34.スクエアナンバー(リアルナンバーの08)

【馬名】 スクエアナンバー
【馬名の由来】 「平方数」の意。母名より連想。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 黒鹿毛
【父】 ファルブラヴ
【母】 リアルナンバー (母父 レインボウクエスト )
【生年月日】 2008年3月30日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,000 万円(一口価格 2.5 万円)
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【カタログのコメント】 世界7カ国を渡り歩き勝ち星を積み重ねた父と、アルゼンチンの名門牝系出身で自身もG1ウイナーである母との間に生を受けた本馬は、生まれながらに活躍が義務づけられていると言っても過言ではありません。やや小柄な馬体ながら、エネルギーに満ちた柔軟な筋肉を持ち、それを支えるしっかりとした骨格はバランスが素晴らしく、その体躯から繰り出されるキャンターは躍動感にあふれています。順調に夜間放牧をこなしているように、四肢の乾燥具合は常に良好で、早期デビューからタフにレースをこなす姿が目に浮かんできます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1997 生まれ、本馬は 11 歳の時の産駒
【母の戦歴】 亜5勝
【主な勝ち鞍】 フィルベルトレレナ大賞典−GI、アプリル賞−GII
【母の馬場・距離適性】 芝
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【2006年産までの産駒数】 3 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 2 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ウィキウィキ(父フレンチデピュティ、牝)は、3歳4月デビュー、ダート短−中距離、5戦1勝(引退)、
二番仔ボンテディリアルト(父アグネスタキオン、牝)は、3歳7月デビュー、ダートマイル−中距離、10戦0勝、地方2戦2勝(現役)、
三番仔トパンガ(父キングカメハメハ、牡)は、3歳3月デビュー、芝中−長距離、6戦1勝(現役)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "データが少ないので、想像の域を出ませんが、産駒の成績の傾向だけを見ると、そんなに疲労を残して繁殖入りした母馬に見られるような、ある時急に成績が落ち込んでスランプになったり、1勝した後にすごいダメージを受けて長期に休養するなどの極端な症状は出ていないように思います。
ただ、この母の成績に対しては、この産駒の成績は物足りない感じで、特にデビュー時期が遅い点も、ちょっと不安を感じますね。
少なくとも相手種牡馬を選ぶタイプの繁殖であることは間違いないようで、早いデビューというのがひとつのポイントになりそうです。
産駒は、丈夫そうで、かつ仕上げが早そうな、すっきりしたタイプの馬体であることが理想ですね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ノーザンダンサー 系× ブラッシンググルーム 系
【同系の主な活躍馬】 テイエムオペラオー、コスモサンビーム、レッツゴーキリシマなど、海外種牡馬ではストラヴィンスキー、ジャイアンツコーズウェイ、ラムタラ、オーサムアゲインなど
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの3×5、ヘイルトゥリーズンの5×5
【牝系の特徴】 祖母ヌメラリアは、アルゼンチン1000ギニー−GI、カルロストムキンソン賞−GIII勝ち。母の兄弟ヌメラドラは、アルベルトソラーリマグナスコ賞−GII勝ち。遡ればアルゼンチンの名馬がずらり。
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【父ファルブラウ】
【競走成績】 伊仏英愛米香日で2〜5歳時に26戦13勝。03年欧州最優秀古馬、02年伊年度代表馬、03年英年度代表馬。共和国大統領賞-GT(芝2000m)、ミラノ大賞-GT(芝2400m)、ジャパンC-GT(芝2200m)、イスパーン賞-GT(芝1850m)、エクリプスS-GT(芝10F7Y)、英インターナショナルS-GT(芝10F88Y)、QEIIS-GT(芝8F)、香港C-GT(芝2000m)、伊ダービー-GT2着、愛チャンピオンS-GT2着、グイドベラルデリ賞-GV2着、ガネー賞-GT3着、BCターフ-GT3着。
【種牡馬実績】 04年より供用。05年は英で供用。04〜06年はシャトル種牡馬(豪州)として供用。07年の2歳世代が初年度産駒。ビーチアイドルが新馬戦(3回阪神・芝1200m)、フェニックス賞(2回小倉・芝1200m)と連勝。また、産駒のJRA初出走初勝利も達成した。レーヴダムール(阪神JF-GI2着)、ワンカラット(フィリーズレビュー-GII)
【2008年種牡馬リーディング】 29 位
(勝馬率 20.8 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 6.1 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 213
(ダート勝率 6.3 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 127
【2007年種牡馬リーディング】 90 位
(勝馬率 37.5 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 18.8 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 64
(ダート勝率 12.5 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 16
【ワンポイントウィキペディア1】 "4歳時、オリビエ・ペリエを鞍上に臨んだ凱旋門賞では、直線で全く伸びずにマリエンバードの9着と大敗してしまう。これはロンシャン競馬場の深い芝が共和国大統領賞をレコードで制したファルブラヴには向かなかったためとされている。そこで陣営は、速いタイムの出やすい「軽い馬場」と言われる日本のジャパンカップに矛先を向けた。

