考えれば、相当期待は高いと思います。

母母父ストームキャットは、1999年、2000年の北米のリーディングサイアーにして、ストームバードの後継種牡馬の筆頭です。
【ワンポイントウィキペディア】
「産駒の特徴としてはダートや欧州の深い芝など力が要る馬場に向き、特に北米で一般的な粘土質のダートコースとの相性は抜群に良い。その反面パワー偏重の不器用な産駒も多く、俗に言う「一本調子」タイプの種牡馬であるという評もある。

距離適性は主に短距離からマイルを得意とするスプリンターが大半を占めるが、配合によっては更に長い距離のレースにも対応できる。体質は概ね頑健で仕上がりも早い。早熟型の血統が好まれる傾向が強い北米競馬界において、比較的息の長い活躍をみせる産駒も輩出している。

日本国内で走った産駒ではシーキングザダイヤが目立つ程度で、海外での実績と比較した場合やや物足りない点があることは否めない。ただしこれはストームキャット直仔の取引価格の高騰により、良質の産駒が日本へ輸入されることは稀であるという事情も考慮する必要がある。

前述の通りストームキャット産駒の多くは持ち前の優れたパワーが最大の武器であり、日本で走った産駒も平坦なダートコースでは一定の成績を残した。しかし勝負どころで一気に加速することが出来ない産駒も多く、軽く硬い高速馬場での一瞬の切れ味を要求される日本競馬には元来不向きな血統とする意見もある。」

母母母父マイニングは、ミスタープロスペクターの直仔で、7戦6勝のスプリンターで、その母父が名BMSのバックパサーです。

母系はフレンチデピュティの競争資質が強く出そうな感じで、その点、サンデー系種牡馬との相性という点を考えても心強い限りです。
ただし、どちらにしても米血脈が濃いことから、スピードよりもパワーが強く出る可能性が強く、その場合にはダートを主戦場にすることになりそうです。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 須貝尚介
【所属名】 栗東
【2008成績】 リーディング − 位
勝ち数 − 勝、勝率 − 、連対率 −
これまでの主な管理馬 特になし
【よく使う騎手】 佐藤哲騎手、横山騎手、藤田騎手、渡辺騎手
◆楽天馬の評価◆ ★☆☆☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 今年デビューの調教師です。騎手上がりですので、最初は大変でしょう。
◆ワンポイントウィキペディア◆ "騎手時代は、1990年の第30回きさらぎ賞をハクタイセイで制しJRA重賞初勝利を挙げる。しかし、次の皐月賞では南井克巳に乗り替わり、以後ハクタイセイに騎乗することはなかった。
2008年に調教師免許を取得し、騎手を引退。調教師へ転身した。騎手成績は4,163戦302勝で、そのうち重賞は4勝だった。
2009年に厩舎を開業、3月14日の阪神競馬第7競走のホッコーワンマン(熊沢重文騎手騎乗)で調教師として初勝利を挙げた。"
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:457kg
体高:156cm
胸囲:178cm
管囲:20cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 −
【前肢のブレ】 △
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "芯が強そうな顔つきをした馬ですね。
首は角度はまずまずですが、太めで短めです。
肩や胸前にはすでに良い筋肉が付いてきています。
二の腕はことのほか立派で、かなりパワーがありそうです。
胸が厚く、相当心肺能力が高そうです。
球節も含めてジョイントが大きめでしっかりしています。
繋ぎは角度は悪くないと思いますが、写真の感じからちょっと開き気味に見えます。
胴のびが良い馬体ですが、胴回りはしっかりしていて、背中も比較的強そうです。
トモは長さがあって、容積が大きい感じで、徐々にですが、ボリュームも出てきている感じで、大腿筋膜などはすでに張ってきています。
脛から飛節は若干細めで頼りないですが、全体のバランスからはそんなに気にするほどではないのかもしれません。
歩様は、腰高の影響で後肢の動きがイマイチなのと、前肢が遊ぶのが気になりました。
馬体のサイズはちょうど良いですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "ブラックタイプは立派ですが、母系の血統バランスは日本の競馬にはちょっと重たい感じで、どちらかと言えばパワー型にでそうな感じです。
ただ、馬体は薄手のサンデー系で、足もとも軽そうなので、見た目からなら、芝もいけるかもしれないと私は思いました。
この血統で牝馬なので、できればパワータイプにはあまり出て欲しくないなーって私は思いますが、どうでしょうか。
トレーナーは、ちょっと心配ですが、馬体はトモに力がありそうで、悪くないと思います。
繁殖ポテンシャルは高いので、当然一発がありますが、価格はずいぶんと安く設定しましたね。
初仔の可能性を考えればちょっと安すぎでしょう。
最近、ダンスの牝馬も勝馬率が良くて、牧場も手の内に入れてきた感じがあります。
本馬もその点楽しみな1頭です。"
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posted by 楽天馬 at 20:12 | Comment(0) | 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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