35.ブロンクステイル(デゴッドドーターの08)

【馬名】 ブロンクステイル
【馬名の由来】 ロバート・デニーロ監督の映画「ブロンクス物語」の原題より。父名および母父名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 黒鹿毛
【父】 マンハッタンカフェ
【母】 デゴッドドーター (母父 De Niro )
【生年月日】 2008年2月19日 生まれ
【生産牧場】 追分F
【募集価格】 2,400 万円(一口価格 6 万円)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【カタログのコメント】 素晴らしいバランスを維持しながら理想的な成長を続ける本馬は、特に胸前や首差しの発達ぶりが顕著です。父の産駒は幅広い分野で一線級の活躍を遂げていますが、本馬はやや詰まり気味の体型であることから、能力を最大限に発揮できる舞台はマイルから中距離であることが想像できます。屈強な馬体の上には柔軟性のある上質な筋肉がまとい、クッションの利いた柔らかい歩きや深い踏み込みを支えています。日ごろから見せる前向きな気性はいかにも実戦向きという印象で、夜間放牧を重ねるなかでの成長もひと際目立つ一頭です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[募集馬診断レポート]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1998 生まれ、本馬は 10 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米7勝
【主な勝ち鞍】 ホーソーンH−GIII4着
【母の馬場・距離適性】 ダート中距離?
−−−−−−−−−−
【2006年産までの産駒数】 2 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "04年不受胎、
初子ドルバコスター(父Forestry、牡)は、3歳2月デビュー、ダート短距離中心、5戦0勝、地方11戦1勝、
二番仔ペップトーク(父クロフネ、牡)は、不出走(引退→地方転厩?)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "二番仔までを見ていると、米競馬でかなり使われて、疲労をたっぷり残して繁殖入りした可能性もあると思いましたが、三番仔のグローリーステップ(父スペシャルウィーク、牡)が、どうやら比較的早くにデビューできそうで、そのデビュー戦の出来如何では見直しが必要かもしれません。
まあ、現状ではあまり繁殖ポテンシャルが高いと判断できる材料は乏しいのですが、今回は初めてのサンデー系種牡馬との配合ということと、繁殖適期内の産駒ということで、期待の意味を込めて★は5つにしました。
いずれにしても本場は、馬体などを参考にしながら、体質面のチェックが必要不可欠だと思いますね。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ミスタープロスペクター 系
【同系の主な活躍馬】 ゼンノロブロイ、サイレンススズカ、フサイチエアデール、ザッツザプレンティ、スズカマンボ、ノーリーズンほか
【本馬の5代クロス】 5代アウトブリード
【牝系の特徴】 母の兄弟に米15勝でベンアリS−GIII勝ち馬のミッドウェイマジストレイト
−−−−−−−−−−
【父マンハッタンカフェ】
【競走成績】 3〜4歳。11戦6勝。菊花賞−GI、有馬記念−GI、天皇賞春−GI。凱旋門賞13着。
【種牡馬実績】 2006年が初年度産駒。ジョーカプチーノ(NHKマイルC−GI)、マンハッタンスカイ(福島記念−GIII)、セラフィックロンプ(愛知杯−GIII)、レッドアゲート(フローラS−GII)、メイショウクオリア(京都新聞杯−GII)、ベストメンバー(京都新聞杯−GII)、オリエンタルロック(札幌2歳S−GIII)、アントニオバローズ(シンザン記念−GIII)、レッドディザイア(桜花賞−GI2着、オークス−GI2着)
【2008年種牡馬リーディング】 9 位
(勝馬率 29.2 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 9.9 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 670
(ダート勝率 8.9 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 293
【2007年種牡馬リーディング】 25 位
(勝馬率 27.2 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 8.5 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 461
(ダート勝率 10.1 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 189
【ワンポイントウィキペディア1】 2001年の有馬記念では2着に最低人気のアメリカンボスが入って万馬券となり、『マンハッタン+アメリカン』と同年に起きた米国同時多発テロの時事問題に掛けた名前の馬2頭でサイン馬券だと話題となり[1]、翌年の有馬記念の予想でもこのことが大きく取り上げられていた。また、3着にはトゥザヴィクトリーが入り、優勝馬の鞍上が蛯名正義であり、これを含めてサインであると考える場合もある。
【ワンポイントウィキペディア2】 管理した小島太調教師は、騎手時代にはついに菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)を勝てなかったが、同馬をもって調教師として勝利を挙げた。
【ワンポイントウィキペディア3】 2001年の有馬記念で記録した上がり3F33.9秒は中山競馬場の2500m戦で確認されていた当時の最速の上がりであるだけではなく、2005年の湾岸ステークスまでは中山競馬場の2500m戦で確認された唯一の上がり3F33秒台であった。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "今年は、産駒のジョーカプチーノがGI初制覇しました。そのことは、マンハッタンカフェが晩成のステイヤーであるかもしれないという疑いを晴らすのに効果的な出来事でした。
これは、晩成のステイヤーを嫌う昨今の馬産地の風潮を考えれば、マンハッタンカフェの種牡馬としての前途に大きな出来事だったと言えると思います。

