26.ヒールゼアハーツ(ミスティーミスの08)

【馬名】 ヒールゼアハーツ
【馬名の由来】 「心を癒して」の意。「The Hearts Cry」が演じられる舞台作品「リバーダンス」の演目名。父に続く活躍を期待して。父名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 栗毛
【父】 ハーツクライ
【母】 ミスティーミス (母父 ディスタントレラティヴ )
【生年月日】 2008年5月5日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 2,400 万円(一口価格 6 万円)
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【カタログのコメント】 鼻梁のスッキリと通った小ぶりな頭部に深い胸、弾性に富んだ筋肉が薄い皮膚を通して浮き上がり、馬体全体に研ぎ澄まされた切れを感じる、ハーツクライは何度見ても「カッコイイ馬だ」とため息がでるサラブレッドです。本馬は面構え、皮膚・筋肉の質感に父の特長をしっかりと受け継いでいることが確認できます。腰の強さ、トモの筋量は父の同時期にくらべて秀でており、放牧地では反応に優れた素晴らしい加速の走りを見せています。現状では後躯に比較して物足りなく感じる胸囲も、今後のキ甲の伸びにより日一日と父の姿に似てくることでしょう。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1997 生まれ、本馬は 11 歳の時の産駒
【母の戦歴】 英3勝
【主な勝ち鞍】 モールクームS−GIII
【母の馬場・距離適性】 芝短距離?
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【2006年産までの産駒数】 3 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 1 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ミスティーミスの02(父Selkirk、牝)不明、
03年死亡、
04年不受胎、
二番仔ミスティーレイン(父ブラックサムベリー、牝)は、不出走、
三番仔ダブルレインボー(父キングカメハメハ、牡)は、2歳9月デビュー、芝マイル前後、6戦1勝(現役)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "推定できるデータが極めて少ないので、なんとも言えませんが、重賞を勝った母ですから、もっと派手な活躍馬が出ても良い繁殖だと思います。
しかしながら、お産があまり良くないようで、これまでの産駒ではあまり良い結果が出ていません。
まだ、繁殖適期内ですし、こういう繁殖から突然予期しない活躍馬が出ることはままあることです。
今回は、特にサンデー系の新種牡馬ハーツクライですので、大いに期待したいですね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× サーゲイロード 系
【同系の主な活躍馬】 マイネルチャールズ、エフティマイア、ドンクール、マイネヌーヴェル
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの5×4、ターントゥの5×5、ホームビームの5×5
【牝系の特徴】 母は英3勝で重賞勝ち馬。
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【父ハーツクライ】
【競走成績】 3〜5歳、17戦4勝。海外2戦1勝。有馬記念−GI、ドバイシーマクラシック−GI、京都新聞杯−GII、ジャパンC−GI2着、東京優駿−GI2着、宝塚記念−GI2着、KGVI&QEDS3着。
【種牡馬実績】 2008年が初年度産駒。
【2008年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.4%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 10.9%)
【2007年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 東京優駿(日本ダービー)では直線で大外から追い上げ、3着のハイアーゲームを捕らえるがキングカメハメハのレースレコード勝ちの前に屈し、2着となる。
【ワンポイントウィキペディア2】 4歳時のジャパンカップは、イギリス調教馬のアルカセットがホーリックスの記録を破る2.22.1の日本レコードタイムで制し、ハーツクライは馬群を掻き分けて猛然と追い込んだが、惜しくも勝ち馬と同タイムながら、僅かハナ差3cmの2着に敗れた。着順は日本調教馬最先着であり、また古馬最強を誇っていたゼンノロブロイ(3着)を下し、同馬の成長の証を見せた。
【ワンポイントウィキペディア3】 "2006年の初戦として選んだのは、3月のドバイシーマクラシックであった。事前の同じ橋口厩舎のユートピアとの追い切りでは、馬なりで上がり3ハロン33秒台という破格の時計を出し、本番では有馬記念と同じく、逃げ先行の作戦で、直線ではムチを入れることなくOuija Board(ウィジャボード)ら後続を突き放し2着に4馬身差をつけ勝利した。

同年7月には欧州最高峰の競走の1つ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスへ出走。Hurricane Run(ハリケーンラン)に次ぐ2番人気に支持された。1970年以来の6頭立てという少頭数となり、終始3、4番手を追走して、最後の直線で一度は先頭に立つなど健闘したものの、3着に終わった。レース後、橋口は「イギリスへ来て馬が寂しがっていたのは意外だった。来年は帯同馬を連れて、再び同レースにハーツクライを挑戦させたい」と語った。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "奇しくも現役時代のライバルであるディープインパクトと同じ年に種牡馬入りしたことから、やたらに競馬誌などで比較されている両馬ですが、ハーツクライは、ドバイシーマクラシックやキングジョージなどの国際舞台で活躍したワールドワイドな名馬であり、この馬はこの馬としてちゃんと評価してあげなければならないと思っています。

