33.エイコーンキッド(エイコーンリングの08)

【馬名】 エイコーンキッド
【馬名の由来】 「どんぐり坊や」の意。誰からも愛される馬になってほしいとの願いを込めて。母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 鹿毛
【父】 ファルブラヴ
【母】 エイコーンリング (母父 ジェイドロバリー )
【生年月日】 2008年3月12日 生まれ
【生産牧場】 白老F
【募集価格】 1,200 万円(一口価格 3 万円)
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【カタログのコメント】 骨量があって幅のある骨格を良く発達した筋肉が覆った、独特の安定感のある馬体が魅力の一頭です。膝下が短く角度の良い繋を持つ脚元も健康的な印象ですし、父の産駒にしては中サイズにまとまり、しかもバランスに優れたシルエットには好感が持てます。従順さとピリッとした悍性を持ち合わせた、オン・オフの切り替えがしっかりとできる気性も頼もしく、日ごろ放牧地で見せるパワー溢れる走りを競馬場でも発揮できるはずです。血統面からもダート適性が高いのは間違いなさそうで、力強い走法から生まれるスピードを武器に活躍してくれそうです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2002 生まれ、本馬は 6 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 13 戦 1 勝
【母の馬場・距離適性】 ダート短距離中心
【母のデビュー時期】 2歳11月
【母の引退時期】 2006/10/11 (引退年齢 4 歳)
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【初仔の生年月日】 本馬が初仔
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 6 ヶ月
【2006年産までの産駒数】 本馬が初仔
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 本馬が初仔
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 本馬が初仔

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "この繁殖のポテンシャルは文句なしですね。
ダートの短距離中心で、13戦はまったく問題ないですし、現役引退後繁殖入りまでに半年休ませています。
繁殖黄金期と言える6歳の産駒でもあり、大いに期待して良いでしょう。
後は、種牡馬との相性次第という感じですか。"
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2.血統診断
【血統構成】 ノーザンダンサー 系× ミスタープロスペクター 系
【同系の主な活躍馬】 コンゴウリキシオー、アサクサデンエン、シーキングザダイヤ、ビハインドザマスク、ホオキパウェーヴなど
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの3×5×5、スペシャルの4×4、ネイティヴダンサーの5×5、ヘイルトゥリーズンの5×5
【牝系の特徴】 母の兄弟にワキノカイザー(OP)
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【父ファルブラウ】
【競走成績】 伊仏英愛米香日で2〜5歳時に26戦13勝。03年欧州最優秀古馬、02年伊年度代表馬、03年英年度代表馬。共和国大統領賞-GT(芝2000m)、ミラノ大賞-GT(芝2400m)、ジャパンC-GT(芝2200m)、イスパーン賞-GT(芝1850m)、エクリプスS-GT(芝10F7Y)、英インターナショナルS-GT(芝10F88Y)、QEIIS-GT(芝8F)、香港C-GT(芝2000m)、伊ダービー-GT2着、愛チャンピオンS-GT2着、グイドベラルデリ賞-GV2着、ガネー賞-GT3着、BCターフ-GT3着。
【種牡馬実績】 04年より供用。05年は英で供用。04〜06年はシャトル種牡馬(豪州)として供用。07年の2歳世代が初年度産駒。ビーチアイドルが新馬戦(3回阪神・芝1200m)、フェニックス賞(2回小倉・芝1200m)と連勝。また、産駒のJRA初出走初勝利も達成した。レーヴダムール(阪神JF-GI2着)、ワンカラット(フィリーズレビュー-GII)
【2008年種牡馬リーディング】 29 位
(勝馬率 20.8 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 6.1 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 213
(ダート勝率 6.3 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 127
【2007年種牡馬リーディング】 90 位
(勝馬率 37.5 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 18.8 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 64
(ダート勝率 12.5 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 16
【ワンポイントウィキペディア1】 "4歳時、オリビエ・ペリエを鞍上に臨んだ凱旋門賞では、直線で全く伸びずにマリエンバードの9着と大敗してしまう。これはロンシャン競馬場の深い芝が共和国大統領賞をレコードで制したファルブラヴには向かなかったためとされている。そこで陣営は、速いタイムの出やすい「軽い馬場」と言われる日本のジャパンカップに矛先を向けた。

