11.マヒナ(モアムーンライトの08)

【馬名】 マヒナ
【馬名の由来】 「月」の意。月のように光り輝けることを願って。両親名より連想。(ハワイ語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿毛
【父】 キングカメハメハ
【母】 モアムーンライト (母父 モアザンレディ )
【生年月日】 2008年3月6日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,600 万円(一口価格 4 万円)
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【カタログのコメント】 牝馬ながら筋肉量豊富な馬体が目立ち、特にトモの発達ぶりは目を見張るほどで、かなりのスピード能力の持ち主であることをうかがわせます。放牧地ではその馬体を存分に使った力強いキャンターを披露しており、その迫力からはこの馬が牝馬であることを忘れてしまうほどです。容積のある腹袋は線の細さとは無縁で、物事に動じない精神力であることから、レースへ向けての仕上げに苦労することはまずないと言っていいでしょう。血統的に2歳戦からの能力発揮が期待でき、芝・ダートを問わずにスピード豊かなレースぶりを見せてくれるでしょう。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2002 生まれ、本馬は 6 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米6勝
【主な勝ち鞍】 ヴァリーストリームS−GIII3着
【母の馬場・距離適性】 ダート短距離
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【2006年産までの産駒数】 本馬が二番仔
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 本馬が二番仔
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 本馬が二番仔

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "米国では、まるで日本の地方競馬のように短期間に非常に多くのレースを使うトレーナーがいますので、6勝したこの馬が一体どのくらいレースを走ったのかはわかりませんが、重賞にも入着していますから、結構走った馬なのではないでしょうか。
ただし、米国産馬はもともと非常にタフですし、この馬はダート短距離が主戦場だったようですから、芝の中−長距離なんかを使った馬よりは、はるかにダメージは少ないと思いますし、年齢的にまだ若いので、その辺も考えれば、繁殖としてのポテンシャルはまずまず良いのではないかと推察します。"
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2.血統診断
【血統構成】 ミスタープロスペクター 系× ヘイルトゥリーズン 系
【同系の主な活躍馬】 アドマイヤムーン、ラインクラフト、キーンランドスワン、トウカイトリック、エイシンドーバー、サカラート、ソングオブウインドなど
【本馬の5代クロス】 ミスタープロスペクターの3×5、ノーザンダンサーの5×5×5
【牝系の特徴】 遡れば重賞で活躍した馬がいますが、近い世代にはこれといって特筆すべき馬が見あたりません。
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【父キングカメハメハ】
【競走成績】 日で2〜3歳時に8戦7勝。04年最優秀3歳牡馬。東京優駿-GT(芝2400m)、NHKマイルC-GT(芝1600m)、神戸新聞杯-GU(芝2000m)、毎日杯-GV(芝2000m)、すみれS(芝2200m)、京成杯-GV3着。
【種牡馬実績】 05年より供用。07年の1歳世代が初年度産駒。フィフスペトル(函館2歳S-GIII)、ゴールデンチケット(兵庫チャンピオンシップ−地方GII)
【2008年種牡馬リーディング】 44 位
(勝馬率 26.7 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 10.4 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 182
(ダート勝率 12.0 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 50
【2007年種牡馬リーディング】 − 位
(勝馬率 − %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 − %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 "NHKマイルカップ、東京優駿の連覇は、調教師の松田国英がこだわり続け、厩舎の先輩であるクロフネ、タニノギムレットでも成し遂げられなかった「変則二冠」という偉業であるが、NHKマイルカップから東京優駿というローテーションは、馬に過酷ということで各方面で物議を醸している。しかし、従来の皐月賞から東京優駿というローテーションに加え、新しいローテーションを切り開いた点は高く評価されている。2008年には昆貢厩舎のディープスカイがキングカメハメハと同じローテーションでNHKマイルカップ、東京優駿を制した。
秋初戦の神戸新聞杯でケイアイガード、ハーツクライらを退け優勝するも、出走を表明していた天皇賞(秋)の2週間前に右前浅屈腱炎を発症、10月23日に引退が発表された。この年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出されている。引退後、オーナーの金子は本馬をドバイワールドカップに出走させるプランがあったことを明かしている"
【ワンポイントウィキペディア2】 ハイペースの東京優駿を押し切った本馬を、管理した松田国英は「ハロン11秒台のラップをいくつも続けられ、そのどこかに10秒台のラップを織り交ぜることができる馬です。」と語っている。また、主戦騎手の安藤も「あのダービーはベストの騎乗とはいえないはずでしょう。普通に強いのであれば、後ろから来たハーツクライに飲み込まれていたところですからね。どう乗っても、誰が乗っても勝てるほどの馬だったんですよ。」という評価を与えている。
【ワンポイントウィキペディア3】 "競走馬引退後は総額21億円の種牡馬シンジケートが組まれ(国内調教馬としては当時の史上最高額)、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションに種牡馬として繋養され、2005年より供用が開始されている。
2006年7月11日ノーザンホースパークにおいて行われたセレクトセールにて、初年度産駒の当歳牝馬(母:トゥザヴィクトリー)が6億円という当歳世界最高額で落札され話題となった。
年間種付頭数256頭という日本記録を持っている。
競走馬としての抜群の実績はもちろん、非サンデーサイレンス系ということもあり、サンデーサイレンス系牝馬と交配可能であることから、需要は非常に多い。
2008年より初年度産駒が競走馬デビューし、5月29日に旭川競馬場で行われたルーキーチャレンジをマサノシャルナが制し、産駒が初勝利を挙げている。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "昨年は、同年のネオユニヴァース産駒を凌ぐ勢いで、2歳戦線を賑わし、2歳フレッシュマンサイアーに輝きました。
その仕上がりの早さは、特筆すべきと言えます。
しかしながら、産駒には距離的な限界が表れることがほとんどで、特に2000メートル以上になると勝率は極端に落ちる傾向が見られました。産駒が3歳になった現在、2200メートル以上を勝つ産駒も出はじめてきてはいますが、主戦場がマイル前後という評価をくつがえすほどのインパクトは無く、マイラー種牡馬という評価が定着する前に、中距離〜選手権距離での活躍馬を出すことが、本馬の種牡馬生命を長く維持するための至上命題になってきましたね。

