19.ガナッシュ(マイバレンタインの08)

【馬名】 ガナッシュ
【馬名の由来】 チョコレートを生クリームで溶かしたもの。母名より連想。(仏語)
【性別】 牝
【毛色】 青鹿毛
【父】 スペシャルウィーク
【母】 マイバレンタイン (母父 トニービン )
【生年月日】 2008年4月22日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,600 万円(一口価格 4 万円)
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【カタログのコメント】 スラッとした四肢に伸びのある薄手の馬体は、現3歳世代がブレイクした父の特長であり、スケール感を漂わせている一頭です。黒光りする馬体は現時点でも目立つ存在ですが、厳しいトレーニングを経て幅が出てくれば、さらに素晴らしい姿へと成長するでしょう。運動量の多い本馬ですが息の入りがとても良く、心肺機能の高さは折り紙つきです。可動域の大きい馬体のつくりそのままに、トビの大きいダイナミックなフォームを繰り出しており、広いコースでの活躍がイメージされます。目指すところはやはり父の産駒が2勝している樫の舞台でしょう。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1994 生まれ、本馬は 14 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 18 戦 1 勝
【母の馬場・距離適性】 芝・ダート短−中距離
【母のデビュー時期】 2歳10月
【母の引退時期】 1998/3/14 (引退年齢 4 歳)
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【初仔の生年月日】 1999/3/23
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 1 ヶ月
【2006年産までの産駒数】 8 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 4 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ワイルドスナイパー(父バブルガムフェロー、牡)は、2歳10月デビュー、芝短−長距離、43戦6勝(引退)、STV杯(2回)、函館記念−GIII3着、
二番仔オメガマイバブー(父バブルガムフェロー、牝)は、2歳9月デビュー、芝・ダート短距離、13戦0勝、1戦0勝(引退)、
三番仔ショコラティエール(父エアジハード、牝)は、不出走、
四番仔ベルゲン(父フサイチコンコルド、牡)は、2歳7月デビュー、芝・ダート短−中距離、障害、18戦1勝(引退)、
五番仔フサイチモナコ(父フジキセキ、牝)は、3歳1月デビュー、ダート短距離、1戦0勝、22戦5勝(引退)、
六番仔アイノココロ(父フジキセキ、牝)は、不出走、
七番仔テラノファントム(父フジキセキ、牡)は、3歳2月デビュー、芝中距離、9戦3勝(現役)、弥生賞−GII5着、
八番仔ミッキーリヒト(父スペシャルウィーク、牡)は、2歳11月デビュー、芝・ダートマイル−中距離、5戦1勝(現役)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "この繁殖は、引退直前の3ヶ月で3戦していますし、引退してから繁殖入りするまでの期間が短すぎます。しかしながら、比較的若い時期に引退したことや、レースの大半が未勝利戦であったということで、通常よりはひどいダメージを受けなかったようで、繁殖ポテンシャルは比較的高いと思います。
その理由として、初仔ワイルドスナイパーが43戦とタフに走っていて、現役時代の疲労感を引きずって繁殖入りした牝馬の産駒には、見られない兆候だということ、また、比較的その後も産駒のデビュー時期が早く、体質的にも悪くないことなどが挙げられます。
一方、14歳と繁殖適期を既にはずれ、産駒のデビュー時期は徐々に遅れており、今後産駒の成績は徐々に下がってくると予想されます。
その中で、本馬の全兄である06産のミッキーリヒトが、早くにデビューし、さらに勝ち上がっている点は要チェックで、もしかしたらこの繁殖とスペシャルウィークの相性が良い可能性も十分にありますね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ゼダーン 系
【同系の主な活躍馬】 リンカーン、ハーツクライ、アドマイヤグルーヴ、アドマイヤベガ、ドリームパスポート、ヴィクトリー、キャプテントゥーレ、サンプレイス、アドマイヤボスなど
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの5×4
【牝系の特徴】 祖母の兄弟に重賞戦線で活躍したダイナオリンピアがいます。全体的には準オープンクラスはいるものの目立った活躍馬はいません。
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【父スペシャルウィーク】
【競走成績】 日で2〜4歳時に17戦10勝。99年JRA特別賞。ジャパンC-GT(芝2400m)、東京優駿-GT(芝2400m)、天皇賞・秋-GT(芝2000m)、天皇賞・春-GT(芝3200m)、阪神大賞典-GU(芝3000m)、AJCC-GU(芝2200m)、弥生賞-GU(芝2000m)、きさらぎ賞-GV(芝1800m)、菊花賞-GT2着、皐月賞-GT3着。
【種牡馬実績】 00年より供用。シーザリオ(アメリカンオークス-GT、優駿牝馬-GT、フラワーC-GV、桜花賞-GT2着)、ブエナビスタ(桜花賞−GI、オークス−GI、阪神JF−GI)、リーチザクラウン(きさらぎ賞−GIII、東京優駿−GI2着)、インティライミ(京都新聞杯-GU、東京優駿-GT2着、中日新聞杯-GV2着、金鯱賞-GU3着、日経新春杯-GU3着)、オースミダイドウ(デイリー杯2歳S-GU、朝日杯FS-GT3着)、サンバレンティン(七夕賞-GV、福島記念-GV)、トーホーシャイン(マーメイドS-GIII)、スムースバリトン(東京スポーツ杯2歳S-GV、新潟2歳S-GV3着)、グロリアスウィーク(弥生賞-GU2着、シンザン記念-GV2着)、マイネルアラバンサ(青葉賞-GU2着、毎日杯-GV3着)、マイネルーチェ(新潟2歳S-GV2着)、チェストウイング(ステイヤーズS-GU3着)、マルカハンニバル(デイリー杯2歳S-GU3着)、ダンツクインビー(チューリップ賞-GV3着)、フォトジェニー(クイーンC-GV3着)
【2008年種牡馬リーディング】 12 位
(勝馬率 19.6 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 6.2 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 710
(ダート勝率 5.6 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 304
【2007年種牡馬リーディング】 8 位
(勝馬率 34.2 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.1 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 722
(ダート勝率 9.2 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 380
【ワンポイントウィキペディア1】 "母キャンペンガールはスペシャルウィーク出産5日後に死亡し、幼少期は農耕馬に育てられる。サンデーサイレンス産駒としては穏やかな性格で荒々しい所は少なく、競馬でかかる事も稀だった。レースも、調教も、自分に与えられた仕事を黙々とこなす馬で、厩舎で牝馬とすれ違っても見向きもしなかったという。

