22.グランマルシェ(ヴィートマルシェの08)

【馬名】 グランマルシェ
【馬名の由来】 「大行進」の意。母名より連想。(仏語)
【性別】 牡
【毛色】 鹿毛
【父】 フジキセキ
【母】 ヴィートマルシェ (母父 フレンチデピュティ )
【生年月日】 2008年5月8日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3,600 万円(一口価格 9 万円)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【カタログのコメント】 父の産駒らしいしっかりとした腰の筋肉は1歳馬とは思えないほど張り出しています。いまだ成長途上ではありますが、首や背中のライン、肩から胸前にかけての厚みはこの配合の狙い通りの成長過程を遂げています。迫力満点の後躯からくり出される深い踏み込みは安定していて力強く、前肢の出を押し出しているように見えるほどです。性格は大人しくて余計な動作が少なく、学習能力が高い本馬は2歳戦からのデビューが可能でしょう。馬体、血統、気性面から芝・ダートを問わずマイルから2000m前後を中心とした活躍が期待できそうです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[募集馬診断レポート]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2002 生まれ、本馬は 6 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 9 戦 1 勝
【母の馬場・距離適性】 ダート短−中距離
【母のデビュー時期】 3歳8月
【母の引退時期】 2007/3/31 (引退年齢 5 歳)
−−−−−−−−−−
【初仔の生年月日】 本馬が初仔
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 3 ヶ月
【2006年産までの産駒数】 本馬が初仔
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 本馬が初仔
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 本馬が初仔

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "引退後3ヶ月はちょっと短いですが、それまで間隔を空けて使われており、現役の期間の割には走っていませんし、走ったステージも、500万条件のダート短−中距離と、それほど厳しくはありませんので、そんなに疲労感を引きずって繁殖入りした感じではないと思われます。
初仔である本馬のデビュー時期がひとつの目安になると思いますが、十分期待して良いと思います。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 ディープインバクト、スペシャルウィーク、ナリタブライアン、ダイワメジャー、グラスワンダー、ライスシャワー、タイキシャトルなど多数。
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの5×5
【牝系の特徴】 祖母キョウエイマーチは、桜花賞など重賞5勝、マイルチャンピオンシップや秋華賞でも2着に入った名牝です。
−−−−−−−−−−
【父フジキセキ】
【競走成績】 日で2〜3歳時に4戦4勝。94年最優秀3歳牡馬。朝日杯3歳S-GT(芝1600m)、弥生賞-GU(芝2000m)、もみじS(芝1600m)。
【種牡馬実績】 95年より供用。98〜02年はシャトル種牡馬(豪州)として供用。サンクラシーク(ケープフィリーズギニー-GT)、カネヒキリ(ジャパンCダート-GT、フェブラリーS-GT、ジャパンDD-GT、ダービーグランプリ-GT、ユニコーンS-GV) 、コイウタ(ヴィクトリアM-GT、クイーンC-GV)、エイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル-GI、阪神牝馬S-GIII)、グレイスティアラ(全日本2歳優駿-GT、兵庫CS-GU、エーデルワイス賞-GV)、ドリームパスポート(神戸新聞杯-GU、きさらぎ賞-GV)、ダイタクリーヴァ(スプリングS-GU、鳴尾記念-GV、シンザン記念-GV、京都金杯-GV2回)、タマモホットプレイ(スワンS-GU、シルクロードS-GV)、メイショウオスカル(フローラS-GU、福島牝馬S-GV)、エフティマイア(新潟2歳S−GIII)、サブジェクト(ラジオNIKKEI杯2歳S−GIII)、デグラーティア(小倉2歳S−GIII)、ロックオブキャシェル、マーティンフォーラス、アワフジ、オースミコスモ、ビーナスライン、フジサイレンス、ミツワトップレディ、キタサンヒボタン、テンシノキセキ、トウショウアンドレ、グランパドドゥ、ワナ、エアピエール
【2008年種牡馬リーディング】 2 位
(勝馬率 26.8 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 6.8 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 694
(ダート勝率 8.9 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 530
【2007年種牡馬リーディング】 5 位
(勝馬率 32.9 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.7 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 599
(ダート勝率 9.3 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 567
【ワンポイントウィキペディア1】 "サンデーサイレンス産駒初の種牡馬という事もあり注目を集めたが、繁殖シーズン中の急な種牡馬入りであったためか、初年度産駒は期待されたほどの結果を残せなかった。しかし、環境が整えられた2年目以降は安定した成績を収めており、現在はリーディングサイアーランキングで上位の常連となっている。父同様にノーザンダンサーやミスタープロスペクターなど現在の主流血統を持たず5代前にボールドルーラー(あるいは6代前にナスルーラ)がいる程度で、牝馬と配合がしやすいため馬産地でも人気が高い。