この年のジャパンカップは、東京競馬場が改修工事で使用できないため、代わりに中山競馬場の2200mで開催された。このレースの外国馬はファルブラヴ以外にも、フランスの牝馬限定G1オペラ賞勝ち馬のブライトスカイや、キングジョージの勝ち馬ゴーランも出走していたとあって、見劣りしたのか9番人気の低評価ではあった。しかし初めて同馬に騎乗したイタリア出身の名騎手ランフランコ・デットーリの好騎乗もあり、サラファンとの激しい叩き合いを制し、シンボリクリスエスの猛追をも凌ぎ切って勝利する。このレースは、サラファンの陣営からファルブラヴに対しての抗議が出たため、改めて審議となる程の激戦であった。なお、この勝利で社台グループはファルブラヴの約半分の権利を購入した。"
【ワンポイントウィキペディア2】 2004年シーズンより社台スタリオンステーションで種牡馬となり144頭に種付けを行った。秋にはシャトル種牡馬としてオーストラリアに渡り、2005年にファーストクロップとなる産駒が誕生し、93頭が血統登録された。この年はチェヴァリーパークスタッドで繋養されていた。2006年、再び社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。2007年、この年の種付け料は300万円に設定された。同年産駒がデビューし、6月21日に行われた旭川競馬場でのレースでモエレヒストリーが勝利し、地方、中央通じての産駒初勝利を挙げた。また、6月30日には、阪神競馬場でビーチアイドルが勝利し中央での産駒初勝利を挙げた。12月13日に2008年の種付け料が200万円アップの500万円に設定されたことが発表された。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "ファルブラヴは、現役時代26戦13勝という戦歴もさることながら、アイルランドで生まれ、アイルランド、イタリア、イギリス、フランス、香港、日本と実にタフな競争生活を送った馬である。また、レースでは軽い高速馬場を得意とした点、そしてジャパンカップに勝ったという実績から日本の馬場に高い適性を示した馬です。

では産駒は果たしてどうかというと、初年度産駒だけを見た時は、勝ち馬率、勝率とも非常に高く、特に芝の高い勝率を見ると大物の登場も期待されたのですが、1年目がかなり相手繁殖に恵まれたという点を考慮すると、この2年目の成績は非常に厳しいものがあります。

産駒の馬体は、いかにも柔らかそうな筋肉を鎧のようにまとったタイプが多く、ムキムキなのにジョイントが柔らかそうな印象があります。

血統的には、父はニアークティック系のフェアリーキングで、あのサドラーズウェルズの全弟。
フェアリーキングの産駒は、その9割が芝を走り、さらにその半分は中距離以上を走っています。
総じて軽い高速馬場が得意で、その点兄サドラーズウェルズの産駒とは脚質が違うようです。
母父スルーピーは、シアトルスルー系のダートの中距離を主戦に走った馬で、産駒は芝・ダート兼用で割合的にはスプリンターを多く輩出しています。

母母父Lithiot は、スタミナ豊富なリボー系種牡馬で、4度フランスのリーディングサイアーになったかなりの遺伝力を持った種牡馬です。

牝系の底流にはハイペリオン系、トゥルビオン系、ゲインズボロー系、テディ系など比較的粘りのあるスタミナの血が多く含まれ、ベースがしっかりしている印象があります。
以上からファルブラウの産駒は、血統構成から見て、芝のマイル-中距離を中心に幅広く走りそうです。

このファルブラヴは、日本で思うような成績を残せず再び欧州(北アイルランド)に買い戻されたエリシオと4分の3同血で、そう考えると、果たしてファルブラヴが種牡馬として成功するのかは、非常に不安があります。

一縷の望みとしては、エリシオとファルブラヴの脚質の違いですかね。
凱旋門賞を圧勝したエリシオと、凱旋門賞で大敗し、日本でのジャパンカップを含めて軽い高速芝で高い適性を示したファルブラウという構図です。

エリシオは、同じ凱旋門賞馬で叔父のサドラーズウェルズの方の脚質に近かったと思いますが、サドラーズウェルズの直仔は、ジャパンカップを含めて日本ではあまり良績を残せていません。この点、ファルブラヴには、逆の脚質だったことで可能性は高いとみて輸入したと思われます。