マンハッタンカフェは、6月21日現在で2009年のリーディングを走っています。
産駒がデビューして4世代目で、もしリーディングを獲得するということになれば、まさに順調に産駒が成績を上げていると言えると思います。勝ち馬率も高く、芝で走る産駒が増えてきたことは、生産者や厩舎がそろそろマンハッタンカフェ産駒を手の内に入れ始めているからにほかならないでしょう。
確かに、1,2年目はある程度繁殖にも恵まれたと思いますが、ここに来て順調に成績を伸ばしていることは、特筆すべきで、来年は、後から来ているネオ、先を行くタキオンとの激しいリーディング争いがまき起こりそうです。

走ってくる産駒は、父に似て、前腕から肩にかけてが良く発達しています。
また胸厚もあって、心肺能力に優れた感じの産駒が多いです。
トモは、長手方向はコンパクトに見えて、形も平行四辺形からむしろ菱形に近い感じに見えますが、後ろから見ると幅があって、真四角に見えますので、横写真だけだとトモのボリュームがつかめません。

血統的には、父は、高いスピード値と鋭い決め手が特徴のサンデーサイレンス。優性遺伝力に優れ、母系の特徴を表現するのが上手な種牡馬です。
母父ローソサエティは、セントサイモン系−リボー系のスタミナ血統のホイストザフラッグの直仔、ホイストザフラッグはなんとスプリンターで、このローソサエティは英、愛ダービー馬とクラシックディスタンスで活躍した名馬ですね。
これを見た時、フェデリコテシオの血統理論を思い出しましたね。スタミナ血統の中に、1本スプリンターが入っていますからね。
母母父ルチアーノはビワハイジの母母父、というかマンハッタンカフェとビワハイジ(父カーリアン)は、祖母が同じでかなり近親ですね。

やっぱり、スタミナベースという印象ですので、父サンデーからスピードと決め手をもらって、中距離以上で決め手を発揮することが出来たのでしょう。
配合相手には、高いスピード値とスタミナや持続力の両方の血が欲しい感じで、スピードだけだとスタミナ不足、スタミナだけだとスピード不足という印象になりそうです。それだけマンハッタンカフェ自体の血統構成がバランスが良いのだと思います。
例えば、ノーザンダンサー系でも、ダンジグやヌレイエフ当たりは特に相性が良さそうで、デピュティミニスター系やニジンスキー系でもまず良さそうです。いわゆる母系にスピードとスタミナの両方の血が合った方が、良いバランスになりそうです。"
−−−−−−−−−−
【母父デニーロ】
【競走成績】 12戦2勝。トレモントBCS−GIII、サンフォードS−GIII3着。
【種牡馬成績】 デバーティ(サビンH−GIII、ランパートH−GIII)
【母父成績】 ゲットレディパーティー(デムワーゼルS-G2 2着)、シモネッタベスプッチ(インデペンデンシア賞-G2 2着)、ワーリーバーティー(モンマスオークス-G3 3着)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父デニーロは、12戦2勝のスプリンターで重賞勝ちがひとつありますが、現役時代に目立った成績を残していません。
なのになぜデニーロが、種牡馬になれたのかというと、父がミスプロ系の後継種牡馬でGIを7勝した名馬ガルチであったこと以上に、母が現役時代GI4勝を含む14勝を揚げ、エクリプス賞最優秀古牝馬に選ばれた名牝wayaであったことに起因するのは間違いないところでしょう。
※Wayaの成績(14勝(米G1・ベルデイムS(ダ10F),米G1・トップフライトH(ダ9F),米G1・サンタバーバラH(芝10F),米G1・マンノウォーS(芝11F),米G2・ダイアナH,仏G2・オペラ賞,仏G3・ロワイヨモン賞など))

