30.ハイランドダンス(ルカダンスの08)

【馬名】 ハイランドダンス
【馬名の由来】 スコットランドの伝統舞踊。観衆を魅了するような走りを見せてほしいとの願いを込めて。両親名より連想。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 青毛
【父】 ゼンノロブロイ
【母】 ルカダンス (母父 ヘクタープロテクター )
【生年月日】 2008年1月21日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 2,000 万円(一口価格 5 万円)
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【カタログのコメント】 弾力性に富む柔軟な筋肉を、薄く滑らかな皮膚が覆う黒く光り輝く馬体は気品にあふれており、まるで女王の如き風格を漂わせています。また、バランス良く各所にちりばめられた筋肉は力強く躍動しており、運動能力の高さが自然と伝わってきます。コミュニケーション能力が高く、スタッフの意図どおりに行動する様子は頼もしい限りで、自由自在のレースぶりでターフを疾走するでしょう。全体の緩さは残りますが、安定感のあるキャンターと優れた心肺機能は間違いなく父譲りであり、樫の舞台で大きな仕事をしてくれそうな予感がします。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1996 生まれ、本馬は 12 歳の時の産駒
【母の戦歴】 不出走
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【2006年産までの産駒数】 5 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 1 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ダンシングブラッド(父ペンタイア、牝)は、3歳5月デビュー、ダート短−中距離で4戦0勝、地方8戦0勝(引退)、
二番仔ララダンス(父フサイチソニック、牝)は、不出走、
三番仔アドマイヤラン(父アドマイヤボス、牡)は、3歳5月デビュー、芝中距離で3戦1勝(引退)、
四番仔アイアンクイン(父アドマイヤベガ、牝)は、2歳7月デビュー、芝短−中距離で4戦0勝(引退)、
五番仔エックスダンス(父アドマイヤベガ、牡)は、2歳6月地方デビュー、ダート1500mで3戦3勝で中央進出、芝中距離、7戦1勝(現役)、
六番仔アイアンルック(父アドマイヤボス、牡)は、3歳2月デビュー、芝マイル中心、5戦2勝(現役)、毎日杯−GIII。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルはまず高い繁殖だと思いますが、相手種牡馬を選ぶようで、産駒成績にムラがあります。
アドマイヤベガとの配合が比較的相性が良いと判断されたようで、昨年は同じサンデー系のスペシャルウィークとの配合、そして今年は同じくゼンノロブロイとの配合となりました。
繁殖適期もあとわずか、ここらで一発代表産駒を出しても不思議でないですね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ミスタープロスペクター 系
【同系の主な活躍馬】 ゼンノロブロイ、サイレンススズカ、フサイチエアデール、ザッツザプレンティ、スズカマンボ、ノーリーズンほか
【本馬の5代クロス】 ヘイルトゥリーズンの4×5、ノーザンダンサーの5×4、バックパサーの5×5
【牝系の特徴】 祖母ダンスダンスダンスは、3勝でフラワーC−GIII2着、クイーンS−GIII3着など重賞戦線で活躍。その祖母の兄弟に牝馬東京タイムズ杯−GIII勝ちのリストレーションがいる。母系には各世代毎に重賞勝ち馬がおり、やはり相手次第で爆発する可能性を秘めた牝系と言える。
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【父ゼンノロブロイ】
【競走成績】 日英で2〜5歳時に20戦7勝。天皇賞(秋)-GI、同2着、ジャパンカップ-GI、同3着、有馬記念-GI、青葉賞-GII、神戸新聞杯-GII、東京優駿-GI2着、日経賞-GII2着、天皇賞(春)-GI2着、京都大賞典-GII2着
【種牡馬実績】 −
【2008年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.4%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.9%)
【2007年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 "天皇賞(秋)では、フランスのオリビエ・ペリエ騎手を再び鞍上に迎え、1番人気に応えてJRAGIに優勝した。返す刀で続くジャパンカップでも海外からの強豪を抑えて優勝した。