父は、ミスタープロスペクター系で日本での実績十分のキングマンボ、母父も日本で実績のあるラストタイクーン(産駒にオースミブライト、ケイウーマン、オースミタイクーン、サダムブルーアイズ、アローキャリーなど)です。
競走馬としての実績以上に非サンデーサイレンス系ということで、サンデーサイレンス系牝馬と交配可能であるため需要は非常に高いなっており、種付頭数にそれは顕著に表れてきています。

産駒は、1歳時には総じて馬体バランスが悪いのが多く、特に前後のバランスはお世辞にも良いとは言えませんが、成長と共にこれが良くなっていって、デビュー時期にはほとんど気にならなくなります。
ですから、キンカメの産駒の募集時の馬体バランスに関しては、骨量さえしっかりあれば、あまり前後の骨格のバランスは気にする必要はないのかもしれません。
一方で、バネで走るタイプの産駒が多そうですので、推進力を生み出すトモのボリュームや立体感、そして衝撃を受け止める飛節や繋ぎなどは、特に重点的にチェックしなければならないと言えます。

昨年の産駒の成績や、キンカメ自身の馬体をチェックすると、フィフスペトルは実に父の特徴を良く表現した産駒であることに気が付きます。フィフスペトルの募集時の写真を参考に走りそうな産駒を選ぶのは一つの方法ではないかと思います。
すなわち、全体が箱形で、胴が短めのスプリンター体型、トモに幅があって、特にトモの寛骨周りの筋肉量は豊富、四肢が太く、繋ぎも短めで脚元に安定感を感じるタイプです。
首は短めですが上下動は機敏な感じですね。
こうやって特徴を並べると、やっぱりマイラー体型っぽい感じが走るようですね。

キングカメハメハの血統構成は、父がミスプロ系のキングマンボで、スピード値は高め、母父ラストタイクーンの産駒は、高速馬場を得意とし、長く良い脚を使うタイプが多く、母母父の異系の血トウルビオン系Blakeneyに、スタミナと粘りのあるニジンスキー系グリーンダンサーという累代です。この辺の血のバランスがNHKマイルとダービーの変速2冠を成し遂げたバックボーンになっていると感じます。
すなわちスタミナ(スピード持続力)の血をベースに、優れたスピードの血が1本(ミスプロ系)入り、さらに異系、零細の血によって血統全体が活性化されている感じですね。

キングカメハメハの産駒には、ネイティヴダンサーのラインブリードが生じやすいようですが、血統の文献を読んでみると、ネイティヴダンサーについては、その遺伝的負荷が生じないと言われています。むしろ歓迎すべきクロスのようですね。"
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【母父モアザンレディ】
【競走成績】 米7勝、キングズ・ビショップS-G1、ハッチスンS-G2、サンフォードS-G2、トレモントS-G2。
【種牡馬成績】 キングズビショップS−GI、サンフォードS−GII、トレモントS−GIII
【母父成績】 セブリング(STCゴールデン・スリッパーS-G1、AJCサイアーズ・プロデュースS-G1)、キャリーオンキューティ(AJCシャンペンS-G1)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父モアザンレディは、現役時代16戦7勝のスプリンター(ダート)にして、豪2歳リーディングサイアーで、父は”南半球のサンデーサイレンス”サザンヘイロー、母父はミスプロ系のウッドマンという血統です。
本馬は、父がキングカメハメハなので、必然的にミスプロのクロスが入っていますが、そんなにきつくないので、体質面への悪影響はあまり気にしなくて良いと思います。