母母父リトルカレントは、16戦4勝の米二冠馬で、その父が至上最強馬に推す人も多い名馬シーバード。
リトルカレント自身は中距離馬でしたが、産駒の成績は重賞勝ち馬が数頭(2〜3頭)いる程度で、BMSとしても目立った活躍馬はいません。
※日本には、リトルカレントをBMSする馬に、ヤマニンマリーン(4歳牝馬特別−GII)、ヤマニンアピール(京都大障害・春,京都大障害・秋,中山大障害・秋,阪神障害S・春)がいます。

母母母父グロウスタークは、リボー系の名種牡馬で、良いスタミナを継承します。

総じて、母系の累代にはグロウスタークを除いては強い遺伝力を感じさせる種牡馬が少なく、多くは期待できない感じで、マンハッタンカフェの潜在力に賭けるという感じの血統構成と言えます。

しかしながら、実はこのマンハッタンカフェという種牡馬は、ミスプロ系との相性が良くて、メイショウレガーロ、アントニオバローズ、イコピコ、レッドアゲートなど比較的活躍馬を多く輩出しています。
しかもこの4頭とも父が違っていて、あまり相手を選ばないという点で、本馬の母父デニーロにも復権のチャンスがあると見て良いでしょう。

いずれにしても血の活性力そのものはマンカフェ1本に依存している血統構成と言えると思います。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.厩舎診断
【厩舎名】 小島茂之
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 126 位
勝ち数 11 勝、勝率 5.3% 、連対率 11.1%
【2007成績】 リーディング 69 位
勝ち数 19 勝、勝率 7.8% 、連対率 13.9%
【2008成績】 リーディング 35 位
勝ち数 25 勝、勝率 10.2% 、連対率 21.1%
これまでの主な管理馬 サンデーコバン、ブラックエンブレム
【よく使う騎手】 田中勝騎手、松岡騎手、岩田騎手、内田騎手、三浦皇騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業5年目で一気に躍進、昨年はついに35位まで順位を上げてきました。ブラックエンブレムのローズS15着から秋華賞制覇が印象深いですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:456kg
体高:157cm
胸囲:173cm
管囲:20.1cm
−−−−−−−−−−
(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
−−−−−−−−−−

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "膝下が短いせいもありますが、一見してどっしりした感じに見えますね。
顔はしっかりした感じで、首は短めです。
肩にはボリュームのある筋肉をしょっていて、二の腕も立派に見えます。
胸が厚くて心肺能力が高そうです。
脚もとは、膝下、繋ぎが短めで、安定感がありすぎるくらいですね。
前の繋ぎの角度は良くて、故障は少なそうです。
ただ、後肢の繋ぎは、後肢にしてはちょっと寝ている感じに見えますね。
胴回りはすっきりしていて、背中から腰にかけてはなかなか筋力が強そうに見えますね。
トモは現状ではちょっとボリュームが足りませんが、脚が切れそうな良い形をしています。
脛から飛節はちょっと細めです。
歩様にはほとんど欠点がありませんが、唯一後肢の股関節がちょっと硬め。
でも、調教で改善される範囲だと思います。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母は、かなり走った馬ですが、海外でタフに活躍した牝馬は、日本と違って産駒にもそのタフさを伝える場合が往々にしてあるので、一概には判定できませんが、繁殖ポテンシャルが低い可能性も残されているので、体質面はチェックが必要でしょう。

馬体は、無駄肉が少なく、仕上げやすいそうな馬体で、脚もとを含めてなかなかタフな感じに見えます。
歩様にも安定感があって、それらは非常に好感が持てます。

血統的には、マンカフェ×ミスプロの相性の良さに期待したいです。
トレーナーは、成績が上がってきていますので、その点は期待したいです。

価格は牡馬にしては安いですが、ブラックタイプなどを考えるとこんなもんでしょう。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by 楽天馬 at 10:06 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。