54.ソルシエール(ソルティレージュの08)

【馬名】 ソルシエール
【馬名の由来】 「魔法使い」の意。母名(=呪文、魔力)より連想。(仏語)
【性別】 牝
【毛色】 黒鹿毛
【父】 シンボリクリスエス
【母】 ソルティレージュ (母父 サンデーサイレンス )
【生年月日】 2008年5月4日 生まれ
【生産牧場】 白老F
【募集価格】 1,400 万円(一口価格 3.5 万円)
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【カタログのコメント】 父の産駒らしく体高と伸びのある馬体へと成長を遂げた、今春からの上昇度が特に目覚ましい一頭です。まだ幅が薄くて若干頼りない印象も残していますが、ここまで夜間放牧は皆勤賞で想像以上に体力があります。母の父から緩すぎるくらいの柔軟性を授かっており、今後この完歩の大きな動きに力強さが備わればまさに理想的です。群れの中でも自分をしっかりと持ち、そのうえ素直でまじめな性格でもあり、ゆったりとした競馬に向いているはずです。中距離レースで堅実に出走を重ねていって募集価格の何倍も稼ぐような活躍を期待してしまいます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1998 生まれ、本馬は 10 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 9 戦 0 勝
【母の馬場・距離適性】 芝短距離
【母のデビュー時期】 2歳11月
【母の引退時期】 2001/10/14 (引退年齢 3 歳)
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【初仔の生年月日】 2003/4/24
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 7 ヶ月
【2006年産までの産駒数】 4 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 2 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔レグルスキッド(父オペラハウス、牡)は、2歳9月デビュー、芝中長距離中心、22戦3勝(引退)、
二番仔ヒカルオンリーワン(父ナリタトップロード、せん)は、3歳6月デビュー、芝中距離、6戦1勝、地方7戦0勝(ダートマイル)、
三番仔ヒカルマティーニ(父マヤノトップガン、せん)は、3歳2月デビュー、芝中距離、1戦0勝、地方13戦7勝(ダートマイル)(引退)、
四番仔ストゥレガーレ(父タニノギムレット、牡)は、2歳8月デビュー、芝・ダート中距離、8戦0勝(引退)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "年齢的にはまだまだ繁殖黄金期、すなわち勝ち馬率が高く、活躍馬を出す年齢の中にいます。
デビュー時期が遅い産駒と、騙馬になった産駒が一致していますが、気性的に難しい産駒を出す点がこの繁殖のひとつのチェックポイントでもあります。
それさえ問題なければ初仔レグルスキッドぐらい走る産駒は、これからも出す可能性は十分にありますし、配合次第では、さらに活躍する産駒を出す可能性もあると見て良いでしょう。
本馬は、父シンボリクリスエスで、気性的な問題はクリアできる可能性大ですね。
さらに母の産駒は中長距離で走ることが多く、シンボリクリスエスの中長距離適性との相乗効果で、クラシックディスタンスは十分カバーできそうです。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン(ロベルト) 系× ヘイルトゥリーズン(ヘイロー) 系
【同系の主な活躍馬】 スクリーンヒーロー、サクラメガワンダー、プリサイスマシーン、ワイルドワンダー、セイウンワンダー、スマイルジャック、サクセスブロッケン
【本馬の5代クロス】 ヘイルトゥリーズンの4×4
【牝系の特徴】 母の兄弟に函館3歳S−GIII勝ちのリザーブユアハート。
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【父シンボリクリスエス】
【競走成績】 日で2〜4歳時に15戦8勝。02年、03年年度代表馬。有馬記念-GT(芝2500m)2回、天皇賞・秋-GT(芝2000m)2回、神戸新聞杯-GU(芝2000m)、青葉賞-GU(芝2400m)、東京優駿-GT2着、ジャパンC-GT3着2回。
【種牡馬実績】 04より供用。07に初年度産駒デビュー。サクセスブロッケン(フェブラリーS-GI、ジャパンダートダービー−地方GI)、モンテクリスエス(ダイヤモンドS−GIII)、ダンツキッスイ(アーリントンC−GIII)、アプレザンレーヴ(青葉賞−GII)、サンカルロ(ニュージーランドTC−GII)
【2008年種牡馬リーディング】 12 位
(勝馬率 35.0 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 10.4 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 615
(ダート勝率 10.3 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 360
【2007年種牡馬リーディング】 71 位
(勝馬率 26.5 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.4 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 160
(ダート勝率 16.7 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 18
【ワンポイントウィキペディア1】 本馬の母ティーケイ(Tee Kay)は米G3の勝ち馬だが、血統的にそれほど特筆すべきところはなく、母系を辿っても活躍馬は殆ど出ていなかったため売りに出されたところを、和田孝弘によって約30万ドルで購入され、アメリカのミル・リッジ・ファームに預けられていた。本馬はその2番仔にあたる。ちなみにノボトゥルーも本馬と同じ牧場で生産されている。和田は、サンデーサイレンスに変わる新たな種馬を見据えた形でこの馬を生産したと語っている。軽快なスピードと、一瞬の切れ味をいかして一気に差し切る末脚が身上で、ハイペースでの中長距離線を得意とした。 そのため、これらの特性がいかせる高速馬場では数々の実績を上げているが、重馬場は苦手で良績を残せていない。
【ワンポイントウィキペディア2】 "種牡馬としての初供用は2004年で、初年度産駒は2007年にデビューした。血統内には日本の馬にはあまり配合されていない種牡馬が比較的多く、またノーザンダンサー、ミスタープロスペクターの血が入っていないため、配合しやすいのが種牡馬としての強みである。サンデーサイレンスの肌馬との交配も、Hail to Reasonの(4×7)×4が発生するもののそれほど濃いインブリードではないため、比較的無理のない範囲で配合可能である。