こうなると秋古馬三冠の期待のかかる有馬記念だが、ここでも単勝オッズ2.0倍の1番人気に応え、前年シンボリクリスエスに更新されたばかりの芝2500mのコースレコードを1秒縮める2分29秒5のタイムで優勝し、2000年のテイエムオペラオー以来の秋のJRAGI競走3連勝を果たした。この年、サンデーサイレンス産駒として初めて年度代表馬に選ばれた。"
【ワンポイントウィキペディア2】 2006年春より種牡馬となり、新たな活躍が期待される。なお、初年度よりシャトル種牡馬となっている。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "新種牡馬ゼンノロブロイ、評価は非常に難しいですが、以下、私なりに分析してみたので、多少参考にしてください。
この種牡馬の産駒について、三つの観点で血統も含めて検討してみました。
一つめは早熟?あるいは晩成?、二つめは果たして馬場適性は?、三つ目は産駒の距離適性は?です。

まずは産駒が早熟か、晩成かという点です。
デビュー時期を見てみましたが、ゼンノのレース経歴を見ると、ちょっと遅い2歳2月のデビューで、このころは骨膜を患っていたということですので、藤澤調教師も2歳時は調教を手加減しながら使っていたようです。

兄弟のデビューを見てみると、全弟は2歳10月デビューと遅くはありませんが、半姉は3歳10月と遅いデビューになっています。
これだけだとデータが少なすぎるので親戚まで検討対象を広げてみましたが、うーん、それでも出走できた産駒自体がそもそも少ない牝系ですので・・・出走した産駒に限って見ると、少なくとも2歳秋以前に出走した産駒はいません。早くて2歳秋ですね。
ただ、その出走できた産駒だけで見ると、冬から春までには大半デビューできているので、そう考えると極端には遅くはないと言えると思います。

さて、デビュー時期はともかく、早熟か、晩成かと言えば、確かに競走成績だけから見ると、この馬自身が本格化したのは4歳秋以降ということになるかと思います。ただし、本当に晩成の馬だったら、2歳春から骨膜を発症しながらあんなに活躍できないでしょうし、2歳春から3歳春までの成績も決して晩成の馬が出せるような成績ではないというのが私の見解で、極端な晩成の馬ではない、むしろ早熟な産駒が出る可能性が十分ある血統だと思います。

次に、馬場適性についてですね。
血統的に父サンデーサイレンスは言うに及ばずです。
母父マイニングは、その父ミスタープロスペクター、その母父バックパサーという黄金のニックス配合の種牡馬ですね。
マイニング自体は、母系にポッセ、ジルザル、プリッシュプレシデント、ウェイヴァリング、モナーク、オウインスパイアリングといった一流馬、名種牡馬が多数顔を揃える名牝系であす、産駒でGIを買ったのは、まさにゼンノの母ローミンレイチェルただ1頭という寂しい種牡馬成績です。
しかしながら、マイニングと同じ父、母父を持ついわゆる4分の3兄弟には、ウッドマン、ミスワキ、シーキングザゴールドら高い芝適性を示す種牡馬が顔を揃えており、マイニング自身も高い芝適性を内在しているとも考えられます。ちなみにゼンノの親戚も芝・ダート兼用が多く、ゼンノもダートを試したらおもしろかったかもしれません。芝とダート両方のGIを獲ったかも知れませんね。
ということで、この種牡馬、意外と芝・ダート兼用の種牡馬になる可能性だ高いと思いますね。
意外とダートの活躍馬を出す方が早かったりして・・・。

血統の話をしたので、ちょっとこの種牡馬の血統について私の見解を補足しますと、実はゼンノの母系自体にはサンデーサイレンスとミスタープロスペクター以外に活性力や優性遺伝力みたいなものを裏付けるインパクトのある血はあまり感じられません。
逆に言えばシンプルにサンデーの血の爆発力と、ミスプロの血の安定感に依存した種牡馬であり、それを産駒が素直に表現できなければ、走る産駒は出てこないかもしれないというのが私の個人的見解ですね。

