56.ベストリガーズ(グリーティングスの08)

【馬名】 ベストリガーズ
【馬名の由来】 文末の挨拶。Greetingsに対する結びの言葉。母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 鹿毛
【父】 ネオユニヴァース
【母】 グリーティングス (母父 レインボウクエスト )
【生年月日】 2008年2月12日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3,000 万円(一口価格 7.5 万円)
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【カタログのコメント】 ガッチリ型の母系に父の配合がピタリとはまりました。恵まれた肩・上腕の筋肉、しなやかな首、膝のかぶり具合と緩めの繋、長めの脛骨に折りの深い飛節、穏やかながらも凛とした顔。本馬の立ち姿を見て、「ああ、あの馬に似てるな」と感じる方は多いのではないでしょうか。馬体のつくりから想像するとおり常歩・速歩は繋を柔らかく使った弾む動きで、キャンターはストライドの大きい、地面をしっかりと捉える力強さがあります。環境の変化に動じず、人を信頼し素直で理解力ある気性面も頼もしく、これはもしやと期待が高まる逸材です。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1996 生まれ、本馬は 12 歳の時の産駒
【母の戦歴】 不出走
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【2006年産までの産駒数】 5 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 3 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "00年は流産、
初仔グリントウィーク(父スペシャルウィーク、牝)は、2歳11月デビュー、芝・ダートマイル前後、16戦1勝(引退)、
二番仔ストーミーカフェ(父アドマイヤベガ、せん)は、2歳7月デビュー、芝マイル−中距離を中心に、21戦3勝(引退)、共同通信杯−GIII、札幌2歳S−GIII、
三番仔パワーコレクター(父エンドスウィープ、牡)は、2歳12月デビュー、ダートマイル−中距離、19戦2勝(現役)、
04年は流産、
四番仔グリーティングスの06(父アフリート、牝)は未出走、
五番仔グルナッシュ(父アグネスタキオン、牡)は、3歳6月デビュー、ダート短距離、2戦0勝。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "この繁殖は、流産が2回と、あまりお産が得意な方ではないですが、不出走で繁殖入りした分、もともとの繁殖ポテンシャルは高く、代表産駒ストーミーカフェを輩出するなどなかなか健闘しています。
繁殖としては極めて標準的な産駒傾向を示しており、6歳をピークに徐々に産駒成績が低下しており、既に繁殖黄金期を経過し、まだ繁殖適期内ではありますが、その晩期となっている点で、ここからストーミーカフェを凌ぐような活躍馬が出る可能性は確かに低くなってはいます。
しかしながら、これまでの繁殖成績からサンデー系種牡馬との相性は悪くなく、さらにこれまでの産駒の適性から、距離が伸びて良い感じですので、父ネオユニヴァースはぴったりで、ここらで改めて一発を狙いたいところです。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× レッドゴッド 系
【同系の主な活躍馬】 マヤノトップガン、トーホウシデン、メイショウクオリア、ストーミーカフェ、サンディエゴシチー
【本馬の5代クロス】 クリスの3×4
【牝系の特徴】 本馬の半兄に札幌2歳S−GIII、共同通信杯−GIII勝ちのストーミーカフェ、祖母キッシングカズンは、コロネーションS−GIなど英4勝。近親に日経賞−GII、アメリカJCC−GII勝ちのネヴァプション。
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【父ネオユニヴァース】
【競走成績】 日で2〜4歳時に13戦7勝。03年最優秀3歳牡馬。東京優駿-GT(芝2400m)、皐月賞-GT(芝2000m)、産経大阪杯-GU(芝2000m)、スプリングS-GU(芝1800m)、きさらぎ賞-GV(芝1800m)、菊花賞-GT3着、神戸新聞杯-GU3着、ジャパンC-GT4着、宝塚記念-GT4着。
【種牡馬実績】 05年より供用。07年が初年度産駒。ロジユニヴァース(東京優駿−GI、弥生賞-GII、札幌2歳S−GIII、ラジオNIKKEI杯2歳S−GIII)、アンライバルド(皐月賞−GI、スプリングS−GII)
【2008年種牡馬リーディング】 54 位
(勝馬率 22.6 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 9.8 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 174
(ダート勝率 13.5 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 37
【2007年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 1999年京成杯2着のチョウカイリョウガのほかに、1998年青葉賞1番人気(10着)のスターパス、アグネスプラネットを兄にもつ。最後の弟となるワールドプレミア(2006年産、父アグネスタキオン)が早ければ2008年中のデビューを予定している。
【ワンポイントウィキペディア2】 "2005年から、北海道・勇払郡・早来町(現・安平町)にある、社台スタリオンステーションで、種牡馬となり、現在も繋養中。