2005年にカネヒキリがジャパンダートダービーを制し、産駒が初めてGIを勝利した。同年12月にはグレイスティアラが全日本2歳優駿を牝馬ながら4番人気で優勝、2007年にはコイウタがヴィクトリアマイルを制覇。2008年になると豪州産のサンクラシーク(南アフリカのG1を3勝して南アフリカの最優秀3歳中長距離牝馬に選出されている)がドバイシーマクラシックを制し、国内でも翌週高松宮記念でファイングレインとキンシャサノキセキがワンツーフィニッシュ、桜花賞でもエフティマイアが2着に食い込むと、ヴィクトリアマイルでエイジアンウインズが優勝。これまでにはない好調さを示しており種牡馬としての評価を高めつつある。"
【ワンポイントウィキペディア2】 "産駒の傾向としては、牝馬に活躍馬が多い。
短距離〜中距離のレースを得意とする反面、長距離適性を持つ産駒は少ない。
体質は強い方ではなく、故障や脚部不安に悩まされる産駒も少なくない。
比較的仕上がりは早いが、GI級産駒に必要不可欠である成長力に乏しい。
特に最後の意見は多方面で囁かれ、同じサンデーサイレンスを父に持つダンスインザダークが早々にGI優勝馬を輩出したこともあり「サンデーの代用種牡馬」と不名誉な評価をされていた時期があった。
しかし外国産馬や、圧倒的な種牡馬成績を残していた自身の父サンデーサイレンスやトニービンなどの輸入種牡馬が健在だった時代に、内国産種牡馬として健闘したのは評価に値するものであった。
現時点で種牡馬入り後からすべての世代で重賞勝ち馬を出しており、ともすれば地味に見られがちであるが優れた成績を残している。 また、当馬の産駒の多くは福島競馬場や函館競馬場、その他公営の地方競馬場などの小回りなコースに強い。"
【ワンポイントウィキペディア3】 2005年にカネヒキリがジャパンダートダービーを制し、産駒が初めてGIを勝利した。同年12月にはグレイスティアラが全日本2歳優駿を牝馬ながら4番人気で優勝、2007年にはコイウタがヴィクトリアマイルを制覇。2008年になると豪州産のサンクラシーク(南アフリカのG1を3勝して南アフリカの最優秀3歳中長距離牝馬に選出されている)がドバイシーマクラシックを制し、国内でも翌週高松宮記念でファイングレインとキンシャサノキセキがワンツーフィニッシュ、桜花賞でもエフティマイアが2着に食い込むと、ヴィクトリアマイルでエイジアンウインズが優勝。これまでにはない好調さを示しており種牡馬としての評価を高めつつある。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "最近のフジキセキ産駒の活躍、確実性には目を見張るものがあります。
昨年は、アグネスタキオンに次いで2年ぶりのリーディング2位になりました。
9年連続ベスト10入りで、かつ5年連続ベスト5入りですね。
大半の良い繁殖を人気の新種牡馬達に持って行かれている中で、この成績は特筆すべきでしょう。
一方で、好成績の背景には、牧場がフジキセキに合う繁殖がようやくわかってきたというのもあるようです。
その辺は、後述します。

産駒の成績としては、昨年もエイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル)、カネヒキリ(ジャパンカップダート)、ファイングレイン(高松宮記念)など、重賞勝ち馬が誕生していますが、どちらかと言えばこれまで牝馬の活躍の方が有名で、牡馬はダートで活躍するケースが目立っていました。
最近になって、やっとドリームパスポート、キンシャサノキセキ、サブジェクトなどが出て、牡馬でも芝の重賞で活躍しています。

産駒は馬体が筋肉ムキムキだったり、繋ぎが立ち気味だったりすると大半がダートに向かう傾向がありますが、近年は薄手で無駄肉が少なく伸びのある馬体の産駒は芝向きに出ることも割合多くなっています。

血統は、父がサンデーサイレンスで、ヘイルトゥリーズン系の中でも”スピード”、”闘争心”にあふれ”決め手”鋭い種牡馬ですが、一方、母系を見ると、フジキセキの母父Le Fabuleuxは、セントサイモン系で、その母がブランドフォード系と典型的なスタミナ血統ですね。
祖母Marston's Millは、その父(フジキセキの母母父)がマンノウォー系のインリアリティで、3大始祖ゴドルフィン・アラビアンの数少ない末裔で、零細血統による血の活性化が期待できます。

いずれにしても、母系はタフな”スピード持続型”と”底力”のある血がたくさん入った血統構成になっていて、総じて、母系は”スピード”と”決め手”が不足していたところに父サンデーサイレンスから足りないものが補強され、フジキセキは種牡馬としてバランス良い血統構成になっています。

