【馬名の由来】 「最速の星」の意。その名のとおり、他を圧倒するスピードでスターホースになってほしいとの期待を込めて。母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 青毛
【父】 アグネスタキオン
【母】 マイベストスター (母父 デインヒル )
【生年月日】 2008年2月1日 生まれ
【生産牧場】 白老F
【募集価格】 3,600 万円(一口価格 9 万円)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【カタログのコメント】 良質の筋肉が豊富に配置されながら引き締まった印象を与える垢抜けた漆黒の馬体には、今にも走り出しそうに思えるほど躍動感がみなぎっています。脚元の乾燥度に優れ、体全体の柔軟性があり、瞬発力抜群の力強い動きなど、アスリートとして非の打ちどころがありません。容積の大きい前躯や短めの背からは母の父の影響が強く感じられ、スプリント戦に重きを置く国でチャンピオンが出た母系の血統背景を考慮すると、スピードを活かす距離こそが本領を発揮するステージとなりそうです。影をも踏ませぬ圧勝劇でビッグタイトルを手にしてほしい一頭です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[募集馬診断レポート]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2000 生まれ、本馬は 8 歳の時の産駒
【母の戦歴】 不出走
−−−−−−−−−−
【2006年産までの産駒数】 2 頭
【2006年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ロリポップス(父アラジ、牝)は不出走、
二番仔エストレジャス(父デヒア、牡)は、オセアニアで2戦、
06年は死亡、
07年は種付けせず。"
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルが高いはずの繁殖ですが、お産があまり得意でないこともあって、思うような結果が出ていません。
こういう繁殖は、種牡馬との相性で、突然活躍馬を出す場合もありますが、体質的な問題をもった繁殖である可能性もあります。
特に前者の可能性については、まだ2番仔である点、空胎直後である点、遺伝力の強いサンデー系種牡馬とはこれまで未配合であった点などを踏まえると、種牡馬との相性次第で、大物を出す可能性は十分にある繁殖であると言えます。
一方、この繁殖は産駒の死亡や空胎があるなど、体質的な問題についても産駒の馬体などからよく吟味しておく必要がありそうです。
特に、タキオンの産駒には、馬体が弱い産駒も多く出ていますので、その点だけは要チェックです。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 ディープインバクト、スペシャルウィーク、ナリタブライアン、ダイワメジャー、グラスワンダー、ライスシャワー、タイキシャトル、ディープスカイ、デュランダルなど多数。
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの4×5、ナタルマの5×5
【牝系の特徴】 祖母マイファーストスターの産駒に豪チャンピオンスプリンターのイスカ(父Rory’s Jester、牝)がいます、もともとは英血脈ですが、豪でも1代で実績を残しているのは立派ですね。
−−−−−−−−−−
【父アグネスタキオン】
【競走成績】 日で2〜3歳時に4戦4勝。皐月賞-GT(芝2000m)、弥生賞-GU(芝2000m)、ラジオたんぱ杯3歳S-GV(芝2000m)。
【種牡馬実績】 02年より供用。05年ファーストシーズンリーディングサイアー。06年2歳リーディングサイアー。08年全国リーディングサイアー。