2007年には251頭の繁殖牝馬に種付けを行い、当年の最多種付け頭数を記録した。産駒の出来や種付け希望の増加もあり12月13日に2008年の種付け料が100万円アップの400万円に設定されたことが発表された。現在のところ、サンデーサイレンスの有力後継馬の一頭と目されている。"
【ワンポイントウィキペディア3】 初年度産駒から、アンライバルドが皐月賞で産駒初のGI競走勝利をあげるとともに皐月賞父子制覇を達成、産駒初勝利を挙げたロジユニヴァースが東京優駿の父子制覇を達成するなど、好調な出足を見せた。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "既にたった1世代で、牡馬の2冠を制して、名種牡馬への道を歩み始めました。そのインパクトたるや、しばらくは忘れられることがないでしょうし、これからサンデー系をリードする存在になっていくのではないでしょうか。

自身に似た産駒が少なかったサンデーサイレンスですが、このネオユニヴァースは、牧場でも父に良く似ていると言われていました。実際に、産駒もサンデーサイレンスの直仔に見られたような薄手の無駄な筋肉が少ない産駒が多く見られます。
同じようにサンデーサイレンスと雰囲気が似ていると言われるマンハッタンカフェの産駒が父サンデーサイレンスに近いことを考えると、どちらが果たして種牡馬として大成するのか非常に興味があるところです。

ネオユニヴァースは、現役生活を見ると早熟っぽい感じですが、実際には3歳春に5戦は多かったとも思われ、3歳時の宝塚記念挑戦も余計だった感じが個人的にはしています。さらに、この時の疲労が後の秋以降の競馬に大きく影響したと私は考えていて、確かに早熟っぽくはありますが、そんなに底の浅い馬ではなかったと思っています。

ネオユニヴァースの血統は、ニックスであるヘイルトゥリーズン系とエタン系の組み合わせです。
母ポインテッドパスは、その父(本馬の母父)がエタン系Kris(特徴としてはネイティヴダンサー系そのままで”闘争心”、”スタミナ”、”パワー”という感じ)、そしてボトムラインは”スタミナ”、”底力”の配合が多く、結構”スピード持続力”、そして”粘り”がありそうです。
血統構成自体としては、ネアルコなどの主流に、異系、零細血統がこれでもかという感じで重ね合わされており、重厚で丈夫な遺伝子を形成している感じがしますね。
そこにサンデーサイレンスが配合されて、”スピード”と”決め手”を得、ネオユニヴァースの活躍が生まれたのですから、ネオが産駒にそれを余すところ無く遺伝できれば、あっというまに名種牡馬の仲間入りも可能だと思います。

相手繁殖には、粘りのあるスピード持続型に、スピード値が高い血が多少入っていた方が良さそうで、今の日本ではむしろそういう系統の繁殖が非常に多くて、ほとんど相手には困らない気がします。
ニジンスキー系、ボールドルーラー系、レッドゴッド系、ダンジグ系、リファール系、ネヴァーベント系、フォルティノ系など、相性の良さそうな系統は実に多いと思われますし、もちろん万能血統のノーザンテーストや、トニービンのように持続力+瞬発力を兼ね備えた血統の繁殖も配合相手として良いと思われます。

6月14日現在で、たった1世代のみでリーディング7位は、父サンデーサイレンスを彷彿とさせる種牡馬成績ですが、産駒は比較的馬体が中型より小さめで薄く、いかにも軽めの芝向きの馬体の産駒が走っているようです。
父サンデーサイレンスの直仔の特徴に良く似ている感じですね。
仕上がりは早い方で、馬場適性、距離適性を含めて、まさに春のクラシック仕様の種牡馬と言えるのではないでしょうか。"
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【母父レインボウクエスト】
【競走成績】 英愛仏6勝、凱旋門賞-G1、コロネーションC-G1。
【種牡馬成績】 ソーマレズ(凱旋門賞、パリ大賞典) 、クエストフォーフェイム(エプソムダービー、ハリウッドターフハンデキャップ)、サクラローレル(天皇賞(春)、有馬記念) 、サンシャック(コロネーションカップ、ロワイヤルオーク賞)、ネダウィ(セントレジャーステークス)、スペクトラム(アイリッシュ2000ギニー、アイリッシュチャンピオンステークス) 、クロコルージュ(リュパン賞、イスパーン賞)
【母父成績】 バンブーエール(JBCスプリント-Jpn1)、コスモサンビーム(朝日杯フューチュリティS-Jpn1)、ストーミーカフェ(札幌2歳S-Jpn3、共同通信杯-G3、朝日杯フューチュリティS-Jpn1 2着)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父レインボウクエストは、名BMSブラッシンググルームの数少ない直系の後継種牡馬です。
凱旋門賞では2着入線が1着馬の進路妨害で繰り上げ勝利とちょっとけちがつきましたが、産駒のソーマレズが凱旋門賞に勝ったように血統としてはクラシックディスタンス向きと言えます。
血統表を見るとレインボウクエストの母父エルバジェのスタミナが良く出ている種牡馬と言えそうです。