宝塚記念で後続馬を7馬身も千切り捨てていることからもわかるように、サンデーサイレンス産駒の特徴ともいえる、優れた瞬発力とスピードを持ち合わせていた。しかし、決してこれらが飛びぬけていたわけではなく、騎手に忠実な性格と、したたかな勝負根性をも持ちあわせており、トータルバランスが優れていた。1998年のジャパンカップで騎乗した岡部幸雄も「スペシャルウィークはシンボリルドルフに似ている」と語っている。"
【ワンポイントウィキペディア2】 1999年のGIにおいて3勝2着2回という成績を残したにもかかわらず、この年の年度代表馬、最優秀古馬牡馬の座はこれも同期で同年の凱旋門賞2着となったエルコンドルパサーにさらわれた。記者投票ではスペシャルウィークが首位に立ったが、票数が過半数を満たさなかったために審議委員による選考が行われ、その結果エルコンドルパサーに年度代表馬が決定した。この時は大論争となった。スペシャルウィークにはグラスワンダーとともに1999年度JRA賞特別賞が贈られた。現役時代のJRA賞はこのひとつだけである。翌年テイエムオペラオーに記録を更新されるまで、当時の世界最高賞金獲得馬であった。
【ワンポイントウィキペディア3】 "引退後は種牡馬入りし、北海道の社台スタリオンステーションに繋養されている。2003年に産駒がデビュー、ヤマニンラファエルが産駒初出走でいきなり初勝利を収めるも、初年度産駒は概して出世が遅めで、その点では当初は生産者の期待を裏切ったことになる。しかし2年目の産駒がそれを覆し、スムースバリトン(母ウインドフレスカ)が2004年の東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)に優勝するなど活躍を見せている。