さて、まずは産駒の馬体ですが、今年各クラブで募集されている産駒を見ると、比較的四肢にしっかり体重が乗っている感じで、馬体バランスは良い方だと思います。肩やトモには結構なボリュームをたくわえていますが、胴回りがゆるめで、成長するにつれて、その辺がどのようになっていくのか興味深いですね。
胴のびは比較的良い感じで、肩の角度を見ていると、中距離からクラシックディスタンスという感じです。
性格は、一見穏やかにも見えますが、調教が始まるとなかなかかん性の強さが出てきそうな目をした馬が多いですね。
サンデー系の中では、ややマンハッタンカフェの産駒に似ている感じではないでしょうか。

血統は、母アイリッシュダンスが現役時代重賞2勝、通算9勝を上げた名牝で、その父は若干器用さには欠けるものの、長い直線での瞬発力と切れならおそらく日本に入ってきた外国産種牡馬でもトップクラスのトニービンです。
さらに母母父はノーザンダンサー系リファールで、タフなスピード持続型の種牡馬です。
母母父のビュパーズは、61戦7勝の短−マイルで活躍した馬で、その父にはドミノ系の遺伝力が強いダブルジェイがいて、アイリッシュダンスの活躍した根拠になった感じがあります。

総じてハーツクライは、タフなスピード持続血統に瞬発力と切れをもったトニービンが配合された母系に対して、さらにスピード値が高く、気性を決め手にかえるサンデーサイレンスが配合され、早いラップを刻んでもなお、直線を向いて、長く切れのある脚を使える非常に血統バランスの良い馬だと言えます。
配合相手としては、日本の高速芝によく合ったスピード持続力のある比較的器用な種牡馬を父にもつ繁殖の方が合いそうですね。
私としては、非ノーザンダンサー系の零細血統や、南米、豪、独、愛など、その地域固有の純粋培養の血がベースに入った繁殖との組み合わせは非常におもしろい感じがしますがどうでしょうか。"
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【母父ディスタントレラティヴ】
【競走成績】 英仏8勝 サセックスS-G1、ムーラン・ド・ロンシャン賞-G1。
【種牡馬成績】 マルバイユ(アスタルテ賞-G1)、タンテローズ(スプリントC-G1)、フリーティングスピリット(テンプルS-G2)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ディスタントレラティヴは、愛最優秀3歳牡馬、英最優秀古馬に選ばれた馬で、短−中距離でGI2勝、重賞を6勝しました。

母母父ソヴリンダンサーは、重賞1勝馬ながら、毛並みの良さから種牡馬入りした馬で、父が大種牡馬ノーザンダンサーで、母父はこれまた大種牡馬ボールドルーラーです。

底力という点では母系は非常に重厚ですが、日本の競馬にあったスピードがあるかがポイントです。
父ハーツクライは、その点、高いスピード値と決め手のあるもってこいの種牡馬といえます。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 戸田博文
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 13 位
勝ち数 35 勝、勝率 10.2% 、連対率 17.5%
【2007成績】 リーディング 44 位
勝ち数 24 勝、勝率 7.8% 、連対率 15.4%
【2008成績】 リーディング 22 位
勝ち数 28 勝、勝率 8.6% 、連対率 16.5%
これまでの主な管理馬 キストゥヘヴン、ゴールドアグリ
【よく使う騎手】 吉田隼騎手、吉田豊騎手、藤田騎手、蛯名騎手、菊沢騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業9年目ですが、4年目から20勝以上を続けていてすっかり上位に定着した感じです。活躍馬がいない年でもコンスタントに勝ち星をあげているのは腕のある証拠ですね。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 1991年9月に高木嘉夫厩舎の調教厩務員となり、同年11月に八木沢勝美厩舎の調教助手となる。1995年3月に大久保洋吉厩舎に移籍。2000年3月に調教師免許を取得。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:455kg
体高:151.5cm
胸囲:174.5cm
管囲:20.7cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 −
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "一見して前肢の位置が非常に良いですね。
繋ぎも角度良く、球節もしっかりしています。
賢そうな顔をしていて、首指しよく、ちょっと短め、細めで、しっかりと推進力を生んでくれそうです。
肩には良い筋肉を抱え、肩の角度、胴のびからマイルから中距離で力を発揮しそうです。脚もとはすっきりしていて、球節から繋ぎの感じが良いですね。
背中から腰にかけてもしっかりしていて、弱いところがない感じです。
トモは張りこそまだ今ひとつではありますが、現時点でも大きく見せており、容積もあって、形も良いので、やがて立派なトモになってくれるのは間違いないでしょう。
脛から飛節にかけてもしっかりしていて、良い感じです。
歩様は、後肢のアクションが今ひとつですが、腰高のこの時期は、ほとんど気にならない程度だと思います。
サイズもちょうど良いですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "どの項目も及第点ですが、馬体の良さからあえて★を6つにしました。
遅生まれですが、馬体からそんなに幼さを感じさせません。
これがもし走ればハーツクライ産駒はおもしろいということになりそうですね。
トレーナーも良いですし、この背景で牡馬ですから、価格も少し安いくらいだと思います。"
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posted by 楽天馬 at 10:27 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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