次に距離適性についてですが、前述した血統に対する評価を考えれば、サンデーやミスプロの距離適性が、素直に産駒の距離適性の参考になると思いますので、その点を中心に申し上げると、サンデーはそもそもはヘイロー系のマイラー血統ですが、一方のミスプロは、ダートでは2000メートルをこなす産駒も出していますが、芝では1800メートル以下を主戦場とした産駒の割合が極めて高い種牡馬です。

ゼンノの母父マイニングと4分の3兄弟の前述した3頭のデータを参考までに紹介しますと・・・
ウッドマンは6割以上の産駒が芝で、そのうち8割が1800メートル以下で走っています。
シーキングザゴールドも芝が6割弱、そのうちやはり8割以上が1800メートル以下です。
ミスワキはちょっと低くて芝が5割、そのうち6割が1800メートル以下ということです。
つまり、この辺はこのミスプロ×バックパサー血統の共通した傾向と言えるのかもしれません。
つまり母父マイニングの血統からみた距離適性は、ゼンノよりやや短めと言えると思います。

父サンデーが本来相手繁殖の長所をより引き出す種牡馬であることを踏まえると、本来はゼンノの適距離もせいぜい中距離までであった可能性もあり、サンデーの血の効用であの距離で活躍できたのかもしれないと思わずにいられません。

以上から、産駒の距離適性については、もちろん相手繁殖の血統との兼ね合いにもよりますが、父ゼンノの競争成績よりも若干短めのマイル−中距離、あるいはマイル前後に出る可能性が十分に考えられると思います。

なお、母母父クレヴァートリックは、この種牡馬はダート専用で重馬場が得意なタイプの種牡馬ですが、成長力に乏しい種牡馬で、ゼンノがこの母母父の影響を強く受けているとはあまり考えられません。というか、そうは考えたくないというのが本音です。
ちなみに母母のOne Smart Ladyは、本馬の母ローミンレイチェルの活躍のせいでしょうか、姉妹も種牡馬マイニングとの配合が非常に多いので、ゼンノの従兄弟には母父マイニングが非常に多くなっています。

以上のことから、ゼンノロブロイは、父サンデーの”決め手”と、母父マイニングの中にあるミスプロの高いスピード値と高い芝適性が生んだものではないでしょうか。

総括すると、新種牡馬なのでなんとも想像の域を出ませんが、ゼンノロブロイの産駒は、芝マイル−中距離を主戦場にし、芝・ダート兼用の産駒も割合多く出す可能性が高いと思われます。

そして産駒の競走資質的にも晩成の可能性や体質が弱い可能性も否定できないため、仕上がり早で、丈夫そうな産駒の方が当然リスクは少ないと思われます。
また、ゼンノ自身の活躍からすると意外ではありますが、血統的にはスタミナの血が不足気味で、かつ遺伝力の高い血も不足気味ですので、相手繁殖に求めたいのは、スタミナベース(スタミナ、スピード持続力、粘り)の血が豊富であること、かつ遺伝力の高い、あるいは活性力の高い血が豊富であることですね。
さらに個人的には、体質的なマイナスを考えると、できれば強いクロスは、持っていない方が良いとみます。"
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【母父ヘクタープロテクター】
【競走成績】 英仏で12戦9勝。ジャックルマロワ賞-GT、仏2000ギニー-GT、グランクリテリウム-GT、サラマンドル賞-GT、モルニ賞-GT
【種牡馬成績】 シーヴァ(タタソールズGC-GT)、キタサンチャンネル(NZT-GU)、シャーベットトーン(マーキュリーC-GV)
【母父成績】 プリンシパルリバー(全日本2歳優駿−GI)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ヘクタープロテクターは、父がミスタープロスペクターの直仔のウッドマン、母父がネヴァーベンド系リヴァーマンという血統です。
父ウッドマンはミスプロ系種牡馬の中でも珍しく芝を得意とした種牡馬で、日本でもヒシアケボノがスプリンターズSを勝っています。一方、ダートも苦手ではなく、ティンバーカントリー、ハンセルがブリークネスS−GIを勝っています。
母父リヴァーマンは、タフなスピード持続系種牡馬です。
また、母コルヴェヤは、キーンランドセールで700万ドルで取引された名繁殖で、産駒にはヘクタープロテクターのほかに英1000ギニー、チャンピオンSを勝ったボスラシャム(ヘクタープロテクターの全妹)がいます。
ヘクタープロテクターの産駒の特徴としては、馬場適性はダート、芝がほぼ半々で、距離はいずれの馬場も1800m以下がほとんどです。
また、勝ち上がり率が非常に高く、大勝ちする産駒は少ないものの、2、3勝する産駒が非常に多いのが特徴です。
調子の波も大きく、調子に乗れば短期間に一気に駆け上がるタイプの産駒もいます。