代表産駒はシーザリオ(母キロフプリミエール)で、2005年の優駿牝馬を優勝し、スペシャルウィーク産駒初のGI勝利となった。同年のアメリカンオークスインビテーショナルステークス(米国GI)も優勝し、産駒初の国際重賞勝利のみならず父内国産馬としても日本のクラシック馬としても初の日本以外の国際GI制覇となった。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "日米オークスを制したシーザリオ、そして今年の春の2冠馬ブエナビスタの活躍が強烈な印象を放ちます。
このブエナビスタは、シーザリオやインティライミが活躍した年に種付けした産駒であり、そう考えるとブエナビスタ、リーチザクラウンなどはまさに、スペシャルにとって良い繁殖が集まった狙い目の年の産駒だったと言えます。
しかしながら、これだけサンデー系の種牡馬がそろってくると、ブエナビスタの活躍によって、今年の種付けでスペシャルに良い繁殖が多く集まるかと言えば、そうは限らないと私は思っています。

それは、勝ち馬率の低さを見ていただければわかるとおり、スペシャルウィーク産駒の評価として”走ってみなければわからない”、”当たりはずれが大きい”という厩舎サイドの評価が定着しつつあり、一気にスペシャルウィークとの配合が人気になるような状況にはないと考えるからです。
このことも影響してか、スペシャルウィーク産駒で活躍馬を出している厩舎は結構偏っているというデータがあるようですので、スペシャル産駒で活躍馬を出している厩舎に入厩する産駒の方が信頼性が高いかも???しれませんね。

ただ、種牡馬には比較的平均値の高い産駒を多く出す種牡馬と、時に突然すごい活躍馬を出す種牡馬がいますが、スペシャルはまさしく後者のタイプの種牡馬と思われますので、突然大物を出す素地は十分にあると思います。
また、スペシャルウィーク産駒には、シーザリオに代表されるように、その母の産駒にあまり活躍馬が出ていない良血繁殖、あるいは日本の馬場適性が低い欧州種牡馬血統の繁殖との配合から突然活躍馬を輩出するケースも見かけられます。
トライアンフマーチしかり、それまでの産駒成績が思ったほどではない良血の繁殖に配合された時は、要チェックだと思いますね。

産駒の馬体は、父サンデーに良く似た薄い馬体が多く、胴伸びや首さしが良く、脚元の軽そうなタイプの馬を選ぶのがポイントです。

血統的には、母父マルゼンスキーは、”スタミナ”、”粘り”、そして母系に入って”底力”を強化するニジンスキー系の種牡馬で、マルゼンスキーの母系には優秀なBMSであるバックパサー、プリンスキロなど底力強化型の種牡馬が入っています。マルゼンスキーがブルーメドサイアーとして成功した背景はその辺にあると言って良いと思います。

スペシャルウィークは、父サンデーサイレンスから”スピード”、”決めて”が追加され、偉大な競走馬となりましたが、種牡馬としても、さまざまなバリエーションの産駒が誕生する素地を持っていて、特にスピード血統とは相性が良さそうです。
データで見ると、産駒の適距離は中距離が最も多く、仕上がりも早い方で、クラシック向きの種牡馬の1頭だと言えます。