2005年に誕生した産駒は見栄えの良い馬も多く、セレクトセールの初日にマストビーラヴドの2005[5]が同年の最高価格となる2億1000万円で落札され、大きな話題を呼んだ。

2007年の種牡馬デビュー後、産駒がなかなか勝てなかったが、8月11日に産駒のギンザフローラルが勝利し、シンボリクリスエス産駒初勝利をあげた。最終的には18頭の勝ち上がりで18勝という成績で2007年度のフレッシュリーディングサイアーを獲得したが、配合された牝馬のレベルを考えると、2勝馬が出なかった成績には疑問も投げかけられている[6]。しかし年が明けた2008年には2勝目、3勝目を、さらにはダンツキッスイなど重賞勝利をあげる産駒も出始め、翌2009年のフェブラリーステークスをサクセスブロッケン(母サクセスビューティ)が制したことで、GIサイアーの仲間入りを遂げた。"
【ワンポイントウィキペディア3】 "ペリエ曰く堂々として気高い馬だそうである。レース前に担当ではない者がシンボリクリスエスを連れて行こうとしたところ噛み付いたという。これは連れて行こうとしたものが同馬を馬だということで見下した扱いをしたためだとペリエは言っている。その後担当者が連れて行こうとしたところ今度は素直になったという。
青葉賞優勝後、調教師の藤沢はこの馬にダービー制覇を期待していたが、青葉賞で騎乗した武は藤沢に「この馬秋になったら強くなりますよ」と語ったという。それを聞いた藤沢は「秋かよ」と内心思っていたそうである。そして、実際に迎えたダービーでは、シンボリクリスエスは武豊騎乗のタニノギムレットに差し切られている。
ペリエは9馬身差で圧勝した有馬記念の後、「自分が今まで乗った中で、パントレセレブルに匹敵するくらいのベストホースだと思います」とシンボリクリスエスを絶賛した。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "産駒は、骨格が太くて、早い時期から前後躯のバランスが良くて、サラブレッドとして理想的な好馬体が多いのが特徴です。
また、父に似て無駄な筋肉が少なく、胸囲があって、心肺能力が高く、いかにもスピード持続力が高そうな産駒が多いですね。
馬体だけ見ると相当活躍しそうな産駒が多いのですが、成績を見てわかるとおり、見映えに対しては若干割引が必要です。

