15.バリサイト(ビューティフルジェムの08)

【馬名】 バリサイト
【馬名の由来】 持つ人に幸福と富をもたらすと言われる石。母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 青鹿毛
【父】 シンボリクリスエス
【母】 ビューティフルジェム (母父 ミスタープロスペクター )
【生年月日】 2008年5月11日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 2,600 万円(一口価格 6.5 万円)
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【カタログのコメント】 しなやかな首差しにゆったりとした背、そして容積十分なトモへと流れるラインは父のシルエットに似ています。まだトモ高が目立つ成長途上の体つきながら胸の深さも十分にあり、キ甲が抜けてくる秋にはパワーみなぎる体が想像できます。狂いのない脚元は乾燥度抜群で、関節各部のつくりが上体と見事につり合っています。そして、特に強調したいのが本馬の体質の良さです。夜間放牧でしっかりと運動している証である締まりある体、薄く光沢のある皮膚など父譲りの丈夫さには太鼓判を押せます。中長距離を中心に息の長い活躍が見込めます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1991 生まれ、本馬は 17 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米4勝
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【2006年産までの産駒数】 7 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 2 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔キスミーノット(父デピュティミニスター、牝)は、米1戦、
二番仔マックスジョーンズ(父カポウティ、せん)は、米6勝、
99年は流産、
01年は報告なし、
三番仔ジェニーソング(父ラーイ、牝)は、3歳9月デビュー、ダート短距離、地方2戦0勝(引退)、
四番仔シルクヴェルサーチ(父フレンチデピュティ、牝)は、3歳3月デビュー、芝マイル、1戦0勝(引退)
03年不受胎、
五番仔フラッシュバニヤン(父タバスコキャット、牡)は、3歳1月デビュー、芝・ダートマイル前後、4戦0勝、地方26戦11勝、
六番仔フサイチユニコーン(父シンボリクリスエス、牝)は、3歳1月デビュー、芝・ダート中距離、4戦1勝(引退)、
七番仔ティファニージェム(父マンハッタンカフェ、牝)は、未出走(現役)。"

◆楽天馬の評価◆ ★★★☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "産駒の勝ち上がり率が低く、さらにデビュー時期が遅いことから、体質的な問題も懸念されるところです。
さらに高齢になってきており、ここから活躍馬が出る確率は低いと見られ、父シンボリクリスエス産駒も決して早いデビュー傾向にあるわけではないので、条件的には厳しくなってきています。
しかしながら、勝ち上がった少ない産駒の中に本馬の全姉であるフサイチユニコーンがおり、本馬も馬体次第では勝ち上がってからも長く走ってくれる可能性がありますので、そこに期待したいですね。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ミスタープロスペクター 系
【同系の主な活躍馬】 ゼンノロブロイ、サイレンススズカ、フサイチエアデール、ザッツザプレンティ、スズカマンボ、ノーリーズンほか
【本馬の5代クロス】 ナシュアの5×4
【牝系の特徴】 祖母ジーンジョーンズは、米国で5勝し、ファンタジーS-GI勝ちや、BCジュベナイルフィリーズ−GI2着、ケンタッキーオークス−GI2着、サンタアニアオークス−GI2着など輝かしい戦歴を誇ります。曾祖母ビューティフルグラスも重賞勝ち馬です。
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【父シンボリクリスエス】
【競走成績】 日で2〜4歳時に15戦8勝。02年、03年年度代表馬。有馬記念-GT(芝2500m)2回、天皇賞・秋-GT(芝2000m)2回、神戸新聞杯-GU(芝2000m)、青葉賞-GU(芝2400m)、東京優駿-GT2着、ジャパンC-GT3着2回。
【種牡馬実績】 04より供用。07に初年度産駒デビュー。サクセスブロッケン(フェブラリーS-GI、ジャパンダートダービー−地方GI)、モンテクリスエス(ダイヤモンドS−GIII)、ダンツキッスイ(アーリントンC−GIII)、アプレザンレーヴ(青葉賞−GII)、サンカルロ(ニュージーランドTC−GII)
【2008年種牡馬リーディング】 12 位
(勝馬率 35.0 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 10.4 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 615
(ダート勝率 10.3 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 360
【2007年種牡馬リーディング】 71 位
(勝馬率 26.5 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.4 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 160
(ダート勝率 16.7 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 18
【ワンポイントウィキペディア1】 本馬の母ティーケイ(Tee Kay)は米G3の勝ち馬だが、血統的にそれほど特筆すべきところはなく、母系を辿っても活躍馬は殆ど出ていなかったため売りに出されたところを、和田孝弘によって約30万ドルで購入され、アメリカのミル・リッジ・ファームに預けられていた。本馬はその2番仔にあたる。ちなみにノボトゥルーも本馬と同じ牧場で生産されている。和田は、サンデーサイレンスに変わる新たな種馬を見据えた形でこの馬を生産したと語っている。軽快なスピードと、一瞬の切れ味をいかして一気に差し切る末脚が身上で、ハイペースでの中長距離線を得意とした。 そのため、これらの特性がいかせる高速馬場では数々の実績を上げているが、重馬場は苦手で良績を残せていない。
【ワンポイントウィキペディア2】 "種牡馬としての初供用は2004年で、初年度産駒は2007年にデビューした。血統内には日本の馬にはあまり配合されていない種牡馬が比較的多く、またノーザンダンサー、ミスタープロスペクターの血が入っていないため、配合しやすいのが種牡馬としての強みである。サンデーサイレンスの肌馬との交配も、Hail to Reasonの(4×7)×4が発生するもののそれほど濃いインブリードではないため、比較的無理のない範囲で配合可能である。