産駒は、当初は収縮がきつくストライドが伸びないタイプが多く、回転で走るため、ダートや短い距離に出ることが多かったのですが、最近は、牧場でもその傾向がわかってきたのか、胴が少しゆるめで、詰まっていないタイプの産駒の中から、芝−中距離での活躍馬が出てくるようになりました。
リーディングもここ3年は2位、5位、2位と上位で安定しており、改めて見直さなければならない種牡馬の1頭と言えます。"
−−−−−−−−−−
【母父フレンチデピュティ】
【競走成績】 米で2〜3歳時に6戦4勝。ジェロームH-GU(ダ8F)
【種牡馬成績】 96年より米で、01年より日で供用。03〜05年はシャトル種牡馬(豪州)として供用。クロフネ(ジャパンCダート-GT、NHKマイルC-GT、武蔵野S-GV、毎日杯-GV)、アドマイヤジュピタ(天皇賞春−GI、アルゼンチン共和国杯−GII、阪神大賞典−GII)、レジネッタ(桜花賞−GI)、 ピンクカメオ(NHKマイルC-GT)、ノボジャック(JBCスプリント-GT、東京盃-GU)、フレンドシップ(ジャパンDD-GT)、レフトバンク(ホイットニーH-GT、ヴォスバークS-GT、シガーマイルH-GT)、ハウスパーティー(プライアリスS-GT)、メイオオンザサイド(ヒュマナディスタフH-GT)、ジェネルー(5月25日大賞典-GT)、ラトゥール(タヴォナデイルS-GU)、ベラベルッチ(アスタリアS-GU)、エイシンデピュティ(エプソムC-GV)、ブライトトゥモロー(新潟大賞典-GV)、サンアディユ(アイビスSD-GV)、アルーリングボイス(ファンタジーS-GV、小倉2歳S-GV)、ライラプス(クイーンC-GV)、アンブロワーズ(函館2歳S-GV、阪神JF-GT2着)、グラスエイコウオー(NHKマイルC-GT2着)
【母父成績】 スズカコーズウェイ(京王杯スプリングC-G2)、ブレイクランアウト(共同通信杯-G3)、ノーショナル(サンラファエルS-G2)、ソングスター(ウッディスティーヴンスBCS-G2)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父フレンチデピュティの産駒は、高速馬場を得意とし、高いスピード持続力を持っているのが特徴です。BMSとしてもこれからサンデー系種牡馬との相性を考えれば、相当期待は高いと思います。

母母父ダンシングブレーヴは、その父リファールのタフなスピード持続型の血と、母方のトムフール、Bulll Leaといったスタミナ型の血の配合です。

祖母キョウエイマーチは、桜花賞を勝つなど高いスピード持続力を持った名牝で、曾祖母インターシャルマンも、その父ブレイヴェストローマンの持つナスルーラ系の”スピード”と”切れ”を継承しています。

総じてボトムラインは、高いスピード持続力を持っており、父フジキセキから決め手を補強されれば、非常にバランスが良い血統構成となります。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.厩舎診断
【厩舎名】 小島茂之
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 126 位
勝ち数 11 勝、勝率 5.3% 、連対率 11.1%
【2007成績】 リーディング 69 位
勝ち数 19 勝、勝率 7.8% 、連対率 13.9%
【2008成績】 リーディング 35 位
勝ち数 25 勝、勝率 10.2% 、連対率 21.1%
これまでの主な管理馬 サンデーコバン、ブラックエンブレム
【よく使う騎手】 田中勝騎手、松岡騎手、岩田騎手、内田騎手、三浦皇騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業5年目で一気に躍進、昨年はついに35位まで順位を上げてきました。ブラックエンブレムのローズS15着から秋華賞制覇が印象深いですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:469kg
体高:154.5cm
胸囲:175cm
管囲:21cm
−−−−−−−−−−
(DVD診断)
【後肢のブレ】 −
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
−−−−−−−−−−

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "なかなかきつい気性の馬に見えます。
この気性を決め手に変えるサンデー系ですから、良い方に向けて欲しいものです。
首は少し短め、肩はしっかりとした筋肉がついています。
脚もとは膝下が短めで、繋ぎも短めで角度は良いですので、故障は少なそうです。
トモは、まだ張りやボリューム感こそありませんが、容積がありそうて、これから良い筋肉が付いてきそうな感じがあります。
背中が短く、胴回り、肩の角度から、私はカタログのコメントより少し距離短めに見えます。
全体的にまだ成長途上で幼い感じが随所にありますので、これから変わってくると思います。
その幼い馬体の割に、歩様はしっかりしていて欠点が少ないですね。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルもまずまずで、血統構成も非常にバランス良い印象です。
馬体には、これからしっかりと実が入ってきそうな雰囲気がありますし、トレーナーもまずまず成績が上がってきています。
価格は、私としてはちょっと高めの印象がありますが、それだけ一発がありそうな雰囲気を持っているということでしょう。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by 楽天馬 at 10:54 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。