非サンデー系ということで、当初から非常に良質な社台系繁殖牝馬に恵まれていたことを考えると、これまでの成績、特に勝ち馬率の優秀さは当然とも言えます。
ただ、本格化する時機が若干遅めという評価が、牧場でも既に定着してきていますので、これからはその点を考えて、産駒を分析することが必要です。

産駒は馬体バランスの良さを活かすためにも、飛節や繋ぎがしっかりとしたバネのある柔らかいタイプを選びたいですね。
ちょっと勝ちみが遅いという点を考慮すると、やはり晩成血統の繁殖との産駒はオススメできませんし、牝馬についてもかなり吟味しないといけませんね。特に仕上がりに時間がかかりそうな立派すぎる馬体の牝馬は要注意です。

父系はヘイルトゥリーズン系としてはスタミナ傾向の強いロベルト系のKris S(クリスエス)で、そのクリスエスの母父にはタフでスタミナがあるプリンスローズ系のプリンスキロがいます。

一方、母系を見てみると、母父はスピード持続力のあるボールドルーラー系の種牡馬Gold Meridian(ゴールドメリディアン) で、あまりパッとしない種牡馬ですが、その血に零細血統のピーターパン系のクリムゾンサタンがいるのはかくし味としては悪くないと思います。

母系の底流には底力とスタミナのあるトムフール系のTri Jet、ロイヤルチャージャー系のFrancis.S(フランシスエス)などが入っている。総じて仕上がりの良さと成長力にあふれ、芝の中−長距離をベースにしたタフなスタミナ(スピード持続)型の血統と言えます。
ただし、スピードと決め手は不足気味ですので、相手繁殖にはその足りない”スピード”と”切れ(決め手)”を軸とする血統構成を求めたいところで、もちろんサンデー系とは相性が良いはずですね。

シンボリクリスエスの血統全体を眺めてみて、もしシンボリクリスエスが種牡馬として成功するのであれば、やはり父系のロベルト−クリスエスの血が優秀ということになりそうですね。
確かに現在の日本の競走馬が、ノーザンダンサー系とヘイルトゥリーズン系の血の和合で発展していっていることを考えれば、この種牡馬にも活躍の芽は当然ありますが、サンデー系や同じロベルト系のブライアンズタイム以上の爆発力がこの種牡馬に果たしてあるのかは、今後産駒の3歳夏以降の成長力がカギを握っている感じで、私の評価ももう少し先になりそうです。"
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【母父サンデーサイレンス】
【競走成績】 米で14戦9勝。ケンタッキーダービー-GT、プリークネスS-GT、BCクラシック-GT、スーパーダービー-GT、サンタアニタダービー-GT
【種牡馬成績】 ディープインパクト(牡馬クラシック3冠、天皇賞・春-GT、宝塚記念-GT)、ハーツクライ(ドバイSC-GT、有馬記念-GT)、スペシャルウィーク(ジャパンC-GT、東京優駿-GT、天皇賞・春-GT、天皇賞・秋-GT)、ゼンノロブロイ(ジャパンC-GT、有馬記念-GT、天皇賞・秋-GT)、ハットトリック(香港マイル-GT、マイルCS-GT)、ステイゴールド(香港ヴァーズ-GT)、ネオユニヴァース(東京優駿-GT、皐月賞-GT)、アドマイヤベガ、タヤスツヨシ、アグネスフライト、マンハッタンカフェ、エアシャカール、ダンスインザダーク、アグネスタキオン、スティルインラブ、ダンスインザムード、デュランダル
【母父成績】 アドマイヤムーン(ドバイデューティーフリー−GI、宝塚記念−GI、ジャパンカップ−GI、弥生賞−GII)、ラインクラフト(桜花賞-GT、NHKマイルC-GT、フィリーズレビュー-GU、阪神牝馬S-GU)、アサクサキングス(菊花賞−GI)、ソングオブウインド(菊花賞−GI)、トールポピー(阪神JF−GI、優駿牝馬−GI)、レジネッタ(桜花賞−GI)、フサイチリシャール(朝日杯FS-GT)、シャドウゲイト(シンガポール航空インターナショナルカップ−GI)、マイソールサウンド(阪神大賞典-GU、マイラーズC-GU、京都記念-GU)、ポップロック(目黒記念-GU)、プレシャスカフェ(CBC賞-GU)、サカラート(東海S-GU)、ヴァーミリアン(ジャパンカップダート−GI、フェブラリーS−GI、ダイオライト記念-GU)、サクラメガワンダー、シャドウスケイプ、プリサイスマシーン、スズノマーチ、ウイングレット、ライラプスなど