この年のジャパンカップは、東京競馬場が改修工事で使用できないため、代わりに中山競馬場の2200mで開催された。このレースの外国馬はファルブラヴ以外にも、フランスの牝馬限定G1オペラ賞勝ち馬のブライトスカイや、キングジョージの勝ち馬ゴーランも出走していたとあって、見劣りしたのか9番人気の低評価ではあった。しかし初めて同馬に騎乗したイタリア出身の名騎手ランフランコ・デットーリの好騎乗もあり、サラファンとの激しい叩き合いを制し、シンボリクリスエスの猛追をも凌ぎ切って勝利する。このレースは、サラファンの陣営からファルブラヴに対しての抗議が出たため、改めて審議となる程の激戦であった。なお、この勝利で社台グループはファルブラヴの約半分の権利を購入した。"
【ワンポイントウィキペディア2】 2004年シーズンより社台スタリオンステーションで種牡馬となり144頭に種付けを行った。秋にはシャトル種牡馬としてオーストラリアに渡り、2005年にファーストクロップとなる産駒が誕生し、93頭が血統登録された。この年はチェヴァリーパークスタッドで繋養されていた。2006年、再び社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。2007年、この年の種付け料は300万円に設定された。同年産駒がデビューし、6月21日に行われた旭川競馬場でのレースでモエレヒストリーが勝利し、地方、中央通じての産駒初勝利を挙げた。また、6月30日には、阪神競馬場でビーチアイドルが勝利し中央での産駒初勝利を挙げた。12月13日に2008年の種付け料が200万円アップの500万円に設定されたことが発表された。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "ファルブラヴは、現役時代26戦13勝という戦歴もさることながら、アイルランドで生まれ、アイルランド、イタリア、イギリス、フランス、香港、日本と実にタフな競争生活を送った馬である。また、レースでは軽い高速馬場を得意とした点、そしてジャパンカップに勝ったという実績から日本の馬場に高い適性を示した馬です。

では産駒は果たしてどうかというと、初年度産駒だけを見た時は、勝ち馬率、勝率とも非常に高く、特に芝の高い勝率を見ると大物の登場も期待されたのですが、1年目がかなり相手繁殖に恵まれたという点を考慮すると、この2年目の成績は非常に厳しいものがあります。

産駒の馬体は、いかにも柔らかそうな筋肉を鎧のようにまとったタイプが多く、ムキムキなのにジョイントが柔らかそうな印象があります。

血統的には、父はニアークティック系のフェアリーキングで、あのサドラーズウェルズの全弟。
フェアリーキングの産駒は、その9割が芝を走り、さらにその半分は中距離以上を走っています。
総じて軽い高速馬場が得意で、その点兄サドラーズウェルズの産駒とは脚質が違うようです。
母父スルーピーは、シアトルスルー系のダートの中距離を主戦に走った馬で、産駒は芝・ダート兼用で割合的にはスプリンターを多く輩出しています。

母母父Lithiot は、スタミナ豊富なリボー系種牡馬で、4度フランスのリーディングサイアーになったかなりの遺伝力を持った種牡馬です。

牝系の底流にはハイペリオン系、トゥルビオン系、ゲインズボロー系、テディ系など比較的粘りのあるスタミナの血が多く含まれ、ベースがしっかりしている印象があります。
以上からファルブラウの産駒は、血統構成から見て、芝のマイル-中距離を中心に幅広く走りそうです。

このファルブラヴは、日本で思うような成績を残せず再び欧州(北アイルランド)に買い戻されたエリシオと4分の3同血で、そう考えると、果たしてファルブラヴが種牡馬として成功するのかは、非常に不安があります。

一縷の望みとしては、エリシオとファルブラヴの脚質の違いですかね。
凱旋門賞を圧勝したエリシオと、凱旋門賞で大敗し、日本でのジャパンカップを含めて軽い高速芝で高い適性を示したファルブラウという構図です。

エリシオは、同じ凱旋門賞馬で叔父のサドラーズウェルズの方の脚質に近かったと思いますが、サドラーズウェルズの直仔は、ジャパンカップを含めて日本ではあまり良績を残せていません。この点、ファルブラヴには、逆の脚質だったことで可能性は高いとみて輸入したと思われます。