母母父デインヒルは、その父が高速馬場を得意とし、マイルでは抜群の破壊力を誇るノーザンダンサー系ダンジグ、その母父にはスタミナ豊富で遺伝力の強いリボー系のHis Majesty、そしてその母母父には母系に入って血を活性化させるというバックパサーの累代で、優秀な種牡馬となる素養にあふれている馬です。

母母母父クリスは、英愛リーディングサイアーに輝いた名種牡馬で、現役時代は名マイラー。
こういうスピードのある名種牡馬が血統表に1本入っているのは、非常に重要ですが、本馬の場合は、これがクロスになっているということで、平凡なスピード持続型という印象はありません。

全体的に、母系もまずまず活力があり、十分一発を秘めた血統だと言えます。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 野中賢二
【所属名】 栗東
【2007成績】 リーディング − 位
勝ち数 − 勝、勝率 − 、連対率 −
【2008成績】 リーディング 118 位
勝ち数 13 勝、勝率 8.2 、連対率 12.0
これまでの主な管理馬 トウカイトリック、トウカイエリート
【よく使う騎手】 石橋守騎手、四位騎手、上村騎手、和田騎手、藤岡佑騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★☆☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 昨年デビューのトレーナーです。引退した松元省一調教師の馬を譲り受けたのはラッキーですが、1年目でしっかり13勝を上げているのはお見事です。しっかり管理していればこその成績だと思います。
◆ワンポイントウィキペディア◆ "1982年、10月に栗東・藤岡範士厩舎所属の厩務員となる。
1983年、4月から調教助手に転身する。
2007年、2月に調教師免許を取得する。
2008年、3月1日付で厩舎を18馬房で開業した。同日には粕谷昌央厩舎、鹿戸雄一厩舎、松山将樹厩舎も開業している。
開業時の管理馬はトウカイテイオーなど内村正則の所有馬を多く管理した松元省一厩舎からの転厩馬が多いため、トウカイトリックやトウカイエリートといった「トウカイ」の冠名を使用する実力馬を多く管理することになった。 "
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:495kg
体高:161cm
胸囲:187cm
管囲:21.5cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 △
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "顔は、おとなしそうで、従順そうですね。
首差しは良くて、細めで筋肉質ですね。
肩や胸前にはほどよく良いところに筋肉がついていて、二の腕は力強く、脚もとにかけてしっかりしています。
膝が曲がり気味ですが、安全な方に曲がっていますし、このくらいなら、走った馬がたくさんいますので、問題視しません。
繋ぎの角度良く、球節もまずまずのサイズです。
胴回りはちょっとつまり気味にも見えますが、腰高ですので、もう少し伸びてくるでしょう。
背中から腰にかけてが強そうで、トモの形も良く切れる脚をもっていそうです。
筋肉も良いところについていて、サンデー系らしい無駄が無い感じのトモです。
脛はまずまず太く、飛節はちょっと細めです。
歩様は前肢がちょっと遊びますが、それ以外はあまり気になりません。
馬体が現状としてはちょっと大きすぎるので、そこは★ひとつマイナスします。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "馬格や血統から★6つでもおかしくないですが、トレーナーに対する不安(というか、使うジョッキーかなー)から★は5つまでとしました。
繁殖ポテンシャルも、ギリギリ適期内ですね。
特に血統は非常に魅力的で、マイルからクラシックディスタンスまで幅広い活躍が期待できそうです。
そんなにでっぷりしたタイプではないので、520キロくらいまでなら仕上げにくさもなさそうです。
価格はさすがにこの血統で、ネオなのでしょうがないところでしょう。"
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posted by 楽天馬 at 09:46 | Comment(0) | 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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