まったくの余談ですが、エリシオが欧州に買い戻された後に、日本での代表産駒となるポップロックが活躍したのは、なんとも皮肉な話です。

ファルブラヴが、エリシオと同じ道を歩むのかどうかは、今年の産駒成績にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
特に母父サンデーサイレンス系種牡馬という組み合わせで良さが出ないとなると、この種牡馬にとって致命傷にもなりかねません。"
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【母父ジェイドロバリー】
【競走成績】 7戦2勝
【種牡馬成績】 タイキシャーロック(南部杯、浦和記念、エルムステークス) 、テセウスフリーゼ(アンタレスステークス、さきたま杯、黒船賞)、イブキインターハイ(京都4歳特別) 、テンパイ(プロキオンステークス)、ナイキジャガー(羽田盃、黒潮盃、京浜盃) 、オースミジェット(平安ステークス2勝、名古屋大賞典2勝、アンタレスステークス、マーキュリーカップ2勝)、ヤマカツスズラン(阪神3歳牝馬ステークス、クイーンステークス、マーメイドステークス、全日本サラブレッドカップ) 、ルネッサンス(ラジオたんぱ賞) 、ハクシュカッサイ(九州大賞典2回、九州記念2回、吉野ヶ里記念)
【母父成績】 キングジョイ(中山大障害-J・G1)、メイショウトウコン(東海S-G2、ブリーダーズゴールドC-Jpn2)、アドマイヤキッス(ローズS-Jpn2、京都牝馬S-G3、愛知杯-G3、チューリップ賞-Jpn3)、トーセンブライト(黒船賞-Jpn3)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ジェイドロバリーは、その父がミスタープロスペクター、母が良血ナンバーです。
ナンバーの兄弟にはヌレイエフ、やフェアリーブリッジ(サドラーズウェルズ、フェアリーキングの母)がいて、この血統は大きく繁栄しています。
強みは、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系などの主流血脈と相性が良いということですね。
ジェイドロバリーは、産駒がダートで強いという印象が強いですが、実は芝でもヤマカツスズランのように良績を残した産駒がいます。おもしろいのは、芝・ダート兼用で活躍した馬がほとんどいないということですね。
もう一つ言えば、ジェイドが母系に入ったときの効果は、まだ未知数ですので、その点、非常に興味深いです。

母母父サンデーサイレンスは、スピードと決め手、母母母父ノーザンテーストは、スピード、スタミナ、瞬発力とバランスに優れた種牡馬です。

本馬は、スタミナやタフなスピード持続力の血が足りないことから、スピードと瞬発力勝負の一貫性のある血統構成と言って良いでしょう。
芝、ダートいずれかの短距離で、爆発的な破壊力を発揮しそうです。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 勢司和浩
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 56 位
勝ち数 21 勝、勝率 10.5% 、連対率 25.5%
【2007成績】 リーディング 81 位
勝ち数 17 勝、勝率 9.2% 、連対率 21.6%
【2008成績】 リーディング 78 位
勝ち数 17 勝、勝率 8.6% 、連対率 18.3%
これまでの主な管理馬 スマイルトゥモロー、ヴィーヴァヴォドガ、ミンティエアー、ヒカルベガ
【よく使う騎手】 後藤騎手、蛯名騎手、吉田隼騎手、田中勝騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業3年目から5年連続20勝以上を続けていましたがここ2年ほど20勝を割っています。今年は調子が良く、久々に上位に顔を出しそうです。ちょっとじれったいところもありますが、我慢強く数を使っていく調教師で、私が好きな調教師の一人です。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 1986年に稗田敏男厩舎の調教助手となり、1990年に国枝栄厩舎に移った。1999年に調教師免許を取得し、2000年に厩舎を開業。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:444kg
体高:154cm
胸囲:173cm
管囲:20.9cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "顔は芯が強そうですが、カタログコメントから従順ということで、人と馬とで切り替えられるようですね。 
首指しよく、胸前に筋肉が発達していて、肩の筋肉もまだ薄手ですが、良いところについています。
脚もとはしっかりしていて、球節も大きくて、繋ぎの角度も良く、クッションも良いですね。
胴回りはすっきりとして無駄肉が付かないタイプのようで、背中はこれだけ胴のびが良いのに垂れていないところを見ると、結構強いのかもしれません。
トモの形はいかにも切れがある感じで、筋肉の張りこそ今ひとつではありますが、良いところに良い筋肉が付いていて、今後調教で相当立派なトモになりそうな素養が感じられます。
脛から飛節も立派で、後肢の置く位置も非常に良いですね。
歩様は、腰高の分後肢のアクションは今ひとつですが、それ以外は問題なく、馬体のサイズもちょうど良いですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルが高いですね。
馬体も、これまで日本で走ったファルブラヴ産駒らしくない、スレンダーで薄手の馬体です。
これまで筋肉質で、ムキムキした父似の馬体の産駒は、あまり良績を残していませんので、もしかしたらこういうタイプがファルブラヴ産駒は走るのかもしれないと、つい思ってしまいますね。
サイズもちょうど良いですし、トレーナーもまず良いです。
価格は、おそらくブラックタイプが平凡なのでこのくらいにしたのでしょうが、牡馬ですので、こんなに安くていいのかなーというくらいお買い得ですね。
ステージは、おそらく短距離限定。でもその分、疲労感も少なく、数を走れる可能性も高いです。
小回りが得意ならさらに競馬場もたくさん選べます。"
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posted by 楽天馬 at 10:21 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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