ディープスカイ(東京優駿−GI、NHKマイルカップ−GI、神戸新聞杯-GII、毎日杯−GIII) 、ダイワスカーレット(有馬記念−GI、桜花賞−GI、秋華賞−GI、エリザベス女王杯、ローズS−GI、産経大阪杯−GII、天皇賞秋−GI2着)、キャプテントゥーレ(皐月賞、デイリー杯2歳ステークス) 、ロジック(NHKマイル−CI)、アドマイヤオーラ(弥生賞-GU、シンザン記念-GV、東京優駿-GT3着)、ショウナンタレント(フラワーC-GV)、ショウナンタキオン(新潟2歳S-GV)、ミンティエアー(フローラS-GU2着)、サンタフェソレイユ(フェアリーS-GV2着)、ルミナスハーバー(阪神JF-GT3着)、ニュービギニング(ホープフルS、毎日杯-GV3着)、トーホウアモーレ(小倉2歳S-GV3着)、エミーズスマイル(アネモネS)、リトルアマポーラ(エリザベス女王杯−GI、クイーンC−GIII) 、レインボーペガサス(きさらぎ賞−GIII) 、アドマイヤコマンド(青葉賞−GII) 、ダイワワイルドボア(セントライト記念−GII)、ジェルミナル(フェアリーS−GIII)、マイネカンナ(福島牝馬S−GIII)
【2008年種牡馬リーディング】 1 位
(勝馬率 33.0 %)※参考 アグネスタキオン 33.0%)
(芝勝率 10.4 %)※参考 アグネスタキオン 10.4%) 821
(ダート勝率 10.9 %)※参考 アグネスタキオン 10.9%) 404
【2007年種牡馬リーディング】 2 位
(勝馬率 41.5 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 12.5 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 727
(ダート勝率 8.8 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 364
【ワンポイントウィキペディア1】 いわゆる「ハズレ」が少なく、勝ち上がり率や掲示板確保率が高い。距離については中距離を得意とする産駒が多いが、比較的融通が利く部類に入り、マイル戦やクラシックディスタンスにも適応する柔軟性を持つ産駒も出ている。芝・ダートを問わない活躍が見込める反面、開催終盤の荒れた芝や重馬場など力がいる馬場はあまり得意ではない。ダート路線へ転向後に活躍する馬もいるが、現在のところダートよりは芝の方で良い成績を残している。2歳の早い時期から活躍できる仕上がりの早さも備えており、当馬が2歳リーディングで例年上位に名を連ねている要因の一つとなっている。
【ワンポイントウィキペディア2】 "引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となった。初年度産駒のデビューした2005年に、中央競馬の夏のローカル開催で複数の産駒が次々と勝利を飾り、最終週には東の新潟2歳ステークスでショウナンタキオンが優勝、西の小倉2歳ステークスでもトーホウアモーレが3着という活躍を見せた。中央開催に移ってからも産駒は優秀な走りを見せ、初年度産駒は中央競馬の2歳戦で合計27勝をあげた。このような活躍を背景に、2006年の種付け料は前年の500万円から1200万円になった。
2006年には二世代の産駒で中央競馬において91勝を挙げ、初年度産駒のロジックがNHKマイルカップを制し、これが産駒のGI初勝利となった。
ファーストクロップから順調に活躍馬を輩出しており、サンデーサイレンス亡き後のエース格として扱われていたが、2008年にJRA総合リーディングサイアーを獲得。内国産種牡馬としては1957年のクモハタ以来51年ぶりとなる快挙を達成した。"
【ワンポイントウィキペディア3】 父同様体質や脚部の弱さに悩まされる産駒も多く、使い減りする傾向が見られる。条件クラスの馬だけでなく、重賞級の産駒も例外ではない。ロジック、アグネスアーク、ダイワスカーレット、アドマイヤオーラ、キャプテントゥーレなどは故障し、長期間戦線を離脱してしまった。
【ワンポイントウィキペディア4】 "2005年は史上最多タイとなる25頭もの勝ち上がりを記録したにも関わらず、2勝馬は僅か2頭に留まり、途中まで首位に立っていた2歳種牡馬ランキングも最後には父サンデーサイレンスに抜かれてしまった。更に翌年には、ロジック、ショウナンタキオンという重賞を制覇した代表産駒までもが不振に陥いった。このことから、現役だった2歳暮れ〜3歳春に無類の強さを誇ったアグネスタキオン自身の成績や、アグネスタキオンの母の父が早熟で知られるロイヤルスキーである事が注目され、「タキオン産駒早熟説」が語られるようになった。