母母父ナイスダンサーは、カナダ三冠のひとつブリーダーズC−GIに優勝、カナダの天皇賞に相当するカナディアンマチュアリティS−GI(芝10F)などに勝ち、通算成績20戦10勝の成績でした。日本の産駒ではラグビーボール(NHK杯)、ナイスネイチャ(京都新聞杯)、ナイスナイスなイス(京都記念)など名脇役が多いのが特徴です。芝の・ダート問わず、距離の融通性が高いのが特徴で、GIIは勝つものの、GIは勝ちきれないという点で、トライアル種牡馬とも言われます。
タフさと堅実さには定評があり、高いスピード持続力を持っていましたが、若干決め手が足りなかったという感じでしょうか。

母母母父ストップザミュージックは、3〜6歳時に30戦10勝で、3歳時にはあの三冠馬セクレタリアトの降着でシャンペンSに勝利しています。種牡馬として成功し、毎年堅実な成績を残しています。ロベルト系ほど芝適性が高くなく、ヘイロー系ほど大物を出さないヘイルトゥリーズン系種牡馬と言われます。

全体的にスタミナ(スピード持続力)、スピードとも及第点という感じの母系の血統構成で決め手不足の感じですが、決め手のあるサンデー系種牡馬との配合で一発を狙いたいところですね。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 菊川正達
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 41 位
勝ち数 24 勝、勝率 7.7% 、連対率 15.1%
【2007成績】 リーディング 120 位
勝ち数 13 勝、勝率 9.9% 、連対率 18.4%
【2008成績】 リーディング 96 位
勝ち数 15 勝、勝率 5.1% 、連対率 13.0%
これまでの主な管理馬 エイワジョリー、ドリーミーオペラ
【よく使う騎手】 勝浦騎手、安藤光騎手、江田騎手、蛯名騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 一時24勝を上げ、リーディング41位までいきましたが、なかなか安定しません。9年目になりますので、ちょっと壁にぶつかっていますかね。なかなか活躍馬が出てこないのも苦しいですね。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:401kg
体高:155cm
胸囲:172cm
管囲:19.4cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 −
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "一見して幼い感じの割に馬体バランスが良いですね。
顔はいかにも性格が良さそうで、首指しよく、細めで、良い推進力を生みそうです。
肩は良い筋肉をしょっていて、馬体からはちょっと距離短めかもしれませんね。
脚もとはすっきりしていて、繋ぎの角度も良い感じです。
管囲がちょっと細いですが、まずまず問題ないでしょう。
胴は張りがあって、背中から腰にかけても、これから良い筋肉が付いてきそうな素養を感じます。
トモはまだ、小さく、腰高のせいか、角度ももう一つですが、これから変わってくる馬だと思います。
歩様も欠点が少ないですが、馬体が結構小さいですね。
牝馬ですが、早生まれということも考えれば、★ひとつ減点になります。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルとしてはまずまずですが、相手を選ぶタイプのようで、そこはチェックが必要です。
血統構成も良いバランスです。
調教師は若干不安もありますが、まあまあではないでしょうか。
馬体が、早生まれにもかかわらずまだかなり幼い感じで、小さいですし、力強さも今ひとつですので、そこがこの馬の一番気になるところです。
それにしては、ちょっと募集金額が高めに設定されているのが気になるますね。"
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posted by 楽天馬 at 10:24 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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