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父サンデーサイレンスは、言うに及ばずですがスピード溢れるヘイロー系の大種牡馬ですね。気性を決め手にするタイプで、遺伝力も血の活性力も相当強い種牡馬で、母父に入ってもその威力は衰えをしりません。

母母父ガルチは、ミスプロ系の旗手と言っても良い大種牡馬で、スピードに勝る種牡馬ですが、意外にもその母系にはスタミナ豊富で、零細かつ異系の血が多く入っていて、そこが世界中で中距離のGI馬を多数輩出し、種牡馬として成功する背景となった感じですね。

母母母父はノーザンダンサーの直仔リファールで、タフなスピード持続力を遺伝します。

総じて、スピードが勝っていますが、スピード持続力もそこそこあって、血統バランスはまずまず良いですね。
近親の馬の活躍が少し物足りない点と、ちょっとスタミナの血が足りない点については、父シンボリクリスエスがうまく遺伝すると、相当バランスが良くなりそうです。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 宮徹
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング 65 位
勝ち数 19 勝、勝率 7.1% 、連対率 13.9%
【2007成績】 リーディング 56 位
勝ち数 21 勝、勝率 7.5% 、連対率 12.9%
【2008成績】 リーディング 19 位
勝ち数 29 勝、勝率 9.6% 、連対率 18.5%
これまでの主な管理馬 コパノフウジン、アインダンス、アインブライド、コスモフォーチュン
【よく使う騎手】 岩田騎手、中館騎手、藤岡康騎手、藤岡佑騎手、小牧騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ ずーっと50位から100位の間をうろうろしていたんですが、昨年は19位と大躍進しました。これまでもそんなに活躍馬がいない中でこの成績は、よほど仕上げ方や使い方がうまいんですね。1,2番人気になったときは高率で馬券にからんでいますね。
◆ワンポイントウィキペディア◆ "1981年 - 栗東・田中四郎厩舎所属の騎手としてデビュー。
通算成績は2285戦136勝
1996年 - 調教師免許を取得、
1997年 - 厩舎開業 "
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:437kg
体高:159.5cm
胸囲:173cm
管囲:19.4cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 △
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "気が強そうな顔をしていますね。
頭部は小さく、首差しは非常に力強くて、しかも太くなく、短くもないですね。
肩には良い筋肉がついています。前腕三頭筋もほどほどについていて、これからもっとついてくる素養が見られます。
脚もとはしっきりしていて、ちょっとこの馬体にしては管が細いですが、球節はごりっとしていて、繋ぎも角度も良い感じです。
胴周りも緩くなく、きつくなく、背中は短めですが、腰高で、これからもう少し胴のびしてきそうです。
トモは角度良く、サンデー系の走る馬に見られるようなシャープさがあります。
脛から飛節にかけても力強く、後肢の置く位置が良いですね。
歩様は腰高なので、後肢の方はまだしっかりしていません。前肢もちょっと遊びますね。
サイズはまず良いでしょう。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルもまず良くて、血統バランスも悪くありません。
トレーナーも調子が良いですし、馬体はこの繁殖の産駒の中では特に出来がよいと私は思います。
すごく胴とトモの一体感もありますしね。
価格も安いですし、ここは一発を期待しても良いのではないでしょうか。"
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posted by 楽天馬 at 09:47 | Comment(0) | 関西 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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