25.ガヴァネス(ガバーナの08)

【馬名】 ガヴァネス
【馬名の由来】 「女性知事」「女性家庭教師」の意。母名の響きより連想。(英語)
【性別】 牝
【毛色】 黒鹿毛
【父】 フジキセキ
【母】 ガバーナの08 (母父 ポリッシュプレセデント )
【生年月日】 2008年4月4日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,400 万円(一口価格 3.5 万円)
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【カタログのコメント】 肩や腰周りには十分な筋肉がつき、父の産駒に見られる丸みを帯びた体型から成長時期を迎えたことで、胴伸びが良く、窮屈感のないつくりになってきました。首差しだけを見ると牡馬かと見間違えるほどたくましく、上体を支える四肢はいかにも丈夫で、首を上手く使って重心の低い走りをするのもうなずけます。新しい環境に対して順応力があり、カーッとなりがちな牝馬の中でも落ち着きを見せていて手のかからない賢い馬です。パワーに秀でたタイプであり、一瞬の切れを持ち味にするというよりは長く良い脚を使う競馬を見せてくれそうです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2001 生まれ、本馬は 7 歳の時の産駒
【母の戦歴】 英入着
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【2006年産までの産駒数】 1 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 初仔ガッピア(父モンジュー、牝)は、未出走。

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母は、そもそも勝ち上がっていませんので、そんなにたくさんレースに使われた可能性は低く、比較的ポテンシャルは高いと見込まれます。
初仔は未出走ですが、産駒1頭の結果だけではまだまだわかりません。
07産はキンカメとの配合で、本馬がサンデー系との初配合ということになりますので、一発の魅力十分ですね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 ディープインバクト、スペシャルウィーク、ナリタブライアン、ダイワメジャー、グラスワンダー、ライスシャワー、タイキシャトルなど多数。
【本馬の5代クロス】 バックパサーの4×5、Lady Be Goodの5×5
【牝系の特徴】 母の兄弟に英年度代表馬モディヴェイター、重賞2勝馬マッカーサー。
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【父フジキセキ】
【競走成績】 日で2〜3歳時に4戦4勝。94年最優秀3歳牡馬。朝日杯3歳S-GT(芝1600m)、弥生賞-GU(芝2000m)、もみじS(芝1600m)。
【種牡馬実績】 95年より供用。98〜02年はシャトル種牡馬(豪州)として供用。サンクラシーク(ケープフィリーズギニー-GT)、カネヒキリ(ジャパンCダート-GT、フェブラリーS-GT、ジャパンDD-GT、ダービーグランプリ-GT、ユニコーンS-GV) 、コイウタ(ヴィクトリアM-GT、クイーンC-GV)、エイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル-GI、阪神牝馬S-GIII)、グレイスティアラ(全日本2歳優駿-GT、兵庫CS-GU、エーデルワイス賞-GV)、ドリームパスポート(神戸新聞杯-GU、きさらぎ賞-GV)、ダイタクリーヴァ(スプリングS-GU、鳴尾記念-GV、シンザン記念-GV、京都金杯-GV2回)、タマモホットプレイ(スワンS-GU、シルクロードS-GV)、メイショウオスカル(フローラS-GU、福島牝馬S-GV)、エフティマイア(新潟2歳S−GIII)、サブジェクト(ラジオNIKKEI杯2歳S−GIII)、デグラーティア(小倉2歳S−GIII)、ロックオブキャシェル、マーティンフォーラス、アワフジ、オースミコスモ、ビーナスライン、フジサイレンス、ミツワトップレディ、キタサンヒボタン、テンシノキセキ、トウショウアンドレ、グランパドドゥ、ワナ、エアピエール
【2008年種牡馬リーディング】 2 位
(勝馬率 26.8 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 6.8 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 694
(ダート勝率 8.9 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 530
【2007年種牡馬リーディング】 5 位
(勝馬率 32.9 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.7 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 599
(ダート勝率 9.3 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 567
【ワンポイントウィキペディア1】 "サンデーサイレンス産駒初の種牡馬という事もあり注目を集めたが、繁殖シーズン中の急な種牡馬入りであったためか、初年度産駒は期待されたほどの結果を残せなかった。しかし、環境が整えられた2年目以降は安定した成績を収めており、現在はリーディングサイアーランキングで上位の常連となっている。父同様にノーザンダンサーやミスタープロスペクターなど現在の主流血統を持たず5代前にボールドルーラー(あるいは6代前にナスルーラ)がいる程度で、牝馬と配合がしやすいため馬産地でも人気が高い。