まったくの余談ですが、エリシオが欧州に買い戻された後に、日本での代表産駒となるポップロックが活躍したのは、なんとも皮肉な話です。

ファルブラヴが、エリシオと同じ道を歩むのかどうかは、今年の産駒成績にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
特に母父サンデーサイレンス系種牡馬という組み合わせで良さが出ないとなると、この種牡馬にとって致命傷にもなりかねません。"
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【母父レインボウコーナー】
【競走成績】 米仏で15戦3勝、フォンテンブロー賞−GIII、仏2000ギニー−GI2着、仏グラン・クリテリウム−GI2着、ラ・ロシェット賞−GIII2着、ダフニス賞−GIII2着、エディ・リードH−GI3着
【母父成績】 メダルオブオナー(マイプ大賞典-G1)、エルガルファ(パレルモ大賞典-G1)、マグナム(ローンスターパークH-G3)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父レインボウコーナーは、マイラーですが、タフなスピード持続力のある血を多く持っていて、母系に入ると良い競争資質を遺伝するブラッシンググルーム系です。

母母父サザンヘイローは、南半球のサンデーサイレンスと言われるヘイロー系種牡馬で、アルゼンチン競馬に適性が高かったところを見ると、北米血脈の中では高速馬場が得意な脚質と言えると思います。ただ、日本の馬場に適性が高いかと言われると・・・成績を見ると、どうもそうとは言えない感じですね。

全体としては、距離は短めで、スピードで押し切る競馬を得意としそうな感じで、芝適性も比較的高いと思います。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 和田正道
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 27 位
勝ち数 28 勝、勝率 7.3% 、連対率 14.8%
【2007成績】 リーディング 22 位
勝ち数 30 勝、勝率 7.1% 、連対率 14.2%
【2008成績】 リーディング 39 位
勝ち数 24 勝、勝率 5.4% 、連対率 14.0%
これまでの主な管理馬 プロモーション、ゴッドオブチャンス、トップガンジョー
【よく使う騎手】 宮崎騎手、北村騎手、蛯名騎手、吉田豊騎手、後藤騎手、内田騎手、横山騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 2005年、2007年と30勝を上げています。2004年から2008年まで27位、18位、27位、22位、39位と安定しています。目立った活躍馬がいないのにこの成績は、確実に稼ぐ調教師ということでしょう。多くの騎手を使い分けているのも特徴的です。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 千葉県出身。父は有限会社和田牧場の和田正輔代表。獣医師の免許も所持している。1978年、美浦・野平祐二厩舎所属の調教助手となる。1982年、調教師免許を取得する。1983年、厩舎を開業する。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:427kg
体高:151cm
胸囲:172.5cm
管囲:18.8cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "この馬は前肢の置く位置が良くて、前傾に見えますね。
頭部は小さめで、首指しよくて、肩もしっかりと筋肉がついています。
気性は相当きついようで、写真撮影用に長めに持った手綱が緊張していますね。
上腕三頭筋は小さめではありますが、ボリュームが出てくる感じが見えます。
腕は細めで、管囲も細いのが頼りない感じですが、繋ぎの角度は良くて、球節もこのサイズの割にはゴロッとして良い感じです。
背中が短く、距離は比較的短めの感じですが、まだ背垂れ気味で幼い感じがありますので、これから胴回りは雰囲気が変わってきそうです。
トモは小さめでコンパクトですが、しかるべきところには筋肉がついていますね。
脛から飛節も細めで、やはり全体的に細さが目に付きますね。
馬体も小さいですが、それ以上に管囲など骨が細い感じなのが気になりますね。
馬体は牝馬で420キロ台なので、ギリギリ減点はしません。
歩様については、欠点がほとんどないですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "各項目での欠点がほとんど無くて、全体を通して非常にバランスが良いという印象です。
若干、サイズは小さいですが、牝馬はこのサイズでも走る馬が多いので、それほどマイナスではないでしょう。
距離は短めですが、馬体もその脚質に合っている感じで、ファルブラヴの高速馬場にあった軽いスピードが活かされそうな馬体をしていると思います。さらに牝馬らしく仕上げ易そうな馬体でもあります。
馬体が成長してバランスが良くなる頃には、いかにも走りそうな雰囲気になっているでしょう。
トレーナーもすごく良いですし、価格はこのブラックタイプにしては安すぎるくらいですね。
おそらく兄弟が走っていない分、牧場も強気になれなかったのかもしれませんが、本馬はこれまでの産駒とは違った結果になりそうな感じです。"
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posted by 楽天馬 at 10:18 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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