この「早熟説」に対しては、「体質が弱いため、仕上がりが早いからと言って早い時期に強い調教を施したり、強気に使ったりすると消耗してしまう」とする反論もある。実際には印象論と反して、いわゆる「早枯れタイプ」ではなく3歳秋以降に下級条件で勝ち星を重ねる産駒も多い。また、デビューの遅れたアグネスアークが古馬になって天皇賞(秋)で2着し、ダイワスカーレットが3歳秋にG1級競走を連勝し、4歳末の有馬記念を1番人気で快勝している。さらに変則二冠を達成したディープスカイは、勝ちあがるまで6戦を要したほどで、2歳時には全く能力を出し切っていなかった。種牡馬としての供用年数が長くはないため、産駒の傾向を判断できるかどうかは場合にもよるが、このような成長力のある有力産駒も現れており、早熟説に対する認識は和らいでいる。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "ついにサンデーサイレンスからリーディングサイアーの地位を受け継ぎましたね。
その矢先の急逝は本当に残念ですが、残された産駒から是非ともディープスカイの続く大物が出てきて欲しいですねー。
さて、産駒の主戦場は芝の中距離〜クラシックディスタンスで、種牡馬としては本格派に分類されると言えます。
産駒の馬体は、牡馬であっても骨太の感じではなく、つなぎも肢の長さの割には短めで細いのが特徴です。
全体的にスリムで軽快なタイプが多いため、馬体が減りやすく、立て直すのに時間がかかることもあって、初年度産駒は2勝目に時間がかかる産駒が多かったのですが、その後、厩舎側も大体その特徴が飲み込めたようで、長く走れるタイプや、遅くデビューして活躍してくるタイプも出てきています。
早熟という風評もダイワスカーレットやディープスカイらの活躍で、どうやら終息に向かっている感じですが、一方で今度は故障が多いというのがひとつの傾向として疑われています。特に激走型の産駒には、頻繁に発生していますね。
個人的には、産駒は小柄なタイプよりある程度馬格がある方が良いと思います。
また、全体的に筋肉質なのが特徴のひとつですが、特に1歳時からトモにしっかりと筋肉がついたタイプの方が、早い時期から活躍しているようです。
血統的には、母アグネスフローラは、スタミナ血統の祖母アグネスレディー(父リマンド)に対して、その父がロイヤルスキーです。
ロイヤルスキーは、ブランドフォード系やテディ系などのスタミナ豊富な母系を抱えるラジャババの直仔ということや、さらに自身の母系にトウルビヨン系やウォーレリック系の異系の血を多く含んでいることから、スピード持続力に優れたいるだけではなく、非常に血の活性化に貢献する種牡馬であると思われます。
そして、タキオンの遺伝力の高さを支えているのは、個人的にはこの馬だと思っています。
以上から、アグネスタキオンは、母系のスピード持続系の血に対して、父サンデーサイレンスから”スピード”、”決め手”、”闘争心”が追加され、ゴール前の爆発力を産みだしていると思われます。
相手繁殖には、基本的にはスピードとスタミナのバランスはもちろんですが、それより体質的な弱点を補強するために、異系血統や零細血統を含んだ逞しい血を持った母系が望ましいと私は思います。
丈夫でさえあれば、”黙っていても走る”のがタキオンの産駒、そんな気がしますね。"
−−−−−−−−−−
【母父デインヒル】
【競走成績】 英4勝、スプリントC-G1。英・仏・豪チャンピオンサイヤー、豪BMSチャンピオン。
【母父成績】 シーレ(愛1000ギニー-G1)、テオフィロ(デューハーストS-G1)、ナニナ(コロネーションS-G1)、ベニシオ(VRCヴィクトリアダービー-G1)、エイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル-G1)
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "本馬の母父のデインヒルは、その父が高速馬場を得意とし、マイルでは抜群の破壊力を誇るノーザンダンサー系ダンジグ、その母父にはスタミナ豊富で遺伝力の強いリボー系のHis Majesty、そしてその母母父には母系に入って血を活性化させるというバックパサーの累代で、優秀な種牡馬となる素養にあふれている馬です。
本馬の母母父は粘りを生かしたスピード持続力に優れたノーザンダンサー系カーリアン、このカーリアンも母父にはタフなスタミナ血統であるプリンスキロ系ラウンドテーブルがいますね。
さらに本馬の母母母父ピットカーンは、名種牡馬エラマナムーの父ですね。
全体的にはスピードが勝った母系と言って良いと思います。