2005年にカネヒキリがジャパンダートダービーを制し、産駒が初めてGIを勝利した。同年12月にはグレイスティアラが全日本2歳優駿を牝馬ながら4番人気で優勝、2007年にはコイウタがヴィクトリアマイルを制覇。2008年になると豪州産のサンクラシーク(南アフリカのG1を3勝して南アフリカの最優秀3歳中長距離牝馬に選出されている)がドバイシーマクラシックを制し、国内でも翌週高松宮記念でファイングレインとキンシャサノキセキがワンツーフィニッシュ、桜花賞でもエフティマイアが2着に食い込むと、ヴィクトリアマイルでエイジアンウインズが優勝。これまでにはない好調さを示しており種牡馬としての評価を高めつつある。"
【ワンポイントウィキペディア2】 "産駒の傾向としては、牝馬に活躍馬が多い。
短距離〜中距離のレースを得意とする反面、長距離適性を持つ産駒は少ない。
体質は強い方ではなく、故障や脚部不安に悩まされる産駒も少なくない。
比較的仕上がりは早いが、GI級産駒に必要不可欠である成長力に乏しい。
特に最後の意見は多方面で囁かれ、同じサンデーサイレンスを父に持つダンスインザダークが早々にGI優勝馬を輩出したこともあり「サンデーの代用種牡馬」と不名誉な評価をされていた時期があった。
しかし外国産馬や、圧倒的な種牡馬成績を残していた自身の父サンデーサイレンスやトニービンなどの輸入種牡馬が健在だった時代に、内国産種牡馬として健闘したのは評価に値するものであった。
現時点で種牡馬入り後からすべての世代で重賞勝ち馬を出しており、ともすれば地味に見られがちであるが優れた成績を残している。 また、当馬の産駒の多くは福島競馬場や函館競馬場、その他公営の地方競馬場などの小回りなコースに強い。"
【ワンポイントウィキペディア3】 2005年にカネヒキリがジャパンダートダービーを制し、産駒が初めてGIを勝利した。同年12月にはグレイスティアラが全日本2歳優駿を牝馬ながら4番人気で優勝、2007年にはコイウタがヴィクトリアマイルを制覇。2008年になると豪州産のサンクラシーク(南アフリカのG1を3勝して南アフリカの最優秀3歳中長距離牝馬に選出されている)がドバイシーマクラシックを制し、国内でも翌週高松宮記念でファイングレインとキンシャサノキセキがワンツーフィニッシュ、桜花賞でもエフティマイアが2着に食い込むと、ヴィクトリアマイルでエイジアンウインズが優勝。これまでにはない好調さを示しており種牡馬としての評価を高めつつある。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "最近のフジキセキ産駒の活躍、確実性には目を見張るものがあります。
昨年は、アグネスタキオンに次いで2年ぶりのリーディング2位になりました。
9年連続ベスト10入りで、かつ5年連続ベスト5入りですね。
大半の良い繁殖を人気の新種牡馬達に持って行かれている中で、この成績は特筆すべきでしょう。
一方で、好成績の背景には、牧場がフジキセキに合う繁殖がようやくわかってきたというのもあるようです。
その辺は、後述します。

産駒の成績としては、昨年もエイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル)、カネヒキリ(ジャパンカップダート)、ファイングレイン(高松宮記念)など、重賞勝ち馬が誕生していますが、どちらかと言えばこれまで牝馬の活躍の方が有名で、牡馬はダートで活躍するケースが目立っていました。
最近になって、やっとドリームパスポート、キンシャサノキセキ、サブジェクトなどが出て、牡馬でも芝の重賞で活躍しています。

産駒は馬体が筋肉ムキムキだったり、繋ぎが立ち気味だったりすると大半がダートに向かう傾向がありますが、近年は薄手で無駄肉が少なく伸びのある馬体の産駒は芝向きに出ることも割合多くなっています。

血統は、父がサンデーサイレンスで、ヘイルトゥリーズン系の中でも”スピード”、”闘争心”にあふれ”決め手”鋭い種牡馬ですが、一方、母系を見ると、フジキセキの母父Le Fabuleuxは、セントサイモン系で、その母がブランドフォード系と典型的なスタミナ血統ですね。
祖母Marston's Millは、その父(フジキセキの母母父)がマンノウォー系のインリアリティで、3大始祖ゴドルフィン・アラビアンの数少ない末裔で、零細血統による血の活性化が期待できます。

いずれにしても、母系はタフな”スピード持続型”と”底力”のある血がたくさん入った血統構成になっていて、総じて、母系は”スピード”と”決め手”が不足していたところに父サンデーサイレンスから足りないものが補強され、フジキセキは種牡馬としてバランス良い血統構成になっています。