2005年に誕生した産駒は見栄えの良い馬も多く、セレクトセールの初日にマストビーラヴドの2005[5]が同年の最高価格となる2億1000万円で落札され、大きな話題を呼んだ。

2007年の種牡馬デビュー後、産駒がなかなか勝てなかったが、8月11日に産駒のギンザフローラルが勝利し、シンボリクリスエス産駒初勝利をあげた。最終的には18頭の勝ち上がりで18勝という成績で2007年度のフレッシュリーディングサイアーを獲得したが、配合された牝馬のレベルを考えると、2勝馬が出なかった成績には疑問も投げかけられている[6]。しかし年が明けた2008年には2勝目、3勝目を、さらにはダンツキッスイなど重賞勝利をあげる産駒も出始め、翌2009年のフェブラリーステークスをサクセスブロッケン(母サクセスビューティ)が制したことで、GIサイアーの仲間入りを遂げた。"
【ワンポイントウィキペディア3】 "ペリエ曰く堂々として気高い馬だそうである。レース前に担当ではない者がシンボリクリスエスを連れて行こうとしたところ噛み付いたという。これは連れて行こうとしたものが同馬を馬だということで見下した扱いをしたためだとペリエは言っている。その後担当者が連れて行こうとしたところ今度は素直になったという。
青葉賞優勝後、調教師の藤沢はこの馬にダービー制覇を期待していたが、青葉賞で騎乗した武は藤沢に「この馬秋になったら強くなりますよ」と語ったという。それを聞いた藤沢は「秋かよ」と内心思っていたそうである。そして、実際に迎えたダービーでは、シンボリクリスエスは武豊騎乗のタニノギムレットに差し切られている。
ペリエは9馬身差で圧勝した有馬記念の後、「自分が今まで乗った中で、パントレセレブルに匹敵するくらいのベストホースだと思います」とシンボリクリスエスを絶賛した。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "産駒は、骨格が太くて、早い時期から前後躯のバランスが良くて、サラブレッドとして理想的な好馬体が多いのが特徴です。
また、父に似て無駄な筋肉が少なく、胸囲があって、心肺能力が高く、いかにもスピード持続力が高そうな産駒が多いですね。
馬体だけ見ると相当活躍しそうな産駒が多いのですが、成績を見てわかるとおり、見映えに対しては若干割引が必要です。

非サンデー系ということで、当初から非常に良質な社台系繁殖牝馬に恵まれていたことを考えると、これまでの成績、特に勝ち馬率の優秀さは当然とも言えます。
ただ、本格化する時機が若干遅めという評価が、牧場でも既に定着してきていますので、これからはその点を考えて、産駒を分析することが必要です。

産駒は馬体バランスの良さを活かすためにも、飛節や繋ぎがしっかりとしたバネのある柔らかいタイプを選びたいですね。
ちょっと勝ちみが遅いという点を考慮すると、やはり晩成血統の繁殖との産駒はオススメできませんし、牝馬についてもかなり吟味しないといけませんね。特に仕上がりに時間がかかりそうな立派すぎる馬体の牝馬は要注意です。

父系はヘイルトゥリーズン系としてはスタミナ傾向の強いロベルト系のKris S(クリスエス)で、そのクリスエスの母父にはタフでスタミナがあるプリンスローズ系のプリンスキロがいます。

一方、母系を見てみると、母父はスピード持続力のあるボールドルーラー系の種牡馬Gold Meridian(ゴールドメリディアン) で、あまりパッとしない種牡馬ですが、その血に零細血統のピーターパン系のクリムゾンサタンがいるのはかくし味としては悪くないと思います。

母系の底流には底力とスタミナのあるトムフール系のTri Jet、ロイヤルチャージャー系のFrancis.S(フランシスエス)などが入っている。総じて仕上がりの良さと成長力にあふれ、芝の中−長距離をベースにしたタフなスタミナ(スピード持続)型の血統と言えます。
ただし、スピードと決め手は不足気味ですので、相手繁殖にはその足りない”スピード”と”切れ(決め手)”を軸とする血統構成を求めたいところで、もちろんサンデー系とは相性が良いはずですね。