そのままスピードを生かすもよし、スタミナ血統との配合で距離延長もよしといった感じですが、本馬の父がアグネスタキオンということで、マイル前後でスピードを生かしたレースが合ってそうですね。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.厩舎診断
【厩舎名】 堀宣行
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 27 位
勝ち数 28 勝、勝率 13.6% 、連対率 19.9%
【2007成績】 リーディング 31 位
勝ち数 26 勝、勝率 11.6% 、連対率 20.9%
【2008成績】 リーディング 59 位
勝ち数 20 勝、勝率 9.0% 、連対率 17.6%
これまでの主な管理馬 ロックドゥカンブ、キンシャサノキセキ、ジョリーダンス、ビーナスライン
【よく使う騎手】 石橋脩騎手、三浦皇騎手、内田騎手、二本柳騎手、岩田騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業7年目ですが、3年目から4年連続20勝以上していて、伸び盛りの厩舎の一つです。ノーザンファームでもよく名前を聞くトレーナーの一人で、外国にも修行にいっていて外国産馬(いわゆる○外)ならお任せという評価を聞きます。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 大学卒業後はサラリーマン生活を送っていた。1991年5月、JRA競馬学校厩務員課程に入学し、8月より美浦・諏訪富三厩舎所属の厩務員となる。11月より美浦・二ノ宮敬宇厩舎所属の調教助手となる。2002年2月、調教師免許を取得する。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:442kg
体高:154cm
胸囲:175.5cm
管囲:20cm
−−−−−−−−−−
(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
【歩くリズム】 ○
【前肢のブレ】 ○
優秀:○、普通−、やや不安△
−−−−−−−−−−
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父デインヒルの直仔には、大きく成長して失敗したケースを何度か見ていますが、本馬は父アグネスタキオンが良い方に作用したのか、中サイズでちょうど良いですね。顔は小さく、理性的な感じで、まず余計なことをしないタイプに見えます。
ハットトリックに目の感じが似ていますかね。
首差しが良くて、細くしなやかです。肩の筋肉もほどよく、繋ぎの角度良く、いかにも足先が軽そうです。胴回りは、背中が短めで、余計な脂肪が少ない体型です。
トモは唯一アグネスタキオン産駒らしくなく、,ちょっとボリュームは足りない感じですが、形自体はまずまず良くて切れ味もよさそうです。これから寛骨に沿って良い筋肉がついてきそうな素養は感じられます。
飛節から脛にかけてがちょっと弱々しく見える点、背中の筋肉が薄く、腰に負担がかかりそうに見える点はちょっと不安な部分ではありますが、トータルのバランスはまずまずでしょう。
カタログでは距離短めのようなコメントがありますが、確かに肩の角度からは距離は短そうにも思いますが、全体的な緩さは、むしろマイル−中距離くらいまでいけそうな感じに思います。
歩様は、雰囲気が良く、柔らかくて文句なしです。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "血統は、馬体を見ないで黙って買いというくらいのものがありますが、繁殖ポテンシャルや馬体に若干の不安があり、特に馬体は、タキオン産駒にしてはコンパクトにまとまっていて、全体的にもっと張りというか、迫力があっても良いのかなと思いましたので、ちょっと点数を辛くつけました。
しかしながら、トータルバランスは決して悪くなく、デインヒルの血がこれから成長するにつれて、馬体をごっつく見せてくる可能性もあるので、現状ではこのくらいの緩さがあった方が、逆に良いのかもしれません。
トレーナーは、まずまず良くて、値段的にもちょうど良いくらいだと私は思います。"
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