産駒は、当初は収縮がきつくストライドが伸びないタイプが多く、回転で走るため、ダートや短い距離に出ることが多かったのですが、最近は、牧場でもその傾向がわかってきたのか、胴が少しゆるめで、詰まっていないタイプの産駒の中から、芝−中距離での活躍馬が出てくるようになりました。
リーディングもここ3年は2位、5位、2位と上位で安定しており、改めて見直さなければならない種牡馬の1頭と言えます。"
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【母父ポリッシュプレセデント】
【競走成績】 英仏7勝、ジャック・ル・マロワ賞-G1、ムーラン・ド・ロンシャン賞-G1
【種牡馬成績】 ピルサドスキー(BCターフ-G1、ジャパンC-G1)、ラクティ(伊ダービー-G1)。
【母父成績】 ファイングレイン(高松宮記念-G1、シルクロードS-G3)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ポリッシュプレセデントは、ノーザンダンサー系ダンジグの直仔で、スピード値が高い種牡馬です。

母母父ゴーンウェストは、ミスプロの後継として、海外ではすでにステータスを築いていますが、日本では勝ち馬率、勝ち上がり率とも優秀であるのにも関わらず、大きいところを勝った馬が少ないためあまり評判が上がっていません。ダートの方が勝率が良いように、比較的力のいる馬場が合っている産駒が多い印象で、軽い高速芝では切れ味に劣るという欠点があるようです。ただし、すごいパワー型かというとそうでもなくて、活躍した産駒には芝の方が多くて、その場合は距離が短めで、スピードで押しきるという馬が多いようです。明らかに高速芝にあったスピードとスピード持続力を持ったシーキングザゴールドやキングマンボなどの産駒が日本では活躍した種牡馬と比較すると日本の馬場適性としてはワンランク劣る印象です。

母母母父Sharpen Up(シャーペンアップ)は、エタン−ネイティヴダンサーと続く、いわゆるネイティヴダンサー系種牡馬ですから、闘争心とパワーに良さがある血統のはずですが、特にパワーが卓越した印象はなく、エタン−シャーペンアップとスプリンター資質で、さらにシャーペンアップ系種牡馬の産駒は、短距離にももちろん良さがあるものの、比較的万能型の脚質が多いと言われます。日本では長く活躍馬を出してこなかった血統ですが、最近はネオユニヴァース(母父Krisがシャーペンアップの直仔)の活躍などで、ちょっと見直されてきています。

全体的にはスタミナベースにスピードが加わったという母系で、父フジキセキからさらにスピードと決め手が追加されれば、相当やれそうな血統構成になっています。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 大久保洋吉
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 15 位
勝ち数 34 勝、勝率 9.9% 、連対率 20.6%
【2007成績】 リーディング 14 位
勝ち数 32 勝、勝率 10.0% 、連対率 18.2%
【2008成績】 リーディング 54 位
勝ち数 21 勝、勝率 6.6% 、連対率 13.9%
これまでの主な管理馬 トウショウシロッコ、ショウナンパントル、メジロロンザン、ハイアーゲーム、メジロドーベル、ショウナンカンプ
【よく使う騎手】 吉田豊騎手、小野騎手、柴山騎手、藤田騎手、三浦皇騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ ここしばらく30勝前後を続けてきた名トレーナーですが、昨年は久々に20勝そこそこと低迷しました。今年も出足は決して良くありません。この厩舎もそろそろダービーなど大きいところをとれる馬がまわってきそうな気配のする厩舎の一つで、キャロットでも毎回良い馬が回っているので、今年も注目したいですね。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 実父の厩舎を継承する前は建築士として稼動していた事がある。1972年 - 大久保末吉の調教助手となる。1976年 - 調教師免許を取得。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:451kg
体高:156cm
胸囲:176cm
管囲:19cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 −
【後肢の踏み込み】 −
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 −
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "冷静な賢そうな顔をした馬です。
首は牝馬の割には太めで、短めです。
肩には立派な筋肉がついていて、付く位置も良いですね。
繋ぎは角度良く、短めです。
ちょっと管囲は、前後肢とも膝下が細い感じです。
胴回りはゆるく、背中の筋肉も薄いですが、相当腰高で、成長途上ですので、これからでしょう。
トモはちょっと小さめですが、コンパクトで、良いところに筋肉がついています。
ちょっと飛節も華奢ですかね。
歩様は、欠点が少ないと思います。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルや血統など、ベースには良いものがたくさんあると思います。
トレーナーもまず良いですね。
成長途上である馬体の緩さやトモの力強さが足りない点で評価を下げましたが、価格の安さとフジキセキの牝馬であることを踏まえるとこれは安い買い物のようにも思います。"
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posted by 楽天馬 at 10:28 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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