母母父ブロードブラッシュは、比較的マイナーな血統ながら米国のローカル血脈を受け継ぐ大種牡馬です。タフさが一番の売りで、大物もいないですが、クズも少ないという堅実な種牡馬です。
現役時代は、北米で27戦14勝、タフな中距離馬で、その父AckAckは、27戦19勝2着6回と短距離−中長距離まで走り、ほぼ完璧な競走成績。さらにさかのぼるとベルモントSを勝った15戦無敗のコリン、19戦18勝2着1回の名短距離馬ドミノ、そして28戦14勝のヒムヤーなど名馬がずらりと並んでいる。これらの強烈な個性の種牡馬の存在が傍系でありながら、今なお血が残っている由縁ですね。

母母母父ラジャババは、現役時代41戦7勝とタフに走った後、種牡馬入りして北米リーディングサイアーに輝きました。スピード持続力の高いボールドルーラー系種牡馬で、母系にブランドフォード系やトゥルビオン系などのスタミナ血統をたっぷりと抱えていますが、自身はスプリント戦で活躍しました。アグネスタキオンの母父はロイヤルスキーですが、その父がラジャババですね。距離は短〜マイルくらいが主戦場という感じですね。

総じて父キンカメの血統と合わせて考えると、距離は短めになりそうですが、スピード値はそこそこありそうです。

【ワンポイントウィキペディア】
◆ブロードブラッシュ
当時の流行からは大きくかけ離れた血統であり、種牡馬入り当初は競走成績に比して人気は低かった。しかし産駒が走り始めると、初年度産駒28頭が重賞優勝馬を含めて全て勝ち上がるという滑り出しを見せる。2年目の産駒からはショスバーグ(Schossberg)がGI競走2勝を挙げ、さらに3世代目の産駒 コンサーン(Concern)がアメリカ最高峰の競走・ブリーダーズカップ・クラシックを制した。

これらの活躍により、ブロードブラッシュは1994年、同期のストームキャット等を抑え北米リーディングサイアーを獲得。当初1万5000ドルに設定されていた種付け料は、10万ドルにまで跳ね上がった。以降、80パーセントを越える産駒勝ち上がり率を保ち、その種牡馬生活を通して北米屈指の名種牡馬としての地位を不動のものとした。日本にも少ないながら産駒が輸入され、そのうちからノボトゥルー、ブロードアピールといった馬が活躍を見せた"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 勢司和浩
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 56 位
勝ち数 21 勝、勝率 10.5% 、連対率 25.5%
【2007成績】 リーディング 81 位
勝ち数 17 勝、勝率 9.2% 、連対率 21.6%
【2008成績】 リーディング 78 位
勝ち数 17 勝、勝率 8.6% 、連対率 18.3%
これまでの主な管理馬 スマイルトゥモロー、ヴィーヴァヴォドガ、ミンティエアー、ヒカルベガ
【よく使う騎手】 後藤騎手、蛯名騎手、吉田隼騎手、田中勝騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業3年目から5年連続20勝以上を続けていましたがここ2年ほど20勝を割っています。今年は調子が良く、久々に上位に顔を出しそうです。ちょっとじれったいところもありますが、我慢強く数を使っていく調教師で、私が好きな調教師の一人です。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 1986年に稗田敏男厩舎の調教助手となり、1990年に国枝栄厩舎に移った。1999年に調教師免許を取得し、2000年に厩舎を開業。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:442kg
体高:154cm
胸囲:176cm
管囲:20cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 △
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "目が一見すると臆病にも見えますが、カタログのコメントに物怖じしない性格とあるので、問題ないでしょう。
顔は小さめで、肩にはなかなかしっかりした筋肉をしょっています。
足先は軽そうで、繋ぎ短めで角度良く、この部分の故障は少なそうです。
球節はもう少しごりっとしていても良いですか。
胴回りは、青草をいっぱい食べている感じで、でっぷりとしていますが、腹袋がしっかりしていますし、食欲旺盛ということですね。
背中は短めで、肩の角度や胴ののびから距離は短−マイルくらいの感じですが、性格が良さそうで、もう少し長めも保つかもしれません。
トモはしっかりした筋肉を蓄えていて、ころっとした形で、それほど見栄えはしませんが、これからボリュームが出てきて良くなってくるでしょう。脛も太く、飛節までしっかりとしています。
歩様は欠点が非常に少ないです。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "馬体は故障が少なそうで、繁殖ポテンシャルから見ても丈夫に走ってくれる確率が高そうです。
血統から、距離は結構短い感じで、馬体と合わせるとダートに向かいそうな感じもあります。
値段が安いので、勝ち上がって丈夫に走ってくれれば回収率は高くなりそうです。"
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posted by 楽天馬 at 11:13 | Comment(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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