シンボリクリスエスの血統全体を眺めてみて、もしシンボリクリスエスが種牡馬として成功するのであれば、やはり父系のロベルト−クリスエスの血が優秀ということになりそうですね。
確かに現在の日本の競走馬が、ノーザンダンサー系とヘイルトゥリーズン系の血の和合で発展していっていることを考えれば、この種牡馬にも活躍の芽は当然ありますが、サンデー系や同じロベルト系のブライアンズタイム以上の爆発力がこの種牡馬に果たしてあるのかは、今後産駒の3歳夏以降の成長力がカギを握っている感じで、私の評価ももう少し先になりそうです。"
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【母父ミスタープロスペクター】
【競走成績】 米7勝、カーターH-G2 2着。米チャンピオンサイアー。米BMSチャンピオン。
【種牡馬成績】 "ウッドマン、ガルチ(ブリーダーズカップ・スプリント、メトロポリタンハンデキャップ、ウッドメモリアル招待ステークス)、クラフティプロスペクター(種牡馬) 、フォーティナイナー(トラヴァーズステークス、シャンペンステークス、ハスケル招待ハンデキャップ)、ゴーンウェスト(ドワイヤーステークス) 、アフリート(ジェロームハンデキャップ)、キングマンボ(プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)、セントジェームズパレスステークス、ムーラン・ド・ロンシャン賞) 、フサイチペガサス(ケンタッキーダービー)、マキャベリアン(サラマンドル賞、モルニ賞) 、シーキングザゴールド(スーパーダービー、ドワイヤーステークス)、リズム(ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル、トラヴァーズステークス) 、アルデバラン(サンカルロスハンデキャップ、メトロポリタンハンデキャップ、フォアゴーハンデキャップ)
、ジェイドロバリー(仏グランクリテリウム) 、ミスワキ(サラマンドル賞)"
【母父成績】 サーハリールイス(愛ダービー-G1)、デイジュール(スプリントC-G1)、フリオーソ(ジャパンダートダービー-Jpn1、帝王賞-Jpn1、全日本2歳優駿-Jpn1)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ミスタープロスペクターは、既にノーザンダンサーを抜いて歴代1位のステークスウイナーを輩出している大種牡馬で、ダート短距離を中心にした産駒が多いながらも、芝でも活躍できる産駒を輩出しています。
日本に入ってきた種牡馬では、キングマンボやシーキングザゴールド、ミスワキが日本でも芝の中長距離で適応できる産駒を輩出しています。逆に日本に入ってきた種牡馬の中で、アフリートや、フォーティーナイナー、ジェイドロバリーなどはダート専門という評価が固まってしまって重宝がられませんでしたが、入ってきた時期がサンデーサイレンスとラップしていなければ、もっと芝でも活躍馬が出たかもしれません。

母母父ニジンスキーは、スタミナと粘りのある血統で、その特性を活かして日本では良いスピード持続力を発揮します。
総じて父系からはスタミナ、母系からはスピードという配合です。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 松山康久
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 56 位
勝ち数 21 勝、勝率 6.8% 、連対率 12.9%
【2007成績】 リーディング 5 位
勝ち数 37 勝、勝率 14.9% 、連対率 25.3%
【2008成績】 リーディング 73 位
勝ち数 18 勝、勝率 7.3% 、連対率 12.7%
これまでの主な管理馬 ジェニュイン、ワシントンカラー、カフェオリンポス、カフェボストニアン
【よく使う騎手】 松岡騎手、後藤騎手、内田騎手、勝浦騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ このトレーナーも日本の名トレーナーの一人です。藤澤師からリーディングを奪ったこともあるトレーナーですね。リーディング一桁も何度も経験していて、非常に信頼できるトレーナーです。最近は年によって成績にばらつきが出てきましたが、今年は良さそうです。
◆ワンポイントウィキペディア◆ クラシックは、東京優駿(日本ダービー)をミスターシービーとウィナーズサークルで、皐月賞をミスターシービーとジェニュインで、それぞれ2勝を挙げている。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:444kg
体高:153cm
胸囲:170cm
管囲:19.5cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 △
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "全体的に各部がコンパクトにまとまっている感じです。
なかなか芯が強そうな顔立ちですが、手綱の感じから人間には従順そうです。
小さい頭で、首の感じも全体のバランスからちょうど良い感じです。
肩には良い筋肉をしょっていて、付き具合も良いですね。
足下はしっかりしていて、繋ぎの角度も良く、球節もゴロッとしっかりしている感じです。
胴回りは若干ゆるめに見えて、背中もまだ筋肉がついていませんが、調教前ですので、これからついてくると思います。
トモはコンパクトですが、良い形で、脛から飛節もしっかりしています。
歩様も欠点が少なく、ちょっと前が遊びますが、許容内でしょう。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母は高齢で、既に勝ち上がり率が下がってくる時期に入っていますので、馬体からその見極めが必要です。
現状では、その馬体自体は非常に良さそうですが、クリスエス産駒は馬体を良く見せますので、油断は禁物ですね。
血統は狙いはわかりやすいですが、問題はクリスエスとミスプロの相性ですね。
トレーナーは非常に良くて、馬体サイズも問題なしです。
やはり気になるのは、高齢出産とクリスエス産駒の遅生まれであるということですかね。
価格は牡馬ですので、このくらいはするでしょうね。"
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posted by 楽天馬 at 11:00 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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