母系のボトムラインには、日本で7度のリーディングサイアーに輝いた名種牡馬ヒンドスタン(シンザン、ダイコーターの父)、そして日本のサラブレッド史に輝く名牝シラオキがいて、その血はマチカネフクキタル、ウォッカ、シスタートウショウ、ダンツキッチョウなどに受け継がれ今なお残っています。よって、スペシャルウィークの血は、日本競馬界としても是非とも残したい血ということになりますね。"
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【母父トニービン】
【競走成績】 英仏伊日で27戦15勝。凱旋門賞-GT、ジョッキークラブ大賞-GT、ミラノ大賞-GT2回、共和国大統領杯-GT2回、フェデリコテシオ賞-GV
【種牡馬成績】 ジャングルポケット(東京優駿-GT、ジャパンC-GT)、ウイニングチケット(東京優駿-GT)、エアグルーヴ(天皇賞・秋-GT、優駿牝馬-GT)、サクラチトセオー(天皇賞・秋-GT)、オフサイドトラップ(天皇賞・秋-GT)、ベガ(優駿牝馬-GT、桜花賞-GT)、ノースフライト(安田記念-GT、マイルCS-GT)、レディパステル(優駿牝馬-GT)、テレグノシス(NHKマイルC-GT)
【母父成績】 ハーツクライ(ドバイSC-GT、有馬記念-GT、京都新聞杯-GU)、アドマイヤベガ(東京優駿-GT、京都新聞杯-GU)、アドマイヤドン(フェブラリーS-GT、朝日杯FS-GT、帝王賞-GT、JBCクラシック-GT3回)、アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯-GT2回、ローズS-GU)、リンカーン(日経賞-GU、京都大賞典-GU、阪神大賞典-GU)、アドマイヤボス(セントライト記念-GU)、ドリームパスポート(きさらぎ賞-GV)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父トニービンは、ゼダーン系の種牡馬で、産駒は器用さはないものの瞬発力と持続力を兼ね備えていて、ダービーを勝ったジャングルポケットの脚質などは典型と言えるでしょう。その母父Hornbeam は母系に入ると非常に良い競争資質を伝えるというハイペリオン系の種牡馬で、母父トニービンの良さはこのあたりからきているのかもしれません。

母母父ノーザンテーストは、スピード、スタミナ、底力と非常にバランスの良い種牡馬で、BMSとしても優秀な種牡馬です。

母系は、この2頭の遺伝力の強さが光っていますが、ここにスペシャルウィークで、スピード、スタミナ、決め手を含めて非常にバランスが良いです。
牝系に活力が無い点だけマイナスしますが、血統構成的にはほぼ満点です。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 田村康仁
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 27 位
勝ち数 28 勝、勝率 7.5% 、連対率 13.5%
【2007成績】 リーディング 81 位
勝ち数 17 勝、勝率 5.6% 、連対率 12.9%
【2007成績】 リーディング 26 位
勝ち数 27 勝、勝率 9.4% 、連対率 19.9%
これまでの主な管理馬 ルゼル、マイネルブルック、レッドアゲート、ディアジーナ
【よく使う騎手】 吉田豊騎手、内田騎手、中館騎手、後藤騎手、藤田騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ すでに12年目で、多少波はあるものの、大体上位で安定してきているトレーナーです。もうひとつ超活躍馬が出てこないですが、いつ出てもおかしくないですね。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:442kg
体高:155cm
胸囲:173cm
管囲:19.5cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 −
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "冷静で頭が良さそうな顔をした馬です。
首は短め、肩の角度もきついんですが、胴回りがゆったりしていて、距離適性がよくつかめない感じですね。
肩には良い筋肉がついていて、脚もすっきりしています。繋ぎの角度が良くて、脚さきが軽そうです。
胴回りはしっかりとした感じ、胸が厚く、心配能力も高そうです。
まだ全体的に幼い感じで、背中もゆるいですし、トモもいかにも成長途上という感じで、ボリュームが足りません。
脛から飛節にかけてもみずみずしいという感じですね。
これから成長してきたら変わってくることでしょう。
歩様は、あまり欠点がありませんが、やはり成長途上ということで、腰高で後駒が乱れます。
本馬は、これから成長とともにまだまだ大きく変わってきそうですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "どの項目もバランス良く、馬体は成長途上ですが、牝馬らしく、仕上がりが早そうで芝向きの馬体です。
本馬の場合、母が高齢である点、牝系に活力があまり無い点をどう捕らえるかがポイントになりそうです。
厩舎も良くて、価格も安いですね。"
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posted by 楽天馬 at 10:57 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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